パスワードを忘れた? アカウント作成
653669 journal

zokkonの日記: 外務省

日記 by zokkon

昨日の朝日新聞夕刊に,東大名誉教授の和田春樹氏が寄稿していて,「北東アジア」「東北アジア」という表記に潜むイデオロギーについて触れてあった。大雑把にまとめると,以下のような見解である。

漢字文化圏の中では,東西のほうを南北よりも先に書くのが常識。一方,ヨーロッパ諸語では南北のほうが先にくる。日本は明治以来(?),ヨーロッパ語の直訳を採用して,南北を先に書くようになった。外務省の部課名もそうなっている。
そこでほかのアジア諸国との表記の違いが生じている。ほかの国では見られない「北東アジア」という言い方をするのは,脱亜入欧の一例である。

南北の方を先に書いてしまうことへの違和感は,永井荷風かだれかも随筆か日記で表明していたと思うが,外務省のこういうところにどうしようもない田舎くささ〔卑屈さと表裏一体の尊大さ,夜郎自大〕を感じてしまうのはおれだけか。

国名の表記にしてもそうだ。前にも /.J かどこかで話題になっていたような気がするが,日本語の慣行に合わない表記を平気で採用する。
Venezuela のことを「ベネスエ(ー)ラ」ではなく「ヴェネズエラ」と書く(「ヴェネズエーラ」だったっけ?)。
「ヴェ」は日本語の表記体系の中にないし,現地の発音でも v は b の音になるのに,英語の発音だけを念頭に置いてこう書かせてしまう。どういう合理性があるというのか。この前こきおろした公立中学の教師と同じ思考回路かな。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
typodupeerror

アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者

読み込み中...