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テクノロジー

「うるう秒」廃止へ ? ITU が新方式を検討中 84

ストーリー by reo
4 年経過して足踏み ? 部門より

ある Anonymous Coward 曰く、

国際電気通信連合 (ITU) は UTC (協定世界時) から「うるう秒」を廃止することを検討しているそうだ (PC World の記事本家 /. 記事より) 。

1971 年から導入されている「うるう秒」は、ソフトウェアが不具合を起こす一因となっている。2008 年末のうるう秒調整においてはオラクルのソフトウェアが予期せずリブートするといったバグが発生していた。

ITU では、UTC (協定世界時) とUT (世界時) との差を今後数百年に渡り修正せず、ある時点で「うるう時間」として一気に修正を行うという新たな方法が検討されているとのことだ。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 問題の先送り (スコア:5, すばらしい洞察)

    by Livingdead (18685) on 2010年08月25日 9時13分 (#1814841) ホームページ 日記

    問題の先送りをしているだけというように思うのは私だけだろうか?

    --
    屍体メモ [windy.cx]
    • Re:問題の先送り (スコア:5, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2010年08月26日 15時25分 (#1815740)
      問題のバッファリングですよ。
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        いいえ、技術のリエンジニアリング&エスタブリッシュメントです
    • Re:問題の先送り (スコア:2, すばらしい洞察)

      by inoua (33235) on 2010年08月26日 23時17分 (#1816053) 日記

      >問題の先送りをしているだけというように思うのは私だけだろうか?

      問題を先取りすれば?
      簡単に廃止したり、復活したり出来るのなら、
      10分進めておくと、当分大丈夫。

      親コメント
    • by Driver (32138) on 2010年08月26日 15時33分 (#1815746) 日記

      細切れに繰り返し、その都度トラブルが発生するよりは100年くらいの単位で補正する事にしておけばトラブル回数は減るし、対応のための準備も(2000年問題みたいに)大々的に出来るってことじゃない?
      1番のメリットは、自分たちがもう閏秒にまつわるトラブルに見舞われることがなくなるってことで・・・・

      親コメント
      • by firewheel (31280) on 2010年08月27日 1時23分 (#1816119)

        うるう秒だったらソフトウエアで自動修正させなきゃならんが、
        ううう時間だったら、手動で再起動かけてもいいんじゃね?

        親コメント
      • >細切れに繰り返し、その都度トラブルが発生するよりは100年くらいの単位で補正する事にしておけばトラブル回数は減るし、対応のための準備も(2000年問題みたいに)大々的に出来るってことじゃない?

        どうなんだろう?
        何回もトラブルを含めて経験して、それに対応できる様にしていくってのもありだと思う。
        後で一気にやって、そこでトラブルが出ると、必然的に大きなのになりそう。

        # 夏休みの宿題を思い出すね

        >1番のメリットは、自分たちがもう閏秒にまつわるトラブルに見舞われることがなくなるってことで・・・・

        後世に禍根を残さない様に、うちらがいまのうち苦労しようよ..というのは、廃れた美風なのかもしれないな。
        とかいいながら、後世に残している借金やら環境とかね。

        親コメント
    • by ukenerai (36532) on 2010年08月26日 16時00分 (#1815762) 日記

      うるう年の扱いでも問題が出てましたよね?
      じゃあ、いっそのこと……

      --
      -- う~ん、バッドノウハウ?
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      寿命の無いあなたにとっては深刻な問題かもしれませんが、
      我々人間にとっては、何百年後に問題が起ころうが知ったことではありません。

      #これをネタにして、うるう秒修正に関する検討報告書をサボろうと思うのでAC

    • by Anonymous Coward
      太陽の動きと時刻のずれの大きさに文句を言う人が出てきてから対応すれば十分。サマータイム程度の議論にしかならんと思うよ。
    • by Anonymous Coward
      ソフトウェア側の対応の問題だけならば,閏ナントカは止めて年が変わる直前10秒間だけ1秒の長さを1.1秒に引き延ばすとかすれば良いはずなんですが,そうすると別のところで問題が出るんでしょうね
      結局,従来どうり閏ナントカにするしかなくって,その実施頻度が多いか少ないかだけでソフト側の対応処理のバグを根絶することは望み薄でしょう

