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minakaji (5767) の日記

2004 年 03 月 07 日
午後 08:37

Linux で Sigmarion 2 と接続

Mozilla Palm には pilot-linkJ-Pilot があるが、Sigmarion2 (WindowsCE 3.0/Handheld PC 2000) の ActiveSync と連携できる Linux で動くプログラムはあるのか、と思い調べたら SynCE というのが出てきた。日本語の情報はまだあまりない模様。

ざっと見ると、SynCE + MultiSync + Ximian Evolution + GNOME2 という組み合わせで、カレンダーやタスクとの sync ができるようだ。当方の環境は Vine 2.6 で、これには GNOME1 が入っているから、早くも実現が危ぶまれる (そもそも Ximian Evolution で日本語が通るのかすら不明だが)。しかし、こちらを見ると、MultiSync と Ximian Evolution には GNOME1 用の branch/version もあるようなので、とりあえず、SynCE から気長にインストールを始める。

SynCE のアーカイブ synce-0.8.4.tar.gz を開くと更に 6 つのアーカイブがあり、これを指定の順番でインストールしてゆく。synce-multisync_plugin は synce-multisync_plugin-gnome1-0.8.3.tar.gz というのをダウンロードしないと Vine 2.6 ではそもそも configure が通らない。synce-multisync_plugin のコンパイルには Multisync のソースも必要となるので、GNOME1 用の multisync-0.72-2.tgz をダウンロードしておく必要がある。

コンパイルが終わり、ふと SynCE の Setup の頁を見ると、Ethernet 経由の接続であっても、一度 serial 経由で、Handheld PC と接続しておけと書いてある。それにより Handheld PC の registry に必要情報が書き込まれる、とある。当方、Sigmarion 2 のシリアルケーブルなどもったいないものは購入しておらず、こういう頁を参考に LAN 経由でいきなり ActiveSync しているので、これを参考に Linux PC の hostname を Sigmarion 2 のレジストリに書き込む (Partnership は PC 2 つまで設定でき、Windows 母艦の情報が HKEY_LOCAL_MACHINE_\SOFTWARE\Microsoft\Windows CE Services/Partners\P1 に書き込まれているので、HKEY_LOCAL_MACHINE_\SOFTWARE\Microsoft\Windows CE Services\Partners\P2 に追加設定を書き込む)。

Setup の頁には、更に、母艦の hostname が Handheld PC の Ethernet のプロパティで指定されるネームサーバによって名前解決できることを確認しろと書いてある。これには参った。Linux には BIND は入れていない。このためだけに BIND をインストールして、たった 1 つの PC から問い合わせられるたった 1 つの hostname を解決させるのは避けたい。藁をも捕む気持ちで HKEY_LOCAL_MACHINE_\SOFTWARE\Microsoft\Windows CE Services\Partners\P2 の PName に IP address を直接書いてみたが、認識されない。Sigmarion 2 で ActiveSync を起動しても何も言わずにすぐに終了してしまう。

Windows なら C:\Windows\hosts というファイルがあるのに、WindowsCE にはないのか? とふと気付く。ググると HKEY_LOCAL_MACHINE\Comm\Tcpip\hosts に書き込めば良いらしいこと、NetSetCE というソフトウェアを使えばその書き込みが簡単であることが分かる。手軽さと確実さを求めて、NetSetCE をダウンロードして利用。Linux の hostname を HKEY_LOCAL_MACHINE\Comm\Tcpip\hosts に書き込む。結果は...見事成功! Linux 側で、SynCE のコマンド dccm を起動しておいて、Sigmarion 2 で ActiveSync を起動すると、パートナーシップの確認の Window が出てそこで止まった。続いて Linux で pstatus を起動すると、見事 Sigmarion2 の status が出力された。

Version
=======
Version: 3.0.126 (Unknown)
Platform: 3 (Windows CE)
Details: ""

System
======
Processor architecture: 1 (MIPS)
Processor type: 4000 (MIPS R4000)
Page size: 0x10000

Power
=====
ACLineStatus: 00 (Offline)

Status for main battery
=========================
Flag: 1 (High)
LifePercent: 80%
LifeTime: Unknown
FullLifeTime: Unknown

Status for backup battery
=========================
Flag: 1 (High)
LifePercent: Unknown
LifeTime: Unknown
FullLifeTime: Unknown

Store
=====
Store size: 12853248 bytes (12 megabytes)
Free space: 8133384 bytes (7 megabytes)

Memory for storage: 12910592 bytes (12 megabytes)
Memory for RAM: 20537344 bytes (19 megabytes)

おーっ、嬉しい。ここまで Palm & pilot-link なら pilot-link の make install 一発なところなのに、流石に Microsoft、てこずらせてくれるぜ。しかし、Palm & pilot-link ならこの状態で Palm で時刻合わせもできてしまうところ、SynCE tools ではそういうことはできないようだ。

さぁ真打 Ximian Evolution。しかし、GNOME1 で動くはずの version 1.2.x が見つからない。http://go.ximian.com のインストーラを動かしてみるが、Vine 2.6 は RedHat 7.1 と認識され、Ximian Evolution ではサポートしていない platform であると言う。Source からコンパイルするのなら可能かと思い、ftp://ftp.ximian.com/pub/source/evolution/を探してみたが、やはり 1.2.x のソースはない。あぁ、ここまでか。とりあえず LAN 経由で、Linux 側から少しだけ Sigmarion 2 の制御が可能になっただけだ。

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