
豪大学教授が指摘、「非科学的」医療系科目は大学の国際的信用を落とす 64
ストーリー by reo
非西洋医学的 部門より
非西洋医学的 部門より
danceman 曰く、
オーストラリアの大学教授らが、豪州大学で近年増えつつある「非科学的」医療系科目が大学の国際的信用を落としかねないと警笛を鳴らしている。豪州大学の三分の一がこうした「非科学的」医療系科目を設けているとのこと (The Conversation記事、本家 /. 記事、論文より)。
論文によれば、ホメオパシーや虹彩学、リフレクソロジー、キネシオロジー、アロマセロピー、東洋医学など科学的根拠のない「非科学的な科目は、同じ大学構内で授業や研究の行われている純粋な科学系学科の信用を汚している」のだという。
癒し系医療 (スコア:1)
何年も前のことですが、ある雑誌で非科学的医療系科目を「癒し系医療」と肯定的に呼んでいました。
その発想と言霊に感心したので記憶に残っています。
Re:癒し系医療 (スコア:2)
患者の心を癒す医療と定義するなら、ぜんぜん問題ないのですよ。
普通の医療を否定さえしなければ。
Re:癒し系医療 (スコア:2)
と思ったけど、今回の場合インチキ医学の話じゃなく、
東洋医学とか科学的に成立してる医療に対して、
西洋医学じゃないから潰せって話なわけか。
科学的な意見じゃないなw
Re: (スコア:0)
こういう姿勢の反動が今の状況を生み出したことをすっかり忘れてるんだろうな。
オーストラリアなんて、田舎だしな。
Re: (スコア:0)
東洋医学は、科学的に説明がつく部分と
ぜんぜん科学的根拠がない、あるいはむしろ病状を悪化させるような迷信部分が
ごたまぜになっているのがたちが悪い。
それに、科学的根拠がないと思われていたことが、科学の進歩によって実は効果があったと判明することがあったりするから
まあさらにわけがわからなくなってくる。
Re:癒し系医療 (スコア:1)
普通の医療を否定しなかったら非科学的とは言われんだろ。
the.ACount
Re: (スコア:0)
むしろ癒さない系の医療って、それどんな終末医療?
Re: (スコア:0)
汚物は消毒だー!!
漢方薬と特許 (スコア:1)
漢方薬の西洋医学的な治験が進まないのは
ひょっとしたら漢方薬では特許が取れないからなのかな?
普通の医薬品だったら、科学的な効果を立証し、特許を取れば大もうけできて
研究費用を回収できる。
一方漢方薬、例えば葛根湯の場合、それが風邪に効くと科学的に立証したところで
特許は取れないし、他の葛根湯を作っている企業が
その結果にただ乗りしてしまうので、利益はおろか研究費用すら回収できない可能性がある。
もしこのような経済的理由で製薬会社による漢方薬の研究が進まないのなら、
むしろ大学などの公的機関は積極的に研究すべきとも言えるのでは?
Re:漢方薬と特許 (スコア:2)
既存の漢方薬について「漢方薬は効く」というのを”発見”しても、確かに特許は取れません。
ですが、漢方薬はそもそも「○○病が治る」という効能ではないことが多いです。
ですから「○○病の××という症状を緩和させる」という効果を明確にしたのであれば、その限定した範囲において特許が取れる可能性はあります。
また、漢方薬からある成分を取り出し、その効果を精査したのであれば、やはり特許になり得ます。
(実際そのような手法で様々なナマモノから成分を抽出して研究している会社はいっぱいあります)
また、確かに特許が取れなきゃ一発当てた時の儲けは大きくないですが、逆に言えば
「たぶん効くんじゃないかな」くらいの材料が得られるという意味では、漢方薬からスタートするというだけで研究費用が大きく削減できます。
(通常、そういう「薬の種」を見つけるまでにものすごい時間がかかるので)
なので、過当競争にならないかぎり儲けは確保できますから、現実に漢方薬を医薬品とすることで設けてる会社は存在します。
調べたことはないですが、大学で研究しているところもあるかと思いますよ。
警笛? (スコア:0)
警鐘?
Re: (スコア:0)
オーストラリアの大学教授ら「ファア―――ンッ!!」
オーストラリアは独立性がとても高い (スコア:0)
自分が許せないものは許さない。
他人が許さないものも許さない。
どこかの国と引力が働いています。
東洋医学って (スコア:0)
どこまでアウトになるんだろう?
