
コーヒー豆を燃料に走る車 24
ストーリー by reo
決して芳醇な香りはしない 部門より
決して芳醇な香りはしない 部門より
headless 曰く、
コーヒー豆から抽出した合成ガスを使用する自動車「The Coffee Car」が、固形有機物を燃料として使用する自動車として世界最高速度を記録したとのこと (ExtremeTech の記事、本家 /. 記事より) 。
The Coffee Car を製作したのは、イングランド北東部、ダラムの Teesdale Conservation Volunteers。コーヒー豆を 700 度以上の高温で加熱して抽出した合成ガスを燃料とする。9 月 14 日に行われた 2 回のテスト走行の平均で、時速 66.5 マイル (≒ 107 km/h) を記録。ギネス世界記録に認定された。
従来の最高記録は時速 47 マイル (≒ 75.6 km/h) で、米 Beaver Energy 社が製作したウッドペレットを使用する自動車によるものだった。
食べ物を粗末にするな (スコア:2)
ってばあちゃんが言ってた。
もとい、いま世界的に価格が跳ね上がっているわりに農園労働者の搾取問題は変わらず指摘され続けているコーヒー豆を使うのは
研究目的だとしても筋はあまりヨロシクないのではなかろうかと。
トウモロコシもそうだけどバイオ燃料のうち食物由来のものについては、いろんな意味で、
ある問題を別の問題に置き換えただけに思えて好きになれないんですよねえ。
食べ物じゃない (スコア:1)
そもそもこのcoffee carを作ってるグループの母体はゴミ問題を扱う団体で、coffee carは身近なゴミ問題に目を向けてもらおうと言うことで喫茶店などで出る使い終わったコーヒー豆を利用しています。
……って感じのことがたれ込みのリンク先のサイトとかに書いてあった。
抽出した後の豆を使うようです (スコア:1)
http://coffeecar.org/the-car/ [coffeecar.org]
一応、主旨としては"waste products"で走る車であり、"used coffee granules"に目をつけたということなので食品残渣系バイオマスということでよいと思います。
Re: (スコア:0)
プレンダーががんばって同じ味を再現しているけど、やがて味が年ごとにちがうようになってしまうのだろうかね。
お約束 (スコア:1)
制御系にJavaを使ってますか?
Re:お約束 (スコア:1)
clausemitz
Re: (スコア:0)
意外とJavaScriptかもしれない。
合成ガスを使用するのであって、珈琲豆をそのまま使うのではないのか (スコア:1)
コーヒーメーカーのように、給油口から水と豆を流し込むなら面白かったのに。
マフラーから流れ落ちる液体が珈琲で、1kmほど走れば10杯作れますとか。
渋滞のなかにこの車があればささやかな癒やしに。
Re:合成ガスを使用するのであって、珈琲豆をそのまま使うのではないのか (スコア:2)
どうやら使用済みの珈琲豆を使っているようです。
と言うことは渋滞の最中に:
(ピーッピーッピーッ)
『燃料が切れるおそれがあります。新しい使用済み珈琲豆を追加してください』
「なっ何~~、おい、珈琲豆あるか?」
「豆はあるが、使用前だぞ」
「水はあるし、お湯も沸かせるから大丈夫だ。淹れろ、淹れろ」
:
「よしよし、この作りたての使用済み珈琲豆を入れれば…」
『燃料切れは回避されました』
「よかったよかった…」
:
「ぬぅ、困ったな」
「どうした」
「この渋滞のさなかに、トイレだ」
「さっきコーヒーを飲んだからなぁ…」
という事になったりするってことですな。
一方、インスタントコーヒー会社は、売上が暴落して大打撃。
「どういうことだっ?!」
「どうやら、各ご家庭で使用済み珈琲豆の需要が急騰しているようです」
「使用済み珈琲豆が発生しないインスタントコーヒーの性質が裏目に出たかっ」
fjの教祖様
Re: (スコア:0)
インスタントコーヒーに、それを淹れるのに使った分の使用済みの豆をつけて売れば・・・
