システムプロダクトがFramesという動画ツールの試用版を公開している。

ちょっと使ってみたのだが、何も悩まずに簡単な動画ができてしまったのは驚きだ。そして描画ツールの類の使いやすさは、同社のopenCanvasというお絵かきツールのエンジンを使っているためバッチリだ。製品版ではAVIとFlashで書き出すことができるとのことなので、もしかして新たなFlash作成ツールとなる可能性もあるかもしれない。

だいぶ昔にopenCanvasを紹介したときは/.Jではたいして話題にならなかったものの、現在では独特のユーザ層を形成する結果となっている。さて、今回はどうなるのだろう？ 果たして、RETAS!の市場に食い込むことができるのか･･････って、そこまで野心的ではないか。

以前から、お絵かき業界では、フリーソフトウェアにもかかわらず、Painterに負けないほどの「繊細な線」が表現でき、なおかつ軽いと好評だったopenCanvasのサイトが一新された。

opeCanvasにはもうひとつの重要な特徴がある。それは作品の製作過程が記録されるというイベント記録機能である。今回のサイトリニューアルでは回線が以前とは比べられないほどのスピードに増強され、より、作品の閲覧が快適になっている。

また、同時にフリーであった従来のv1.1に並びシェアウェアのv2.0も公開された。デファクトスタンダードであるPhotoshopには正直かなわないだろうが、それに近いテクニックも使えそうである。

個人的な感触だが、フリーのv1.1でも十分に衝撃的なパフォーマンスを見せてくれていると思う。そして、今回の回線増強が、お絵かき心により火をつけてくれそうである。「絵心ないんだよなぁ」というあなたも、ぜひ一度気に入った作品の製作過程をボーっと眺めてみることをお勧めする。