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技術流出を抑えることは大切かもしれませんが、本質ではないという点はそうだと思いますよ。日本の電子技術というのが、どうやってスタートしたかを振り返ってみるといいと思うんですけどね。
対戦時の日本の電子技術は欧米にかなり遅れを取っていたために戦後は、NEC、東芝、日立といった企業が米国のGE、RCA、シルバニアといった会社と提携して技術をもらい、真空管の設計、製造の技術を磨きました。1960年代に発行された専門書には、欧米都の技術差が正直に書かれているものも多くあります。
1970年ごろまでには欧米の技術に迫る技術を身に着けて、TVやなんかを大量に輸出するようになったわけですが、その煽りを受けてGEは民生の電気製品から撤退しなければならなくなりRCAやシルバニアは消滅し…という具合に、米国はそれなりに厳しい状況にもなったわけですね。
しかし、米国が電子技術で転落したかというとそうではない。インテル、TI、アナログ・デバイセズといった代表的な半導体企業は今も米国に集中してますよね。技術というのは、技術を隠そうが隠すまいが、いずれ追いつかれるものですよ。米国は追いつかれ一時的に日本企業に追い詰められても、新たな技術が育ち新たな企業が成長し…というサイクルがちゃんと回っているので、いまでもトップの地位にある企業があるわけです。
技術流出を抑えるのは短期的にはいいかもしれませんけど、新たな技術や新たな企業が成長しない状況が続くなら、いずれ追いつかれてしまいますから、状況の打開策としては余り有効ではないんですね。新たな技術を生み出し新たな企業が成長するというサイクルがちゃんと回るようにすることのほうがずっと重要でしょう。
技術者観点で言えばその通りなんだけど...
自分にしか捕まえられない希少な魚が居てそれ食って生きてるのに魚獲るコツを他人に教えるのか?コツは伝承されて自分はのたれ死んでもいいの?せめて他の食いもん探してから他人に教えたほうがいいんじゃないか?
#余裕があるときに他の食いもん探す努力を怠ってきたのかもしれないけど。
資源で食うんじゃなくて「技術」で食うっていうのは、新しい産業を頭で生み出す速度で食うってことだと思わないといけない。
自分にしか捕まえられないということが説明でき、生み出す利益の見込みを立てることができるなら、その技術に値段をつけて売ってしまえばよいでしょう。その金で次の技術を作ってまた売るのが技術で食うってことだと思う。
自分にしか捕まえられないということが説明できない、生み出す利益の見込みを立てることができない、それなのに、その資源を所有し続けて、技術ではなく資源で食うことを選択してしまった段階で採掘可能年数も埋蔵量も不明な鉱山を所有し続けるような状態になっていたことになる。
ついに枯渇したときに理由を「技術の流出」に求めるのはいいけど、そもそも最初から見込みすらなかったんじゃ理由なんて実は重要ではない。利益確定できない不透明な資産を損切りも利益確定もせずに塩漬けしていただけ。
進化の見込みもないその伝承とやらはもはや技術とは呼べない。強いて言えば無形文化財。
歌舞伎や浄瑠璃のように国に保護を御願いするしかないな。
つまり国有化か…。
技術は文化の側面もあると思いますよ。
アナログ・デバイセズがOPアンプ大全というタイトルで邦訳されている本を出してますが、その第1巻で1920年ごろにまでさかのぼってOPアンプの歴史やどういった回路が試みられてきたかが解説されてます。米国の回路技術の厚みに感心しますし、それを本として後世に伝えていこうとする姿勢にも感心します。
コンピュータ関係だと、インテルのアーキテクトだったパトリック・ゲルシンガーらが書いたhttp://www.amazon.co.jp/dp/487593128X/ [amazon.co.jp]これも充実してました。386が出た直後に出版された本の邦訳で、全命令の動作が個々に擬似コードで記されていて、386の命令セットの仕様に関しては完全な記述が行われています。
日本でもいい本がたくさん出てますけど、企業として内部で蓄積された技術がちゃんと継承されてるんだろうか、どうなんでしょう?同時に、技術が流出したと大騒ぎする様と、過去のデータやノウハウを含めて現場の技術者が大部の書籍にまとめて出してしまう米国とも差があるかなー、とか思っちゃいますね。
「老いさらばえる」です。
ジジイどもを糾弾しても、しょうがないな。日本の国政なんか、やってるやつらは破綻する頃には自分は死んでるからどうでもいいなんて考えでやってる。原発行政や年金なんかみてたらわかるだろ?
