zokkonの日記: 外務省
日記 by
zokkon
昨日の朝日新聞夕刊に,東大名誉教授の和田春樹氏が寄稿していて,「北東アジア」「東北アジア」という表記に潜むイデオロギーについて触れてあった。大雑把にまとめると,以下のような見解である。
漢字文化圏の中では,東西のほうを南北よりも先に書くのが常識。一方,ヨーロッパ諸語では南北のほうが先にくる。日本は明治以来(?),ヨーロッパ語の直訳を採用して,南北を先に書くようになった。外務省の部課名もそうなっている。
そこでほかのアジア諸国との表記の違いが生じている。ほかの国では見られない「北東アジア」という言い方をするのは,脱亜入欧の一例である。
南北の方を先に書いてしまうことへの違和感は,永井荷風かだれかも随筆か日記で表明していたと思うが,外務省のこういうところにどうしようもない田舎くささ〔卑屈さと表裏一体の尊大さ,夜郎自大〕を感じてしまうのはおれだけか。
国名の表記にしてもそうだ。前にも /.J かどこかで話題になっていたような気がするが,日本語の慣行に合わない表記を平気で採用する。
Venezuela のことを「ベネスエ(ー)ラ」ではなく「ヴェネズエラ」と書く(「ヴェネズエーラ」だったっけ?)。
「ヴェ」は日本語の表記体系の中にないし,現地の発音でも v は b の音になるのに,英語の発音だけを念頭に置いてこう書かせてしまう。どういう合理性があるというのか。この前こきおろした公立中学の教師と同じ思考回路かな。
外務省 More ログイン