      ずっと閏秒を続ければ既存のソフトのバグは徐々に減るはずだが(バグが発覚したら修正するから),新規に開発したソフトの閏秒対応処理に一定の割合でバグが入り込むので,トータルするとトラブルはなかなか減らないのか(トホホ
  • ぷぃにゅ~ (スコア:3, 参考になる)

    by Aria Pokoteng (35322) on 2010年08月25日 12時00分 (#1814940) 日記
  • by toycode (2164) on 2010年08月26日 20時46分 (#1815957) ホームページ

    どうせなら、永久に直さなくても、いいのでは。
    何百年、何千年という時間で徐々に変わるのなら、6時が真夜中だろうが日付けが昼間に変わろうが、
    そういうものだ、とうふうに生活習慣が変わるのでは。

    • >永久に直さなくても
      同感!

      過去を振り返ると、始めのうちUTCを細かく調整してたのが面倒になったか不必要だと分かったのか、1秒単位の調整になって今まで来たけど、秒単位調整も不要なら、もはやUTCなしで原子時をそのまま使えば良い。(原子時とUTCの差は今でも秒単位)

      --
      the.ACount
      親コメント
  • by aql (23441) on 2010年08月26日 15時27分 (#1815741)

    と命名している以上、現実の地球の進行と「時間」単位でズレてから修正されるってことですよね。今は良いけど、未来のどこかで無期限逆サマータイム的な、「明日から朝が一時間遅くなります」という時が訪れるんでしょうか。なんかそれはそれでいまいちな感じもしますが。

    まぁ、確かに「地球の進行」みたいなふらついているものをベースにしているのが問題なんでしょうけれど、とはいえ「朝日が昇って夜日が落ちる」みたいなのからは、地球に住んでいる限りは縛られていそうです。なので根本的解決として、「宇宙進出」を提案したいところ。

    • by Anonymous Coward
      こういう分野の取り決めに発言力のありそうな国/地域はすでに夏時間を採用していそうだし、
      • とある春の日曜日に、時計を1時間進めない、とか
      • とある秋の日曜日に、時計を1時間遅らせない、とか

      いう形で決着したりして(´・ω・`)

  • by manmos (29892) on 2010年08月26日 15時29分 (#1815742) 日記

    コンピュータの時計を実生活で使っている人が多い世の中では、かなり困る話だと思う
    まあ、私は、いい加減な生活なので、1分程度だと構わないのですが、最終電車ぎりぎりとかの生活をしている人は困る世界だと。

    • by Stealth (5277) on 2010年08月26日 16時12分 (#1815770)

      社会全体でズレていれば何ら問題ないかと思いますが、何か影響がでるのでしょうか? どう考えても何の問題も起きないと思いますが。
      サマータイムで「今日から一時間変わります」であっても、社会全体でその時間にずらしていますし、物理法則を無視して「一時間電車が来ない」「一時間電車が早く到着した」などという事はないでしょう。

      どうせたまーに NTP で合わせたら数秒単位でずれてましたとかいう機械だって大量にありますし、自然界における時の流れをどのように正確に表現しようかというコダワリ程度のものでしかない訳ですから、そんな事を気にする必要はありませんよ。

      親コメント
      • by bitterbeer_sweetwine (37563) on 2010年08月26日 17時02分 (#1815814)

        >社会全体でズレていれば

        その前提が....
        全部で崩れていいなら、そもそもそんなものは必要ないでしょ?

        親コメント
      • Re:困る (スコア:1, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2010年08月27日 3時24分 (#1816136)
        >>社会全体でズレていれば何ら問題ないかと思いますが、何か影響がでるのでしょうか? どう考えても何の問題も起きないと思いますが。

        パソコン,サーバーの内蔵クロックや日常生活のレベルではそうですが,そうでない(一日の長さが地球の自転と同期して,なおかつ高安定度のクロックが必要な)システムも世の中に混在しているので面倒なことになってるわけです。
        両者の関係をきちん対応させるに全世界的な統一ルールを作って一斉に閏秒を追加するのが最良で,一秒の長さを引き延ばして長い時間をかけて閏秒の処理をしたりすると,一秒の長さが変動しないことを前提としている計測システムなどでは非常に困ることになります。 