若い国民が自分の将来何か考えず、老い先短い老人らを選挙で選んで任せたのが悪いのだ。
もうすぐ死ぬ老人らを糾弾してるより、技術や自分の財産や家族を守らないといけない。
今はまだ、中国人が観光で日本にやってきて、日本の高級炊飯ジャーを山のように買ってお土産にしたりしてる。そのうち、日本人は中国製の安い炊飯ジャーしか買えず、高級炊飯ジャーは中国人が使う。マグロもウナギもカニも中国人が買い占めちゃって、日本人は食べられなくなる。日本人は金持ちだったころもあったが、近い将来は最貧国に転落するかも。実際、日本の貧困率はトップクラスだ。
薄い粥をすすりながら、親や祖父母に対して「うちが貧しいのはおまえらのせいだ」ってくだを巻いてるbaku3393の様子が想像できる。
このエネルギーも少ない狭い国土に一億以上いるんじゃ、最貧国に落ちたら薄い粥すら無理。飢餓と食料の奪い合いでリアル北斗の拳状態で道端には餓死者の遺体がゴロゴロ、ハロワには移民募集のポスターでしょう。もっとも、そんな状態ではボートピープル化して自主的に日本を出て行く人も多いかもね
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Stay hungry, Stay foolish. -- Steven Paul Jobs
技術流出結構じゃないでしょうか (スコア:2)
パクられる?
パクれるなら結構じゃないですか。
社内で引継ぎするのだって100%のノウハウは引き継げないんですから。
日本の経済が~とか日本の会社が~っていうのはそれはそれで別の話。
中国の会社なんかに身売りしないと延命できないようなショボい会社や社会を作ったジジイどもを糾弾するべき。
---- ばくさん!@一応IT土方
Re:技術流出結構じゃないでしょうか (スコア:5, 興味深い)
技術流出を抑えることは大切かもしれませんが、本質ではないという点はそうだと思いますよ。
日本の電子技術というのが、どうやってスタートしたかを振り返ってみるといいと思うんですけどね。
対戦時の日本の電子技術は欧米にかなり遅れを取っていたために戦後は、NEC、東芝、日立といった
企業が米国のGE、RCA、シルバニアといった会社と提携して技術をもらい、真空管の設計、製造の
技術を磨きました。1960年代に発行された専門書には、欧米都の技術差が正直に書かれている
ものも多くあります。
1970年ごろまでには欧米の技術に迫る技術を身に着けて、TVやなんかを大量に輸出する
ようになったわけですが、その煽りを受けてGEは民生の電気製品から撤退しなければならなくなり
RCAやシルバニアは消滅し…という具合に、米国はそれなりに厳しい状況にもなったわけですね。
しかし、米国が電子技術で転落したかというとそうではない。インテル、TI、アナログ・デバイセズ
といった代表的な半導体企業は今も米国に集中してますよね。
技術というのは、技術を隠そうが隠すまいが、いずれ追いつかれるものですよ。米国は追いつかれ
一時的に日本企業に追い詰められても、新たな技術が育ち新たな企業が成長し…というサイクル
がちゃんと回っているので、いまでもトップの地位にある企業があるわけです。
技術流出を抑えるのは短期的にはいいかもしれませんけど、新たな技術や新たな企業が成長しない
状況が続くなら、いずれ追いつかれてしまいますから、状況の打開策としては余り有効ではないんですね。
新たな技術を生み出し新たな企業が成長するというサイクルがちゃんと回るようにすることのほうが
ずっと重要でしょう。
Re:技術流出結構じゃないでしょうか (スコア:3)
技術者観点で言えばその通りなんだけど...
自分にしか捕まえられない希少な魚が居て
それ食って生きてるのに
魚獲るコツを他人に教えるのか?
コツは伝承されて自分はのたれ死んでもいいの?
