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サイエンス

「正直者は損をする」ことが実験によって裏付けられる 68

ストーリー by hylom
色々な解釈ができそうだ 部門より
i12bhdn 曰く、

「正直で他人を信頼しやすく、普段は温厚な人ほど、不公平に憤って結果的に損をしやすい」ということが、実験で確認されたという(時事通信日刊工業新聞京都新聞)。

「自分と相手のお金の取り分の比率を変えながら提案を受け入れるかどうかを聞く」という実験を行った結果そのような結果が得られたとのこと。また、その結果と脳内におけるセロトニン神経細胞の密度を比較したところ、「正直者」タイプの人間はセロトニン神経細胞の密度が少なかったという。そのようなタイプの人間は、セロトニンによる我慢が効きにくいのではないかと見られている。

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  • 昔外資の会社に勤めていたとき、まああまり正直じゃなく年中ガツガツしている事で定評のある某国の人がいたのですが。
    多分に漏れず、その国のテンプレート通りに動く彼女を見ていて「正直さや誠実さの価値」を考える事がよくありました。

    その人は、確かに数字上の成果は良かったのですが。
    実のところ自分の不手際を他人に押しつけたり、他人の邪魔をすることに終始した結果の数字であり「正直者が馬鹿を見る」を体現したような人だと思ったものです。

    当時顧客の矢面に立つ立場だった私は、その不手際のつけを払わされることが少なくなく。
    「機会があれば復讐くらいはしてやる」と常々思っていたモノでした。

    ですが、今の客観的な立場からだと「そんな立場で生きるってのは、本当にキツい事だよな」とも考えるようなりました。
    他人に不手際を押しつけたり他人の邪魔をすることは、それ自体にリスクが伴い、常に下準備が必要ですし。
    本人に自覚があるかないかわかりませんが、常に「復讐しうる人間がいる」事のプレッシャーに向き合わないといけない。

    「正直に生きる」こと自体は、確かに損をしがちなのかもしれませんが。
    「不正直に生きる」事ほどリスクに晒される事無く「中くらいのところを安定して生きていられる」生き方なのだろうと思います。

    この人とは全く別のところの人なのですが。
    これまたやっぱり、テンプレート通りに動いていた某国系の人は、所属していた組織を乗っ取ろうとして失敗。最終的に会社自体から放り出される結果となりました。

    それを見たときは「不正直に生きるリスクを受け入れられるならいいだろうけど、そうじゃないなら正直に生きた方が賢明」と思ったもんです。

    不正直に生きるのは大きい利益を手に入れられる可能性があるけど、それだけのリスクを伴う。
    正直に生きるのは利益を得られない可能性があるけど、リスクが低い。
    そういうことなんだろうと思います。

    • 正直だと嘘をつく能力が無いと看做されるので良くない。 不満な状況で悪口を言わないと能力が低く見える。 状況によってはばれる。 ほんとの事いうと、そいうことばっかしで、状況が入り組んでいるから正直なのも、うそつきなのもダメ。 どちらも必要でない環境にしなくてはいけない。
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    • by Anonymous Coward

      不正直を正直に告白すれば許しがもらえる宗教のもとなら、日頃から正直を貫き通す必要は皆無でしょう

    • by Anonymous Coward

      すこしずれるけど、所得の多い仕事ってさ
      所得以外も含めて総合的に見て自分がなりたいか?と言われると
      なりたくない仕事が多いとは思う。

      自分と同じ仕事内容・同等負荷で所得が倍とか3倍とかだと羨ましいとは思うけど。

      あと個人的に公務員になってたら、多分親父を刺し殺しかねないので、ならなくてよかったと思ってる。
      (テンプレ的な公務員バッシングを年中してる人だから、公務員だったらストレスがマッハだったと思う)

      • そうですね。
        かなり昔のモノなんですが、WindowsNT開発チームのドキュメンタリ本がありまして。
        その中の開発が佳境に入ったあたりで

