yutarineの日記： 久しぶりに対オカルトで論戦していた教授の名前を見かける

雷のストーリーでちょこちょこと調べていたらプラズマの研究と対オカルト論戦で有名になった大槻教授の論文が出てきた。
火の玉のメカニズム
1987年(いまから30年前)のテレビジョン学会誌で発表されたもの。時期的にはまだテレビで有名になる前のものかしら？

火の玉の関連で雷の影響によるメカニズムがちょこっと書かれている。研究論文というより概略的な解説記事のような内容。
雷発生時の電圧で陽子が加速され、それが窒素や酸素の原子核に作用して放射性同位元素となり崩壊して陽電子が発生。その陽電子が電子と対消滅することでガンマ線が出て、それが火の玉の発生と関連してるのではーみたいな話。
ここで言及されている陽子ってのは宇宙線由来のものなのだろうか？そこんところはストーリーの方とは違うけど、メカニズム的には結構似ているものに思える。
まぁ雷で生じる電位差が分かっていれば加速される荷電粒子でどういった反応(化学＆核)が起きるかは机上の計算である程度ははじき出せるんだろう。それを実際に測定器を用意して間近で観測するのが難しいのであって。

教授について調べてみると現在でも精力的にブログで情報発信しているご様子。お元気そうでなにより。