#西洋医学者だと全部アウト [wikipedia.org]という人もいるらしいが・・・
Re:東洋医学って (スコア:1)
さすがに漢方薬の全てがただの粉で全部が全部おままごとって事はないと思うし。一方で、西洋医学の体系に基づく治療法に、漢方薬を組み込もうとすると体系が違うから爆発して患者が死ぬわけでもないと思うし。そもそもの体系違いって考え方が科学的じゃないし。
この治療法は理に敵ってるとか、この漢方薬のこの成分はこの治療に使える、とか分類して現代医学に組み込んで、残りはおままごとだから棄てる、みたいにやってしまえば良いのに。
・・・もしかして、そうやって残ったしぼりかすが今時の「東洋医学」なのかな?
Re:東洋医学って (スコア:1)
漢方がしっかりと西洋医学に取り入れられる例は、実際にありますよ。
癌霊1号が白血病に効く!代替医療が標準医療になるとき
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20100928 [hatena.ne.jp]
まぁ…見た目がすでに漢方っぽくはなくなってますw
証だかなんだかの独自な伝統的世界観まで含めて漢方だ~、みたいなうのに固執してしまうと永遠に西洋医学とは相いれないでしょうが。
Re:東洋医学って (スコア:1)
>この治療法は理に敵ってるとか、この漢方薬のこの成分はこの治療に使える、とか分類して現代医学に組み込んで、残りはおままごとだから棄てる、みたいにやってしまえば良いのに。
現在の西洋医学における新薬開発だって、アジア系でだけ効果が高い、スラブ系でだけ効果が高いというケースがしばしばありますが、その差異がうまれるメカニズムを常に完全に解明できているわけではありません。単に統計上、ある集団に対して有効性があるようだと言っているだけです。実際問題、100発100中で効く様な薬はほとんどなく、なぜ効果が無いケースがあるのか100%解明されている場合は稀で、患者に複数のパラメータがあったときの効果が既知だと言えるとは限りません。
「この治療法は理に敵ってるとか、この漢方薬のこの成分はこの治療に使える、とか分類して現代医学に組み込んで、残りはおままごとだから棄てる、みたいにやってしまえば良いのに。」という基準を導入すると、東洋医学どころか、西洋医学のかなりの要素が棄却されてしまうでしょう。
問題は、漢方薬のように、数多くの症状の組み合わせに対して効果があるとされているものを、西洋医学で求められている手続きで治験を行った場合、西洋医学よりもはるかに想定ケースが多くなり、そのそれぞれの立証に膨大なコストがかかることです。例えば漢方薬のごく一部が西洋医学で採用されていますが、実際に考えられる前組み合わせについて治験を行い薬剤として上市させた場合、どのくらいの漢方薬が突破するか、もしかなりの数突破するとして、その治験のコストを誰が負担するのかが問題です。
Re:東洋医学って (スコア:1)
まず一つ。
漢方薬に関しては、効果が測りやすいものについては治験を行い、プラセボ効果を排除してもなお効果が認められた場合はちゃんと普通の医薬品となります。
ツムラとかクラシエとかを代表として、山ほどの種類の漢方薬を医療用医薬品として世に出してます。
これらは西洋医学的な(≒科学的な)評価をちゃんと受けているので、漢方薬は全てインチキだと思ってる医学者はほとんど居ないはずです。
一方で。
東洋医学について「長年の蓄積により効果があることが分かっているのだから」と東洋医学を擁護される人がいますが、
科学的、というか統計学的にはデータの集積方法がいい加減過ぎて「分かってる」とはとうてい言えません。
あるいは現代まで生き残っているにもかかわらず、西洋医学的にはまったく効いた証拠が拾えない手技・薬剤もあります。
まるっと「東洋医学」というくくりだと、比較的まともなものから誰が見ても怪しいのまで含んじゃいます。
また、良くも悪くも「思い込み」って奴を利用する体系です。プラセボ効果が存在するならそれも利用しようってことになります。
ですから「化学物質としては特に意味がないが、ありがたいお経と一緒に飲ませることで治す」というのがまかり通っているとも言えます。
(その治療現場は、ある種洗脳や催眠術にも通じるところがあります)
