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zokkonの日記: 辞書と英単語集の今後

日記 by zokkon

英単語集の側で辞書の改良から取り入れたことというのは数多い。早くからあるものとしては品詞や文型などの記号化などが挙げられるが,最近のものとしては,COBUILD が先鞭をつけた自然文定義がある。

これは,『速読英単語』『速読速聴』などの文脈型単語集でも,文章の中に組み込みきれなかった単語を提示する際の手段として活用されている。単にリストを列挙するのではなく,単独の文であってもそれなりに文脈を背後に持つものとして使えるわけだ。

一方,辞書の側で英単語集から取り入れるべき新機軸というのはあるのだろうか。旧来の単語集,すなわち辞書から不要な情報を取り除いたタイプの単語集からは,新しいものは出てこないだろうというのが個人的な予想である。やはり文脈型英単語集に,最も可能性を感じている。鍵になるのは冗長性だろう。現実の文章では,重要語は何度も登場する確率が高い。辞書では定義語彙や他の語の語根となっているものは何度も登場しうるが,それは必ずしも使用頻度と一致しないだろう。

これは現実にはCD-ROM型の登場で,すでに取り入れられつつあると言えるかもしれない。紙の辞典では紙数の制限が大きかったが,LDOCE 第4版CALD でのCD-ROMは,単に紙の辞書をデータ化した付属物ではなく,シソーラスなども取り入れて紙の本体を大きく超える情報量と使い勝手を実現している。これにたとえば重要語(定義語彙など)の出現率が高い文章を付け加えて,文章の中での単語の理解力を確認する材料を提供するといった方法も考えられる。

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