zokkonの日記: 半落ち
日記 by
zokkon
『白夜行』で痛い目にあっているので国産のミステリーにはあまり手を出さないようにしているのだが,ついついまた手を出してしまった。 きっかけは先日の新聞記事。 「ここから先はネタばらしになるので,これから読もうという人は要注意」として『半落ち』の設定が事実誤認かどうかということに触れてあった。
その記事の続きを読むのをぐっとこらえて,おととい買ってきて本日読了。新聞はすでに古紙回収用に束ねてしまったのでもう記事は読めないのだが,いろいろ情報を集めてみると,必ずしも事実誤認であると断定はできないようだ。
しかし,仮に設定が事実誤認だったとしても,そんな重大な瑕疵とは思えなかった。 むしろ,この設定に触れてネタが割れてしまっては読む価値がなくなるぐらいの軽さしかないのが難点だと思う。 素材の重さと裏腹に。 「え,その話はそれで終わりなの?」という感じで視点が章ごとに移っていくのはかなり興ざめだった。 当然結末も,「え,さんざんひっぱっといてこれかい」と思ったのだった。 北方と林も,設定なんてけちなことで貶めようとせずに,作品自体の薄さを指摘すれば十分だったのではないか。少なくともこれに関しては。
やっぱり国産はだめか。次は『マークスの山』でも読むか。
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