zokkonの日記: レゲエ 7
例のごとく考察でもなんでもない思いつきの垂れ流しなんだけど,なぜイギリス人は白人でもレゲエが好きなんですかね。つーか今も好きなのかな?
意外と反響のあった最も偉大な500枚のアルバムのところで思い出したのは,『シティロード』の最後期の連載で,月ごとにいろんなライターが自分でテーマを決めて3枚だか5枚だかアルバムを紹介するという企画のこと。「はてなダイアリーの名盤100枚」みたいなものですね。それである月,詩人の江口透(高校の後輩。今は別の仕事をしている)が選んだのは全部プリンスだった。それしか知らねーのかよ!というのが正直な感想ではあったが,筋の通った快男児という印象も持った。で,ローリングストーン誌の記事でプリンスのは Purple Rain と Dirty Mind しか選ばれてない。そんなのありかよ!1999,Lovesexy,あと Parade とか,もっと候補があるだろうが…。それはともかく,江口くんが言うには「プリンスはレゲエを絶対やらないんですよ」ということで,言われてみればそうだな,と感心したけど,考えてみればアメリカのファンク系の人でレゲエをやるほうがむしろ珍しいんじゃないか?
イギリスの黒人はレゲエをやるけど。カリブ出身の人が多いのもあるだろうし,白人もレゲエが割と好きみたい。単に,イギリスでは生活環境の中でレゲエが流れるシーンが多いということなのかも。
それはそれとして,ルースターズの幻のデビューシングル「ロージー」は,デビューアルバムでの演奏は速いスカだったが,その後コロムビアの Shan-Shan レーベルから発売された12インチ『ニュールンベルクでささやいて』に入っていたヴァージョンは,もっとゆったりしたレゲエというかダブみたいな感じに編曲されていた。個人的にはこっちの方が好きだったけど,高校の時には誰も賛同してくれなかったな。今このヴァージョンは入手できるんだろうか。ロックンロール・ジプシーズのライヴ盤でも演奏しているけど,イントロのギターだけダブ版を使って,基本的なアレンジはスカ版だった。東芝EMIから出ていた花田の Love Hurt シングル盤でのライヴも似たような感じだったと思う。この時は「クスリに酔いしれる」の「クスリ」が編集で消されていたが,アマゾンのカスタマーレビューを見ると,CDで再発されたデビューアルバムも同じらしい。ということは,レコード会社にしてみれば,わざわざファンから反発必至の加工を施す必要があるわけで,ダブ版なんか尚更出したくないだろうな。
Live! (スコア:1)
ジャマイカ訛りは別にして、思った以上に聴きやすかったです。
訛っているけれど一応は英語だからカリビアンではないらしいです。
たしかにクラーベのリズムも聴こえません。
ロンドンでのライヴだけのことはあって、
"Live!"もレゲエよりスカ寄りなんですよね。
「はてなダイアリーが選ぶ名盤百選」はフラストレーションがたまるので
「自分が選ぶ名盤、数制限なし」のほうが楽しいように思えてきました。
マニアックさの度合いがあまりに違いすぎるので。
古楽、現代音楽、Jazz、Rock、MPB、J-Popsなどを同レベルで
聴いている人間はそんなにいないだろうな、と。
Re:Live! (スコア:1)
あと,レゲエは進歩というか変化がすごく速いので,
"Live!" 当時はそういう感じが主流だったのかも。
たしかに「はてなダイアリーが選ぶ」よりは「Ragamuffinが選ぶ」の
ほうが面白そう,というか一定の水準をクリアしたリストになりそうですね。
Louchie Lou and Michie One、Police、Sting (スコア:1)
レゲエはここまで進化したか、と感心しました。
Jazz、Tango、Houseほどの変わり方はなさそうですけれど。
本題に戻して。
PoliceやStingの音作りにも
レゲエ的なものがあるような気がします。
彼らはUKの人達ですし。
Kenny Kerkland(惜しくも亡くなってしまいましたが)や
Mino Cinelu(アフリカ系フランス人)が参加しても
普通のRockやJazzとはちょっと軸線がズレています。
世間一般ではJazz風味と捉えられているようですが。
Re:Louchie Lou and Michie One、Police、Sting (スコア:1)
売られていて,レゲエを取り入れたのは一種の戦略だったみたいな
印象がありますが,身に染み込んだものがあるんですかね。
そのへんもちょっと興味あり。
Reggae (スコア:1)
/.Jならば大丈夫でしょうから書いてみます。
Political Correctness がかなり必要とされそうですけれど。
Jazz も Rock もリズムは黒人音楽から来ていると言われますよね。