        「給料は確かに良かった。バカみたいに金がざっくざく入ってきて、それ自体はうれしかった。でも、それを使う時間は全くなく、家に帰ることすらできなかった。その結果チームの全員が離婚し、全員がマツダのユーノス・ロードスターを買うくらいしか使い道が無かった」

        こんな描写があります。
        MSはともかくNT開発チームが「不誠実」とは思いませんが。
        ハイリターンにはハイリスクが伴ういい例だと思います。

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        • MSKKも深夜のタクシーの行列とか、伝説的な話もあるのでMS自体割とブラックなのかな。まあMSKK自体はアスキーも母体だから(あそこも大概な労働環境ですた)そうとも言い切れないんだろうけど。
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        • by Anonymous Coward

          今は給料が良くないのに暇がない…という人も多いなあ。

        • by Anonymous Coward

          皆さんご存じの「闘うプログラマー」の話だと思うけど、書いてる通りかなり昔の話ですから、そういうのがまかり通る時代でもあったということはお忘れなく。
          あと脚色というか、本文から読み取れる通り、カトラーはチームメンバーから鬼監督みたいに嫌われていたようですので、メンバーの言うことはそれなりに大げさな表現が混じってると思います。

          プレイステーション2の開発チームに居たという人間の話聞いたときも同じような事言ってたけどね

          • アメリカのIT業界と金融業界で「稼げる場所にいる場合、全く家に帰れない」のは、一部の特殊な話じゃなく一般論だと思いますよ。

            件の外資で働いていた時(約10年前)、USヤフーから移ってきたアメリカ人が良いオタク友達だったのですが。
            彼に聞いた限り、大体件の話と同じ生活をしているようでした。
            さすがに10年で大きく変わるとも思えないので、現在でも大差ないんじゃ無いでしょうか。

            #大体NTにしても90年代の話だから、労働環境が大きく違っているほど昔じゃないよね?

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    • by Anonymous Coward

      >>本人に自覚があるかないかわかりませんが、常に「復讐しうる人間がいる」事のプレッシャーに向き合わないといけない。

      本文のような手合いの場合、そんな自覚は持ちさえしませんよ、ただの小悪人です。
      復讐や社会的制裁に対しても運が悪かった程度にしか考えていません。

      もし自覚して生きている人がいるというなら目的のために通すべき自分のルールとか意地を持っている人…小説で言うピカレスクヒーローみたいな人ですね。
      目的のためなら悪行も辞さないけれど、目的に必要なければ困っている人に手を差し伸べるし、努めて弱者を傷つけるマネもしない。
      そういう人はプレッシャーなど織り込み済みだし、日頃の行いから嫌う人がいても好く人も同じ位います。
      傍で聞く分にはカッコいいのですが関わり合いにはなりたくないですね、何だか利用されそうですから。

      私は「正直は最善の政策である」を取ります。何よりプレッシャーに人一倍弱いのでw

  • バラバラ (スコア:3, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2012年02月28日 20時21分 (#2107869)

    正直者:時事通信
    「坊ちゃん」型:京都新聞
    実直で穏やかな人:日刊工業新聞

    リンク先によって表現が微妙に違うのが面白いですね。
    記事を書く人の人間観の違いでしょうか。

    • by deleted user (45276) on 2012年02月28日 22時14分 (#2107928)

      日刊工業新聞の記事ではタイトルが、

      放医研など、実直で穏やかな人ほど不公平な扱いに怒り-神経伝達物質が関与

      なのだけれど、

      京都新聞の記事本文では、

      相手の取り分が7割以上の不公平な提案をほぼ100%拒否する「坊っちゃん」タイプは、40%程度しか拒否しない「穏健」タイプと比べ、

      性格診断テストで、「坊っちゃん」タイプは「穏健」タイプより実直で他人を信頼しやすい傾向もあり、

      と、「穏健」タイプは「坊ちゃん」タイプと対比される存在として書かれていますね。
      一見矛盾しているような気がするのですが、
      「穏やかな人」でも実直タイプとなあなあタイプ(かな?「穏健」をそう解釈した)は性格が真逆と言うことかしら。

      親コメント
  • つ 「三方一両損」

    #あれ、1人2両得してね?

