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zokkonの日記: 英辞郎 4

日記 by zokkon

いや,別にムキになって突っ込んだわけじゃないんだけどな。

辞書の出版社は「電子辞書の影響で売上が落ちて新しい辞書を作ったり改訂したりする余裕がなくなりつつある」と言っている。その落ちた分を補うために,研究社や小学館がウェブ辞書に活路を見い出そうとしているけど,すでに結構な強敵がいるわけだし,ウェブに載せればスクリプトを動かして丸ごと引っこ抜いていく人だっているだろう。
制作サイドの思惑や辞書愛好者の愛着とは関係なく,一般の人は英辞郎に向かっていくのだとしたら,どうやって辞書は生き長らえることができるのか。

今は電子辞書市場がこれほど大きいのは日本だけだから海外の出版社にとっては対岸の火事だが,いずれは同じ問題に直面するはず。でも危機感ないんだよな。不思議なことにピアソン(ロングマン)なんか CD-ROM にはきついプロテクトかけるのに,ウェブで無料公開している。この矛盾は社内的にはどういう風に説明されているのだろう。

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  • by Anonymous Coward on 2004年04月14日 14時41分 (#531676)
    携帯可能な形の電子辞書っていう点が日本に特有ですよね。それだけ見てると日本の辞書は結構すごいなと思うわけですが、日本の英和/和英中辞典と比べ、欧米の辞書の特徴として
    • 改訂のペースが異常に速い。どの辞書も数年に一度、きちっと改訂/改版される。日本の辞書もだんだんペースは速くなってきてるようですが。
    • 電子化という点では、実は欧米の辞書も結構進んでいる。ほとんどの主要な辞書が、現在ではCD-ROM付き、しかもあくまで付録あつかいでソフトしての値段はタダ。以前はひどかったらしいけれど、最近のは使い勝手も馬鹿にできない出来。
    • それでいて価格は安い。特に専門書は日本の値段と比べてかなり高い($70、$80はざら)のに、辞書は日本の相場と同等かそれ以下($20-$30)。
    という点があげられると思います。どうやって実現してるのかわかりませんけど。
    • コメントありがとうございます。「電子辞書」じゃなくて「携帯型電子辞書;IC辞書」(handheld dictionary)と書くべきでした。

      改訂のスピードが早いのは,コーパス構築(現状ではメンテナンス)から執筆,編集,ソフトウェア化までのワークフローが完成されてるってことですかね。日本の出版社は執筆の段階でまだ滞りがちなところもあるようで。ただ,LDOCE とCOBUILD が突出していて,ほかの出版社はちょっと,という感じもします(OALD は Oxford が NODE と ODE を抱えているから事情が異なるかも)。

      日本の出版社も真似できるところは真似すれば,メーカーから主導権を奪い返せるのかな。

      親コメント
      • by Anonymous Coward
        > ワークフローが完成されてるってことですかね。

        そうでしょうね。英語の場合information retrieval(日本語では情報検索っていうのかな?)関連の研究と実用化にかけてきた費用と時間が、日本語とは桁違いですからね。

        > ただ,LDOCE とCOBUILD が突出していて

        あーっと、念頭に置いてたのはそういう外国人向け学習英英だけじゃなくて、ネイティブが机上で使うようなやつもです。
        • ネイティブ向けの辞書についてはほとんど知りませんでした。多謝。

          市場の大きさについてはご指摘の通りですね。
          ということは,日本の出版社としては semi-bilingual dictionary の可能性を追求するのが得策かも。
          小学館が『ランダムハウス』『プログレッシブ』ときて『ケンブリッジ英英和』を出したのは必然的な流れだった,という。
          親コメント
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