黒人音楽はノリの位置が後ろ寄りです。
けれど白人が後ノリのリズムを取ろうとすると
タイミングを遅らせ過ぎになることがよくあります。
Niels Lan Doky とかはかなり変なときもあります。
Miles グループに入った唯一の日本人、ケイ赤城のインタビューで、
Miles がそのようなことを言っていたと読んだ覚えがあります。
けれど Miles が一番好きなピアニストはやはり Bill Evans なんですよね。
で、譜面そのままではなく、かなり曖昧なので意外と難しいのです。
(逆に、Electronica での打ち込みや Steve Reich のような
現代音楽でのサンプリングも慣れないとかなり気持ち悪いでしょう。)
Reggae の良いところはリズムを取りやすいことですね。
二拍目と四拍目を強調すればそれだけで Reggae らしくなりますから。
後ノリの下手な欧米人でもリズムを取れます。
"Nothing Like The Sun / Sting" の "Englishman in New York" を聴いてみたら
やはり Reggae はしぶといです。
Manu Katche が Rock の Dr. で、そこに Jazz 系の
Branford Marsalis や Kenny Kirkland が入っているのに
やはり Reggae っぽいです。
白人と黒人とに分けてみましたが、
実際にはそんなこともないとは思います。
要は慣れです。
けれど慣れないとやはり自分の知っている方法に
近付けてしまうんですよね。
そして、個人の特徴や癖が共有されたものが「スタイル」になるのかな、と。
うーん、英語と同じ結論に辿り着きそうな気も…。
ただ、音楽ならばスタイルを混ぜるのも面白いのだけれど、
語学はそうはいかないな。
Re:Reggae (スコア:1)
自分の場合,ノリ以外の部分(音色とか音遣いとか)を判断基準にして,いわゆる blackness の強い音楽とそうでもないもので分けて聴いているところがあるので,ノリがどの程度音楽のスタイルを規定しているのかよくわからなかったりします。エリントン,モンク,オーネット・コールマンといった系譜が blackness の保守本流であって,マイルズはちょっと違う場所に分類してます。マイルズは白人を敵視する発言をよくしていますが,ビル・エヴァンズ以外にも,ギル・エヴァンズを生涯信頼していたり,ほかの楽器奏者でも白人はけっこう起用しているし,音楽的には白人のものに対する理解というか親近感は相当あったのでは。
こういう黒白の話は,しゃべるときはみんなしゃべるけど,文字に書き残す例はあまりないということですかね。
昔先輩に聞いた話では,黒いノリを出そうとして4ビートの8分音符の後ろの方をあんまり引っ張るとただただダサくなる,むしろ音の長さとしてはイーブンになるように心がけるべきだ,ということでした。その人は,頭の方を前に持ってくると感覚的に本物に近くなると言ってましたが,ちょっと信用できない感じがした(というかそんなことすると崩壊してしまう)ので,そこは真似したことはありません。
ンバラロックと古楽とJazzとMiles (スコア:1)
そのリズムのしなやかさは尋常でないです。
以前に 1st ID で少し書いたことがあるのですが。
また、イーブンからどの程度ずらすかは演奏者によってかなり違います。
ただ、いわゆるバックビートにすると後ろ過ぎてしまいます。
実際にかなりイーブンっぽいです。
音色で書くと、平均律からのズレも特徴的ですね。
Blue Note なんて、平均律の音とナチュラルペンタトニックで
3rd と 7th が下がるところがそのままですから。
この辺をはっきりと体系化したのはエリントンですね。
バルトークやストラヴィンスキーとvoicingはよく似ているのですが、
なぜかギスギスしたところがないです。
バルトークとかは無調なかなりきついコードなのですが。
ヨーロッパでは教会旋法がバロック期にほぼ失われてしまいました。
なのでグレゴリオ聖歌などの古楽も聴いてみると面白いです。
モードは Miles が復活させましたが、教会旋法ともちょっと違います。
Bach で24曲のプレリュードとかがあったりしますが、
あれは2声で響くキー、3声で響くキーなどキー毎にカラーが異なっていて、
それにあわせて音構成を変えているのです。
だから古楽を平均率でチューニングされたピアノで演奏されても
面白みがないことが多々あります。
その辺はパイプオルガンでの曲でわかりやすいですかね。
私はギタリストなので、そういう不完全さは気になります。
ついでに、Miles はその音楽では Black / White をあまり気にしてなかったそうです。