せめて他の食いもん探してから他人に教えたほうがいいんじゃないか?
#余裕があるときに他の食いもん探す努力を怠ってきたのかもしれないけど。
Re:技術流出結構じゃないでしょうか (スコア:3)
資源で食うんじゃなくて「技術」で食うっていうのは、新しい産業を頭で生み出す速度で食うってことだと思わないといけない。
自分にしか捕まえられないということが説明でき、生み出す利益の見込みを立てることができるなら、その技術に値段をつけて売ってしまえばよいでしょう。その金で次の技術を作ってまた売るのが技術で食うってことだと思う。
自分にしか捕まえられないということが説明できない、生み出す利益の見込みを立てることができない、それなのに、その資源を所有し続けて、技術ではなく資源で食うことを選択してしまった段階で採掘可能年数も埋蔵量も不明な鉱山を所有し続けるような状態になっていたことになる。
ついに枯渇したときに理由を「技術の流出」に求めるのはいいけど、そもそも最初から見込みすらなかったんじゃ理由なんて実は重要ではない。
利益確定できない不透明な資産を損切りも利益確定もせずに塩漬けしていただけ。
Re: (スコア:0)
進化の見込みもないその伝承とやらはもはや技術とは呼べない。
強いて言えば無形文化財。
歌舞伎や浄瑠璃のように国に保護を御願いするしかないな。
つまり国有化か…。
Re:技術流出結構じゃないでしょうか (スコア:2)
技術は文化の側面もあると思いますよ。
アナログ・デバイセズがOPアンプ大全というタイトルで邦訳されている本を出してますが、
その第1巻で1920年ごろにまでさかのぼってOPアンプの歴史やどういった回路が試みられて
きたかが解説されてます。米国の回路技術の厚みに感心しますし、それを本として後世に
伝えていこうとする姿勢にも感心します。
コンピュータ関係だと、インテルのアーキテクトだったパトリック・ゲルシンガーらが書いた
http://www.amazon.co.jp/dp/487593128X/ [amazon.co.jp]
これも充実してました。386が出た直後に出版された本の邦訳で、全命令の動作が個々に擬似コードで記されていて、
386の命令セットの仕様に関しては完全な記述が行われています。
日本でもいい本がたくさん出てますけど、企業として内部で蓄積された技術がちゃんと継承され
てるんだろうか、どうなんでしょう?
同時に、技術が流出したと大騒ぎする様と、過去のデータやノウハウを含めて現場の技術者が
大部の書籍にまとめて出してしまう米国とも差があるかなー、とか思っちゃいますね。
Re:技術流出結構じゃないでしょうか (スコア:1)
「老いさらばえる」です。
Re: (スコア:0)
ジジイどもを糾弾しても、しょうがないな。
日本の国政なんか、やってるやつらは破綻する頃には自分は死んでるからどうでもいいなんて考えでやってる。
原発行政や年金なんかみてたらわかるだろ?
若い国民が自分の将来何か考えず、老い先短い老人らを選挙で選んで任せたのが悪いのだ。
もうすぐ死ぬ老人らを糾弾してるより、技術や自分の財産や家族を守らないといけない。
今はまだ、中国人が観光で日本にやってきて、日本の高級炊飯ジャーを山のように買ってお土産にしたりしてる。
そのうち、日本人は中国製の安い炊飯ジャーしか買えず、高級炊飯ジャーは中国人が使う。
マグロもウナギもカニも中国人が買い占めちゃって、日本人は食べられなくなる。
日本人は金持ちだったころもあったが、近い将来は最貧国に転落するかも。
実際、日本の貧困率はトップクラスだ。
薄い粥をすすりながら、親や祖父母に対して「うちが貧しいのはおまえらのせいだ」ってくだを巻いてるbaku3393の様子が想像できる。
Re: (スコア:0)
このエネルギーも少ない狭い国土に一億以上いるんじゃ、最貧国に落ちたら薄い粥すら無理。
飢餓と食料の奪い合いでリアル北斗の拳状態で道端には餓死者の遺体がゴロゴロ、ハロワには移民募集のポスターでしょう。
もっとも、そんな状態ではボートピープル化して自主的に日本を出て行く人も多いかもね