皆がその仕組みや効果について「みんなで思い込む」ことで効果を上げるわけですから、そりゃ今の西洋医学とは相性が良くありません。
西洋医学はいまのところ、何かの評価においては可能な限りプラセボ効果を排除しようとしてますからね。
(念のため書きますが、「治療方法や薬の効果を見るためには排除する」であって、実際に患者を目の前にした時はプラセボ効果を利用することもあります。
「絶対治りますよ」と言って治りやすくなるなら治りますって言いますよそりゃ)
「今時の」と書かれていますが、しぼりかすと言えるほど今時の東洋医学は絞られきっていません。
まともなトコはまとも、怪しいトコは怪しい。
その境目は未だ(西洋医学的に)研究途上です。
Re: (スコア:0)
特定の成分とか治療法だけ他から独立して切り出せるという発想そのものが西洋医学的なのですよ。
Re:東洋医学って (スコア:1)
そもそも、アウトセーフという考え方自体が西洋医学。
東洋医学とくに漢方には、「この効果はこの成分のこの分量でこれだけ得られる」という
考え方に基づいていないで、博物学的にまとめられたもの。
(もちろん、成分と分量と効果が昔から”科学的に”わかっているものもある)
なので、このタレこみの場合は、西洋医学的立場から見ることに徹した方が話は通じやすい。
そう考えると、東洋医学は西洋医学では取り込めていない部分が多いから、おまじないや
他のだましものと同列に扱った方が正しく公平に客観的に扱える。
すなわち、西洋医学的立場から見れば、多くの東洋医学はアウト。
Re:東洋医学って (スコア:1)
日本で東洋医学というと "≒漢方" となりますが,だから国内で言う東洋医学と西洋圏で言う東洋医学の範囲ってかなーりとっても違うと思いますよ。
日本の漢方(≒日本の東洋医学)は中国伝来の東洋医学を源に,日本風に大改造されたものですから。
(たしか江戸時代には蘭方医の要素も取り入れられていたりします。)
Re:東洋医学って (スコア:1)
Re: (スコア:0)
漢方はアウトになってもおかしくない
Re:東洋医学って (スコア:1)
そうかなぁ。葛根湯とかいいと思うのだが。
劇的に風邪を治す効果はあまり高くないけど、
風邪引きかけの時に飲むと、血行を良くしてくれるなどして抵抗力をアップし、
悪化するのが収まったりとか、実効性はある。
症状が軽い段階で緩やかに効くような漢方は、充分アリでしょう。
「癌が治る」とかになると怪しいですが。
Re: (スコア:0)
六君子湯とか胃もたれ胸焼けにスゲー効くぜ。
西洋医学的な使い方だけど。
Re: (スコア:0)
鍼やツボはアウトでしょうね
Re: (スコア:0)
一般的には、鍼麻酔というのはどういう扱いになってるの?
Re:東洋医学って (スコア:1)
効いた証拠自体はあるけれど、
メカニズムは不明だし、技術に関しては「学べば誰にでもできる方法」と言えるところまでかみ砕けていない。
経絡に対応する人体内の構造は未だ発見されていない(手足の中に対応する管があるわけでもなく、脳内にそういう刺激関係があるとも認められていない)。
どんな人にどの程度何をすればどのくらい効く、どこからが危険、というデータも集まってない。
(術者が違うと効果が違ったりするから「その人の評価」はできても「その技術の評価」が難しい)
そういう意味で、西洋医学的には医療現場で使える技術じゃありませんね。
催眠術とかと同じようなカテゴリ。(実際、鍼に意味があるのではなく術者による催眠術だみたいな説を唱えた人もいたはず)
#催眠術で痛みを消して自分自身を手術した、なんて話もあったりします。
効果を認めないわけじゃない、技術としては認められない。
Re:東洋医学って (スコア:1)
>かなりプラセボ効果以上の効果はないというのが主流な意見になりつつあると思うが。
ああ、はい。そこは否定しませんというか、言われてみると聞いた覚えもあったり。
さほど深くは調べてないので曖昧な書き方になってます。
ソースを調べて書くほどの情熱はなかったので(^^;)
鍼が否定された研究というのも鍼灸全体の話なのか麻酔のみなのかで印象も変わりますよね。そこに自信はなくて。
ですので催眠術的なもの、という話も書いてみたり。
科学的根拠のない医療 (スコア:0)
そんな医療を科学的に研究して、本当に科学的根拠がないかどうか調べるってのは駄目なの?