        ズレて問題の無いシステムとズレたら困るシステムを完全に切り離して別々に管理してしまえば良いかというと,どこかで両者が連接していることが多いので,極端なズレが生じないような処理が必要になるわけです。(GPSのクロックはズレ補正無しの独自の時刻系を使っているそうですが)
        親コメント
    • by Anonymous Coward
      時計と暦がずれたら時計の針を直せばいいんじゃないでしょうか?
  • by slee (1360) on 2010年08月26日 16時56分 (#1815806)
    一年以上一回しか発生しないものをテストするや再現するの大変ですから(テストするたびに時計を戻さなきゃいけない)、逆に閏秒をいっぱい発生するテスト環境を作るといいかも。クロークの周波数を上げて(601/600ぐらい)10分ごとに閏秒を発生させる環境でテストすれば、さすが10分に1回問題があると気づくでしょう。
  • by ef (25263) on 2010年08月26日 20時50分 (#1815963)

    SI単位系の中で最後まで10進以外を使っている時間・角度を
    10進化するいいチャンスなのでは?

    Swatch Internet Time の不人気を見ると厳しいそうだけど。

  • by parsley (5772) on 2010年08月25日 1時39分 (#1814802) 日記
    時間は連続性が大切だから、なるべく緩やかにやって欲しい。
    1時間じゃなくて、1分溜まったら(これでも100年ぐらい掛かるんじゃない?)うるう分とかね。
    テーブル用意するのが大変になる
    --
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    • by ioaia (40657) on 2010年08月26日 16時27分 (#1815781) ホームページ

      一時間だと感覚的なズレも大きくなりそうなので、確かに一分程度が良いですね。
      毎年一秒程度ずれても60年は修正の必要が無いし、今までの感じから大体1年半に一秒程度としても90年は大丈夫ですよね。

      # 100年も経てば他の解決法とかなんか出来てそう。…それか時計自体必要の無い世界になってるかも。

      親コメント
      • Re:賛成一票 (スコア:5, すばらしい洞察)

        by Anonymous Coward on 2010年08月26日 21時05分 (#1815971)

        伊勢神宮は20年に一度建て替えるから、宮大工の技術がきちんと継承されるらしい。

        「90年に1度」にしてしまうと、「前回」の経験があるエンジニアが誰もいなくなるので、おそらく、その年がくれば2000年問題のように社会問題になる。

        そんなことをするぐらいなら、むしろ、毎年リニューアルしたほうがいい。「毎年改定される」というのが社会通念になると、ソフトウェアはそういう方向に進化するだろうから、何の問題も無くなるはず。閏病が挟まれるたびに場当たり的に改定するのをやめて、もし1秒たりとも閏秒を挟まない年でも、「○月×日は『時計あわせの日』」を制定して、「やあ、今年の閏秒はゼロだったね」とかいう風にすればいい。

        親コメント
  • by wolf03 (39616) on 2010年08月26日 15時11分 (#1815731) 日記
    その時間差が、ある一定以上になると大きな不具合が発生するようになるのだね。
    • by Anonymous Coward
      1時間の誤差だなんて!
      山手線何本分の誤差になるんだ!?
      。。。次のに乗ればいいか。。。
  • (#1815773でも言ってるけど)5分に一回、0.01秒を挿入する、…というのを100回繰り返すとかのほうがよくね?
    上位のNTPサーバが対応すれば、一般の機器はNTPによる修正を受け入れればいいだけになるじゃん。

    # この方法だとどういう所で困るんだろ

    --
    # mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
    • 放送局とかだと、うるう秒がある場合、正時の100秒前から、1秒の長さを1.01秒にして調整しているところもあるようです。
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      同感。
      そもそも、そういう細かい時間に依存してるシステムって、普段から実時間との誤差をどうやって修正してるんですかね?どうやっても絶対に誤差は出るはずだと思うんですけど。
      NTPか何かで修正してるなら、うるう秒のずれもそれと同じ仕組みで修正すればいいだけだと思うんだけど…。

