yunntaの日記: PSP(2) 5
日記 by
yunnta
といっても引き続きパーソナルソフトウェアプロセスの話だけど。
PSP って、コンサルとか会社の偉い人とかPSPを推進している団体とか
主に管理することを生業にする人たちとか、旗振りを行う人たち
(つまりやらせる側)が喧伝しているのは良く見るんだよね。
でも、実際にPSPをやって開発している人(つまりやらされる側)が
PSPについて述べたブログとかってあんまりないんだよね・・・
PSPをやって開発を行う事自体が守秘すべきことだったりするのだろうか。
PSPについて述べる時間すら無い状況なのだろうか。
PSPで開発をやることに何にも抵抗も問題も無く、とても満足していて
取り分けブログとかで言及する必要性を感じていないんだろうか。
それとも、そもそもPSPで開発している人自体が少ないんだろうか。
分からんのう・・・
ん~・・・ (スコア:0)
私もこういうのは興味はありますが、開発者等がそんなに工程見積もりに寄与できるなら、そもそも炎上プロジェクトそのものがないような気がするんですよね。
#まぁ顧客とのネゴが問題だったり、仕様が確定しない場合に炎上する(仕様確定に時間かけすぎて開発工程そのものが短くなったり、仕様改訂が多すぎて作り直しが多すぎる)ことのほうが圧倒的に多いと思いますがw
開発者のスキルは見てたらわかるので、よっぽど外部に投げてコントロールを失わない限り社内プログラマー程度なら管理できるんじゃないですかね。
プログラマー側がよっぽど無理な働き方をしててこれ以上は無理っていう場合以外はPSPとかは役に立たないんじゃないでしょうか
#その場合はPSPなんてやってられないでしょうし、話を聞いてくれるかどうか疑問ですが
調べた限りではPSPをやってられるような余裕のある開発工程を行っている企業 [gihyo.jp] (推進派の人達のいるところ?) [gihyo.jp]を探して、そこに努めてる人と仲良くなるほうが良いんじゃないでしょうか
#あのプロジェクトのようなーとか身内ネタとかプロジェクトに対する守秘契約に反する内容が必要な場合はブログとかには書けないかもしれませんね
Re:ん~・・・ (スコア:1)
# 開発者が必要な調査などをする前にとっくに工数が決まっていたりして、
# そもそも開発者が見積もりに対し寄与する隙すらないとか。
# しかも調査後に分かった必要工数が、あらかじめ決まっていた工数よりはるかに多いとか。
個人的には、PSPをやらされた開発者からのネガティブな情報がほしいんですよねー。
ネットを見て回る限り、(旗振り役や推進派からの)ポジティブな情報しかなくて。
もっと言えば、PSPによって(顧客や管理側やコンサルではなく)開発者が
幸せになった/不幸になったという情報がほしい・・・
そういう意味では、推進している会社の中の人(なるべく管理側とは縁遠い人)と
仲良くなるということは有効なのかもですね。
PSP手法 (スコア:0)
以前のスレで、「皆が普通にやっていることみたいだ」と書いたモノです。
「皆が時間があれば品質向上の為にやりたいことみたいだ」に訂正します。
私が似たようなことを行ったのは、火消しとして参加したプロジェクトで、
納期は既に過ぎ去って、完全なものを完成させるのが最優先というものでした。
よって、作業行程は一任されており、動作検証に比較的十分な時間をかけることができました。
C言語のサブセット(制約ありまくり)だったのも慎重を期す行程の根拠になりました。
そのときに、検証漏れがないような手法と、作業時間の根拠を明らかにするために考案して実行したのが、
PSPの手法に似ていると感じた次第です。
たしかにあの手法を他人に強制されると辛い物があるかもしれません。
自主的にするから可能な作業かも。
ここらあたりがPSPの一番の問題なのでしょうか。
#A型にみられますが違うのでAC
Re:PSP手法 (スコア:1)
> よって、作業行程は一任されており、動作検証に比較的十分な時間をかけることができました。
> C言語のサブセット(制約ありまくり)だったのも慎重を期す行程の根拠になりました。
PSPだと、作業工程すべてにおいて何の作業にどれだけ時間が掛かったか、場合によってはその理由も
記録しますし、何かしら欠陥や失敗など(defect)があった場合などもすべて記録しますので、
そのような制約アリまくりの開発環境において(バッドも含めた)ノウハウを貯めるにも有効かも知れません。
> たしかにあの手法を他人に強制されると辛い物があるかもしれません。
> 自主的にするから可能な作業かも。
> ここらあたりがPSPの一番の問題なのでしょうか。
PSPは細かすぎる管理が辛いというのもありますが、むしろ管理側(会社)に都合の良いように運用されると
ぎっちり搾り取られるのかなーと思っていたりしています。
PSP考案者のワッツ・ハンフリーさんの著書(パーソナルソフトウェアプロセス入門)には、開発者の余暇というか
余裕を考えて運用しろという話があります。
一日8時間すべてがPSPを適用できる時間と考えての運用なんて無理で、書類書きや、息抜きや、同僚との
おしゃべりなどの余裕をちゃんと考慮に入れて、やって5,6時間で考えろって話だったと思います。
しかし、日本の場合たぶん8時間ぎっちりで運用しようとするんじゃないかなーとか、穿った見方をしております。
(12時間かもしれないけど)
# エクストリーム・プログラミング(XP)でも、日本の場合最初に無視されるのが週40時間労働のプラクティスですし・・・
## 昔、日経の何かの雑誌で、XPを適用して開発を行ったプロジェクトの紹介記事があったのですが、
## すべてのプロジェクトにおいて週40時間労働のプラクティスが無視されていて愕然とした記憶が。
> #A型にみられますが違うのでAC
# 実は知り合いにとても細かい人がいまして・・・
# 人の財布の中身を指して、いわゆるレシートやクーポンが整理されていない、クーポンはすぐに取り出せるような
# 状態になるよう常に管理しておけこれだからO型はとかいう話を見てちょっといらいらして書いてしまいました。
# 決して (#2224925) に投稿してくださった方のことではないです。申し訳ないです。
## 自分の財布の中のGCやsortやuniqなんて月1間隔くらいでしかやらないんで・・・
Re: (スコア:0)
>むしろ管理側(会社)に都合の良いように運用されると
>ぎっちり搾り取られるのかなーと思っていたりしています。
なるほど、本来の品質確保の目的ではなく作業管理強化に使われるということはありがちですね。
そのうえPSPではバグ/手戻りロスを極力すくなくする代償として、
各担当者には付属作業が生じ従来より作業量は多くなると推測されます。
バグ対応などの不測の事態による破綻を極力減らし、スケジュール等の管理精度が向上するメリットと
トレードオフなのを管理側も理解してくれると良いのですが。
浅い理解ですが、PSPは従来型ウォーターフォール的な開発の補強用ですかね。
従来型は予定調和で最近の開発手法はライブ(アドリブ)系。
あまり効果が