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yourCatの日記: Slashback: アップルがMPG4(MDD)静音化キット配布 3

日記 by yourCat

爆音Mac静音化キット配布について、HotWiredに背景のレポートが載った。爆音に耐えかねたユーザー・サイドからの圧力があったことを匂わせる内容だ。部門名は当たっていた訳だ :)。
さて、中で紹介されている圧力webサイト・G4noise.comが面白い。わざわざドメインを取り、10ヶ国語に対応したフォーラムを設け、オリジナル風刺ムービーを7本も集めるという力の入りようだ。その労力で改造すればよさそうなものだが、それはAppleの仕事だということか。この辺りにMacユーザー気質が現れている。

Macブランドの「シンプル、優しい、デザインが良い」というイメージは、必ずしもAppleがもたらしているのではない。むしろ、常にユーザーのチェックが入り、いろいろな形でベンダーにプレッシャーをかけてきた結果なのだ。極端に言えば、ユーザーが最初のMacを見て妄想した未来に、ベンダーを向かわせようとしている。
例えば、UIデザインの基本リファレンス・Apple Human Interface Guideline (HIG) には、UIはかくあるべしと説かれている。ベンダーはガイドに沿う事を求められるが、義務ではない。ガイドラインが厳しければ似たような物しか出来ないと、独自路線を敷こうとすることもままあった。ところが従わないとユーザーから猛反発を食らう。そこかしこで「あのベンダーは分かってないね」と囁かれ、売上に深刻な影響が出る。
ユーザーの妄想する未来とは、非Macユーザーには奇異に思うだろう。それがユーザーの総意として存在する事に、Macの宗教色を見るのも間違いではない。しかし宗教だから妄想が同じになるのではない。オリジナルMacintoshとシェルのFinder、バンドルされたMacWrite/MacPaintという具体的な提示には、明確な文脈 (context) が存在し、そのため延長線上に何が来るのかをユーザーが容易に妄想できたのだ。文脈は操作をする内に身に付き、文法となる。これをUuser Experience (UE) と呼ぶ。
Appleは、UEから導かれる結果を後にHIGとしてまとめた。前述した理由でHIGは事実上の強制力を持つが、これはHIGの元になったUEが強制力を持っているためだ。HIGがカバーできない新しい要素については、その実装が文脈を維持していれば、ユーザーは歓迎する。逆に文脈に乱れが生じたら反発する。こうしてMacブランドは維持されてきた。G4noise.comの為に払われた労力は、こうした努力のひとつなのだ。

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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」

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