  • by thorin (14200) on 2010年08月26日 17時47分 (#1815847)
    ここは発想を変えましょう。

    どうせ普通の人は地方時(localtime)などという適当なもので生活しているので、その辺をいじるのが良さそうです。UTCとTAIの間はズラさずに、地方ごとの時差をずらすんです。例えば日本標準時だと UTC+9時間 から、UTC+32401秒とかにするとか。
    これで閏秒無しでも、生活時間とのズレは最小で済みます。

    # 閏秒の挿入の手間に比べれば地方時の変更の手間は少ない...と思う。

    # 何千年もたつと日付け変更線を移動させる必要が出てくる可能性がありますが :-)
  • で、次の調整予定は? (スコア:1, すばらしい洞察)

    by t_mrc-ct (5292) on 2010年08月26日 20時10分 (#1815944) 日記

    1972年1月1日0時…現行の協定世界時(UTC) が、UTC = TAI - 10秒 に調整されて開始される。
    1972年6月30日…第1回の閏秒調整で、UTC = TAI - 11秒 となる。
    2008年12月31日…第24回の閏秒調整で、UTC = TAI - 34秒 となる。

    閏秒 - Wikipedia [wikipedia.org]

    今までの37年間で24秒分の調整が入っている。単純に同じペースでずれて行くとすると、1時間ずれるまで、あと5550年。

    これはつまり、新調整方式というより「みんな文句ばっかり、もうやだ、ボクもう調整したくない」ってことでは…

    • いや、まてよ。

      5000年後も人類が地球上でワイワイやってるとしたら、世界時と国際原子時の差が1秒以内になるように、地球の自転速度を調整するぐらいの事は出来ちゃうんじゃないかな。

      つまり、現在ITUが検討している新方式とは「うるう秒を廃止して、地球の自転速度を精密に制御する方式」なのではないだろうか。

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2010年08月27日 11時32分 (#1816241)
    本文に書くこと無くなった。。。けどサブジェクトの通り。
  • by Anonymous Coward on 2010年08月26日 15時19分 (#1815735)
    自転速度を微調整すればいいんじゃね?
  • by Anonymous Coward on 2010年08月26日 15時23分 (#1815738)

    もっと細かい単位で修正すりゃええんやないの?

    • by WindVoice (14680) on 2010年08月26日 21時49分 (#1815997) 日記

      世界共通のNTPサーバを立てて、みんながそれを参照すればいいですよね。そのNTPサーバは何か宇宙の観測とかで随時微調整ってことで。

      世界中のNTPクライアントはslewで時刻合わせすれば事実上いつでも正しい時刻になりますよ。

      --
      人生は七転び八起き、一日は早寝早起き
      親コメント
    • Re:逆に (スコア:1, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2010年08月26日 19時31分 (#1815916)
      同感。
      標準時の供給側で、1秒を1秒±(1÷(60×60×24×365))にする処理を1年掛けて適用とかにしておけば、大半の機器では誤差。
      あとは標準時との同期処理の時に吸収してもらえばそれで済む。
      1年1秒程度の誤差(31nsec/1sec)が誤差で終わらないようなシステムは、それこそ数えるほどしか無い。
      1ヶ月1秒程度の誤差(0.3μsec/1sec)であっても、実用上ほとんどの機器は問題ないだろうし。

      あー、でも同期処理(NTPとか)の真っ最中にやられるとちょっとアレなんだろうか。そこまででもない?
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2010年08月26日 16時32分 (#1815787)

    ほとんどの人が忘れたころに、2月29日だけじゃなく2月30日の有る日が出てきたりするのも、まあ、ご愛嬌。
    午前と午後の意味合いが変わっても、まあ、良いのじゃないかな。
    時間に合わせた方が良い人はそうするだろうし、日照に合わせたい人はそうするだけの話だろ。

    • by Anonymous Coward
      そうそう「日」単位ならすでに存在するうるう年の仕組みに 組み込めるから簡単ですよね。

      「ちょうど一日ずれた」になる期間の半分辺りのゾーンは「昼夜逆転」ですが, きっとその時代の人には当たり前のこととなるでしょう。
      (20世紀の映画を見たときに「?」となるでしょうけど)
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い

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