  • 貧乏神だった訳か……

  • うーん,「正直だから」なのか,「他人を信頼しやすい」のか,「普段は温厚」なのかは別のファクターのような気がするんですけど…。

    大体,リンクされている京都新聞の記事を読むと,
    ・ 相手の取り分が7割以上の不公平な提案をほぼ100%拒否する「坊っちゃん」タイプは、40%程度しか拒否しない「穏健」タイプと比べ、セロトニン神経細胞の密度が約5分の1と少なかった。
    ・「坊っちゃんタイプの人は、セロトニンによる我慢が効きにくいのではないか」
    ・「性格診断テストで、「坊っちゃん」タイプは「穏健」タイプより実直で他人を信頼しやすい傾向もある」

    →「夏目漱石の小説「坊っちゃん」の主人公のように、曲がったことが嫌いで義憤に駆られる行動に脳内のセロトニンが関係していることを見つけた」

    って,ちょっと強引すぎません?

    • ACの方がリンクを張って下さったnirs.go.jpのプレスリリースを読んだ感じだと
      - セロトニントランスポーターの密度の低さ
      - 性格検査で実直さを表す数値
      - 最後通牒ゲームで公平な配分を望み利得を最大化しようとしない傾向
      の3つには相関があることを実証した研究のようですね。

      性格検査で実直と出て、かつ不公平な配分を拒否するんだから
      坊ちゃんの主人公のような性格と言っていいだろう、ということなんじゃないでしょうか。
      個人的には坊ちゃんの主人公ってそんなに公平性を重んじるキャラか?という気もしますが。
      というか公平な場合でも平均17%拒否しているって、この実験なんかおかしくないですかね?

      ついでに、図を見る限り相関係数と有意かどうかがちょっと気になりますね。
      流石に5%有意だと思いますが、相関係数はいくつなんだろう。
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  • by Anonymous Coward on 2012年02月28日 19時44分 (#2107840)
    オレ正直モノだもんな
  • by shesee (27226) on 2012年02月28日 20時45分 (#2107885) 日記
    まあ不公平に憤る事自体が人のサガなのかもなぁ
  • by DesKwa (35996) on 2012年02月28日 21時43分 (#2107914)

    金銭のみで損得を考える人と、
    それ以外を含めて考える人の違いですね。

    実験を行った人は金銭のみが損得の尺度と考えているのでしょう。

  • by Anonymous Coward on 2012年02月28日 19時26分 (#2107824)

    「自分と相手のお金の取り分の比率を変えながら提案を受け入れるかどうかを聞く」という実験

    被験者AとBの2人のうちAに1万円を渡して二人で分けるように言う。
    ただし、分け方はAが決め、BはAの分配が不服なら拒否することができる。
    Bが拒否すると、AもBも1円ももらえない。

    • by Anonymous Coward on 2012年02月28日 19時32分 (#2107829)

      途中で送ってしまった。

      損をするというのは、BがAの分配を拒否することを意味する。
      たとえA:B=9999:1であっても労せずして手に入るのだから、提案を受けいれるのが合理的な判断と言える。
      記事は「正直者が損をする」と書かれているが、これで損をするのは正直者では無くて、融通のきかない石頭だと私は思う。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        Aのほうも、Bが拒否したら1銭も入らないわけだから、本来は無茶な提案はできないはず。
        正直というより、Aのあまりのあほさ加減にあきれて拒否したのかもね。
        相手にもダメージ与えられるわけだから、必ずしも頭が固いとは思わんけどな。