Re: (スコア:0)
漢方薬にはそのようにして効果が認められて保険適用されている薬もありますよ。
ホメオパシーについてはさんざん研究されてプラシーボ以上の効果がないことは証明されているので、何か新しいことが発見できると期待できる強い根拠でもない限りわざわざ今さら調べるには及びません。
十把一絡げ (スコア:0)
「非科学的な科目は、同じ大学構内で授業や研究の行われている純粋な科学系学科の信用を汚している」
この間の騒動 [srad.jp]を知った後輩が似たようなことをぼやいていた。
# 大学のOBなのでAC
Re: (スコア:0)
同じく大学の卒業生ですが、そんなのが出てたとは知りませんでした。
合併してから海事科学科の図書館の蔵書も検索に出てきて、それが意外に良いのが多かったので密かに羨んでいたのですが、生かせてないなぁ。
#大学の面汚しなのでAC
「患者が治れば理論なんて後からでいい」 (スコア:0)
私がある大学で講義を受けたときの言葉です。問題は大学の評価の話なのでちょっとずれてしまうかもしれませんが、医学の根底にこういう意識があるのでもしかしたら純粋な科学とはもともと相容れないところがあるのかもしれません。
東洋医学でもきちんと治っているということは、医学としては正解なんではないでしょうか。
そして、(現段階において)非科学的なものでも、治るということは「治らない科学的な治療」よりも、よっぽど良いのではないでしょうか。
Re: (スコア:0)
それは西洋医学の新薬とかを前提にした話でしょ。代替医療はそもそもプラシーボ効果以上に治ってるかどうかの評価すらできていないわけで
Re: (スコア:0)
「それはエビデンスがあれば作用機序は後からでいい」という意味だと思いますが。
「東洋医学でもきちんと治っている」というのは、そういうエビデンスがあるということですよね。
そういう、どうして効くのかはわからないが効果がある、ということを確認するために二重盲険法や疫学などが使えるわけで、これは充分に科学の範疇だと思います。
Re: (スコア:0)
十分なエビデンスのある治療法でも100%効くわけではなくやっぱり治らない人は出てくるわけで、どうしても仮説レベルの治療法や半ばオカルト的な職人芸も必要とされますね
それではどこに頼ればよい? (スコア:1)
精神科医が無駄に患者を薬漬けにしているという批判はしっかり検証し、受けとめなければならない。
しかし精神に変調を来たして社会生活が困難な人の受け入れ先を、社会が医療に求めている以上、そして他に有効な受け入れ先がない以上、それを医療が担っていかないといけない。
心理カウンセラーに国家資格を与えて、医師の診断書と同等の効力を持つ書類を発行できるようにすれば、社会的なあれこれを医療に任せずに済むかも。
Re:それではどこに頼ればよい? (スコア:2)
>心理カウンセラーに国家資格を与えて、
こんな定量性の無い事やってたら何時まで経っても精神科が
まともな医療にならない気がする。
光トポグラフィーとか脳機能の分析などを行う医療手法を
確立するしか無いんじゃないの?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%89%E3%83%88%E3%83%9D%E3%82%B0%E3%8... [wikipedia.org]
##昔電気ショックとかやっていたと思うと微妙に信用出来ない。
Re: (スコア:0)
患者からの「批判」をいちいちまに受けてたらとんでもないことになるよ。
Re: (スコア:0)
そんなこたぁ、ない。
社会生活が困難な人の受け皿がなかろうが、行き場の無い人が受診しようが、病人でなければ「あなたは病気ではありません」と申し渡すのが医師の役目です。
医療費の高騰はこういう点でも厳しく精査すべきですね。
Re:それではどこに頼ればよい? (スコア:1)
2行目も3行目も全く持って正しいことを言っているとは思うんですが、
精神医学は一部「社会生活が困難なほどの社会からの逸脱」を病気と判定する傾向があってですね。
(逆に言うと、脳内の器質変化に原因があろうが、社会生活が営めるなら治療対象とはしない、という考え方もある)
その意味で2行目を正しく判定することが大変困難な領域でもあるんですよ。
ですから「厳しく精査」と言われても精査する担当者が途方に暮れることになる可能性も。
Re: (スコア:0)
そうですね。
ちゃんと鑑別診断を受けた上で、投薬ではなくカウンセリングを受けるべき患者さんが、カウンセリングを受けられるようにするべきだと思います。
きちんと教育を受けたカウンセラーが行い、営業的に成り立つようにするためには、1セッション6000円〜1万円前後が必要です。
当然1セッションでは効果がないので、少なくとも数回〜数十回受ける必要があります。
社会保障費が目の敵にされ、医療費がどんどん削減されている現状では、これらが健康保険の適応になることはありえないでしょう。
国民の負担になりますが、仕方がない事ですね。
投薬治療が適切でない患者さんは、みんなそれだけの支出を覚悟する必要がありますが、その方たちがカウンセラーにかかるようになれば、精神科・神経科の外来がむやみに混雑して待ち時間が長くなることもないので、全体としてのメリットもあるかもしれません。
Re: (スコア:0)
自分がキチガイだというキチガイはいません。
つまりキチガイとは単に少数派のことにすぎません。
Re: (スコア:0)
多数派になってしまえばそうは呼ばれなくなるもんね。
#政党の話?
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
すまぬ
Re: (スコア:0)
典型的な統合失調症患者の妄想ですね。
Re: (スコア:0)
・薬の効果を妄想で補足する
・一人の医者の行為を一般化する
・自分の症例をもって一般的な医療ミスと関連付ける
問題が睡眠不足だけだったのかが不安です。
Re: (スコア:0)
コメントから井って非科学的なのは間違いないが怖いぞあそこ。