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アニメ・マンガ

yutarineの日記: 新解釈 : one for all, all for one 4

日記 by yutarine

久しぶりに振り返ってキズナイーバー(約1年前に放送されてたアニメ)の1話を見てたのだけど、
キズナイーバー 第1話 一目あったその日から、絆の花咲くこともある - ニコニコ動画
「one for all, all for one」の意味について「一人はみんなのために。みんなは一人のために」ではなく

「一人はみんなのために。みんなは勝利のために」

(21:30あたりから)
と言っていた(というか初見のとき聞いてたはずだけどすっかり忘れていた)。なるほど最後の「one」を「勝利」と訳したのね。

さて、それは結構有名な説なんだろうか?と思って、ググッてみると結構出てくる出てくる。
「みんなは一人のために」というのは「誤訳」で、「みんなは勝利のために」の方が「本当の意味」とか。

でも、これ「みんなは一人のために」の出典を検索してみると分かるけど「みんなは一人のために」というのは別に「誤訳」とかの類いではない模様。
「勝利」と訳す方は出典の作品の持つ意味からは離れて、「one for all, all for one」の英文自体の意味の「新解釈」と捉えた方がいいだろう。
最後の「one」の持つ意味をどう捉えるかという違い。

参考サイト : 「一人はみんなのために、みんなは一人のために」三銃士の中にでてくるが、その言葉の出典はどこからきてい... | レファレンス協同データベース

さて新解釈だとしても、その発信源も調べていたけどそちらはどうにもわからず。
すでに故人である某スポーツ監督が述べていたらしいが、出処がハッキリしない。
某企業社長のブログが発信源(2009年あたり)らしいのだけど、すでに記事自体が削除済み。
Internet archiveには残っていたけど、読んでみても確証が得られる内容ではなかった。

それでも由来はどうあれ、そういう解釈も出来るということでいいとは思う。
「みんな」というのは一つの目的(勝利)のために存在するという意識が明確になっている。
そして「みんな」というのも曖昧模糊なものではなく、目的意識を共有している仲間とも見なせるし。

さてキズナイーバー1話の始めの部分(1:20あたり)を振り返ってみると

「一人はみんなのために。みんなは一人のために」

というアナウンス放送が街中に流されている。つまり作品の世界設定の中では「みんな」という協調性があらかじめ規定されていると考えられる。
その中で「みんなは勝利のために」と解釈することで、協調性のあり方を改めて問い直すことを主軸に置いた作品なんだろうと思った次第。
作品自体ノリが軽いように見えるけど内容がエグくて個人的には結構好きだったので、また作品全体を見直してみたい。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by faune (23406) on 2017年03月15日 9時36分 (#3176792) ホームページ 日記

    (俺様以外の)一人はみんなのために、みんなは俺様のために。
    って、何で読んだんだっけ?

    あとは、give and take についても
    君から僕への give and give
    僕から君への take and take
    二人合わせて give and take
    ってのも見た。

    キズナイーバーか。懐かしい。op, edともに名曲だと思う。
    マーリー脚本ですよね。

  • by Anonymous Coward on 2017年03月15日 11時29分 (#3176856)

    ふつうoneは繰り返し使う場合同じものを指すからoneを勝利にするなら勝利はみんなのためにみんなは勝利のためにになる。
    元がスポーツの標語なのでおかしくはない。

    • by Anonymous Coward

      ふとヒロアカにはピッタリな解釈だなと思いたり。
      二つが分けられているから齟齬化が許容できる分余計に。

      僕の勝利はみんなのために

      すべては我が勝利のために

      てな感じで

      • by Anonymous Coward

        日本的全体主義バンザイみたいな

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