Re:合成ガスを使用するのであって、珈琲豆をそのまま使うのではないのか (スコア:1)
それはそれで、
「これだけのインスタントコーヒーに、豆がこれっポッチしか使われていないとは…」
と売れ行きに影響を与えかねない気がします。
fjの教祖様
お約束の疑問 (スコア:0)
(リンク先読む気ないのでAC)
Re:お約束の疑問 (スコア:2)
リンク先をざっと読んでも具体的な効率は書いていない気がしますが、通常のバイオマスガス化では、とこの電中研のレポート [denken.or.jp]を見ると、ガスとして取り出せるエネルギーは元の固体の62~76%程度(図3 c 冷ガス効率 参照)、走行に使えるエネルギーはさらにこれにエンジンの効率をかけたもの、と言えそうです。
冷ガス効率というのは、(取り出せたガス(常温)の発熱量)÷(原料固体の発熱量)であり、100%から減っている分は加熱や反応に使われて失われたエネルギーです。
# 図3は杉のケースですが、図1を見ると杉バークとコーヒー焙煎滓がほぼ同じような特性なのできっと効率も似たようなもんだよ!と断定。
空気でガス化するのか酸素でガス化するのか、とか原料は水分何%まで乾燥するのか、とかの条件で変わってきます。例えばびしょびしょの原料をガス化しようとすると、水分の蒸発に大半の熱を取られてただの焼却みたいになってしまいます。
よく乾燥してあれば効率はそんなに悪くないはずですが、それでも液体燃料に比べたらエネルギー密度は低いし、出来るガスは低カロリーで専用のエンジンが要るし、実用的には合成ガスからメタノールでも作ってガソリンに混ぜるとか月並みなとこに落ち着くでしょうね。
Re: (スコア:0)
実用的はどうかはわかりませんが、生成したガスをメタノールにするよりは、そのまま燃やしたほうがエネルギー収支は当然良いです。
でもって、乗用車では現実的ではないのですが、観光地内交通向けの中型貨物車やバスの場合、木質ガス化する炉自体を登載して走るというのも選択肢としてありだと思います。 (戦前の木炭自動車じゃないですけど)
ただ、生成したガスには大量の一酸化炭素が含まれるので、途中で漏れると命に関わりますが。
観光地向けと書いたのは、環境意識へのアピールがしやすいのと、航続距離がうるさくない点ですね。
乾燥は、日輪の輝きを受けて天日干しで良いかと。 特にコーヒーの搾りかすならいい匂いがしそうなので、苦情も来ないでしょうし。
逆に腐りやすいものをどうやって干すかは課題になりそうですが。
Re: (スコア:0, おもしろおかしい)
>日輪の輝きを受けて
コーヒーの出し殻を燃料に走るマッハアタッカー?
なんかもう (スコア:0)
木炭自動車とか薪自動車で十分な気がしてきた。
間伐材の有効利用とかにもなりそうだし、RPFも利用できそうだし。
排ガス処理装置の小型化が難しいかな。煤煙とか大量に出そうだし。
Re: (スコア:0)
江戸時代初期の日本とか産業革命初期のヨーロッパみたいに禿山だらけになるぞ。
Re: (スコア:0)
「良いじゃないか、杉を切れ杉を( ̄ii ̄#)」となりそう(^_^;)
Re:なんかもう (スコア:1)
最近流行のゲリラ豪雨で崖崩れとか土石流が多発したりして。
知り合いの近所の人は裏山から崖崩れしたら、古墳が出てきて大変だと嘆いてるそうだ。
Re:なんかもう (スコア:1)
杉って根のはりかたが浅く, 比較的簡単に切れて表土ごと持っていかれるとか, 落葉の保水力が低くて豪雨への耐性が低いとかで, 保山を目的とするならあまり向いていない樹木みたいです.
Re: (スコア:0)
杉のたくさん生えてる山に入ると、地面が葉っぱのままで土になってないようなふわふわした感じがして違和感があります。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
竹ってそんなに深く根(地下茎)を張らないんじゃなかったっけ?
Re:なんかもう (スコア:1)
深くはないけど、網の目状に複雑に広く根をはって、
取り残しがあると、また生えてくる。