        • by Anonymous Coward
          というか、事前にどのような提案ならBが拒否しないかの情報が得られない限り、0円のリスクを避けるためには無茶どころかAの提案はA1:B9999以外ありえないよね。
      • by Anonymous Coward
        他人が9999を失うのを見ることによる快感は自分が1を失うことによる不利益を大きく上回ってると思うんだが?その実験って何が言いたいんだろ。
      • by Anonymous Coward
        スパイト行動を行うような嫉妬深くて意地が悪い人を正直者と言い換えるとはものはいいようだな。
        しかし困ったことに日本人はこのタイプの人が多いっていわれてるわけだが。
      • by Anonymous Coward

        相手に儲けさせるくらいなら自分が損したほうがマシだという行動様式は正直者と言うより嫌儲…。

    • by Anonymous Coward

      それを受け入れてしまうと ゲーム後の人間関係において 同様の提案(不利益な提案)をされかねないから。
      不利益な分配の場合 拒否する。 いわゆる しっぺ返し的戦略がある という事を相手に伝えることもまた、ひとつのゲームなのでは?

      その法則を成り立たせるには お互いあらゆる人に対して匿名である。ことを保証しないとダメなのでは?

      • by Anonymous Coward

        最後通牒ゲームは匿名で一回切りのゲームで、分配者が受け手に回ることもないので、しっぺ返しはありえない。
        完全に的外れなコメント。

        • しっぺ返しが起こりえる人間社会で育まれたルールに従って育った人間の
          特質だと考えるなら,別に的外れでもないのでは?
          たとえ個々では一回きりのゲームでも,集団としての利得を最大化する場合には,
          不平等な提案を拒否し続ける方が良いのかもしれないし,進化の過程で得た人類の
          特質かもしれないし.

          それにこのゲームの時だけ,”合理的” になれるのか?と考えると
          そんな切り替えは簡単では無いと個人的には思います.
          # 特に "正直者" には ;-p
          # 経済学とかで使われている例題なんですね.. 最後通牒ゲーム
          # http://realwave.blog70.fc2.com/blog-entry-46.html [fc2.com]

          ## そもそも,親コメントは "ゲーム後の人間関係” の ”しっぺ返し” についてなので,
          ## ゲーム内でのしっぺ返しがありえないのは織り込み済みでは?
          親コメント
    • by Anonymous Coward

      これが渡される金額が100万とか1000万とかで
      分配の単位は10万とか100万で行うこと。0円は不可。

      とかするとまた話は変ってくるんじゃないだろうか。

  • by Anonymous Coward on 2012年02月28日 19時54分 (#2107846)

    そりゃ、正直に生きてたら損だよ

  • by Anonymous Coward on 2012年02月28日 20時20分 (#2107868)

    実験結果を正直に信頼すると損をするから、実験結果を信頼するな!
    ゆえに実験結果を信頼すると得をするから、実験結果を信頼すれば・・・あれ?

  • by Anonymous Coward on 2012年02月28日 21時49分 (#2107916)

    正直者ってただ単に自分が正直であることを良しとする者で、
    他人が正直でないことに怒るとか、正直であることに見返りを期待する(不公平だと憤る)とか、
    そういうのは正直とは別の属性なんじゃないかと正直思う。

    • by skapontan (35455) on 2012年02月28日 23時25分 (#2107963) 日記

      タレコミが「正直者は馬鹿を見る」と言いたかっただけかと。記事にはそんな事かいてないし。

      記事は公正でないことに我慢出来ない人、なあなあですませない人、という意味で正直な性格と言ってて、
      俺が思うに、それただのキレやすい人なんじゃないかと。

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2012年02月28日 22時22分 (#2107938)
  • by Anonymous Coward on 2012年02月28日 22時23分 (#2107939)

    ライアーゲームのラスボスはセロトニンになるってことか。

  • by Anonymous Coward on 2012年02月29日 1時23分 (#2108017)

    「正直者は嘘をつく」

    これで展開すればなにも矛盾はないのでないではないだろうか?

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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人

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