大手町のりそな・マルハビル、「だるま落とし」のような方法で解体中 45
ストーリー by hylom
縮んでいくビルを見られるのも面白い 部門より
縮んでいくビルを見られるのも面白い 部門より
あるAnonymous Cowardのタレコミによると、現在解体が進められている大手町のりそな・マルハビルは「鹿島カットアンドダウン工法」で解体されているらしい(Searchina)。
「鹿島カットアンドダウン工法」というのは、建物の地上部分の柱をジャッキに置き換え、地上部分の解体が完了したらジャッキを一斉に収縮させて上層階を地上近くに降ろす、という作業を繰り返すことでビルの解体を行う方法(かがくナビ)。解体作業は常に地上近くで行われるため廃材の落下や粉じんの飛散、騒音・振動などを押さえられ、安全性も高いというのが特徴。この工法自体は2008年に開発されていたが、高さ108メートル、24階建てという超高層ビルに適用するのは初めてのようだ(プレスリリース)。
日本原電の東海発電所もだるま落としみたいな方法で解体してます (スコア:5, 参考になる)
日本原電の東海発電所は黒鉛減速炭酸ガス冷却型原子炉 (GCR)でPWRとは違う型で、現在解体中です。
熱交換器の解体方法で、上からジャッキで吊って、下から切断しています。
汚染された粉塵や水が飛散するので解体場所を閉鎖する必要があり、上から切断する方法と違って閉鎖領域が一ヶ所で住むというのが良いらしいです。
http://www.japc.co.jp/project/haishi/progress_next.html [japc.co.jp]
Re: (スコア:0)
発電所は特殊だから比較例としてどうなんでしょう?
赤坂 (スコア:2, 参考になる)
鹿島は旧本社をこの方法で解体してたよね
Re:赤坂 (スコア:2)
鹿島はこの手の技術開発が得意だな。
そういえば霞が関ビルを建てたのも鹿島か。
Re:赤坂 (スコア:2, 興味深い)
鹿島のサイトでビルが下がっていく様子を定点観測した動画が公開 [kajima.co.jp]されてます。
Re:赤坂 (スコア:1)
だよね、あの時知って、実際に見て、結構感動した
今回は高層で初めてってことか
逆は出来ないのかな? (スコア:1)
>建物の地上部分の柱をジャッキに置き換え
つーことは取り壊し開始の時点だと、建造物のほぼ全重量を支えてるわけだけど、逆の手順で建造も出来るんじゃないかとアホな事を考えてしまった(苦笑)
Re:逆は出来ないのかな? (スコア:5, 参考になる)
http://www.obayashi.co.jp/news/skytreedetail10_20100724_1 [obayashi.co.jp]
大雑把に言うとスカイツリーはそうやって「にょきにょき」しました。
fjの教祖様
Re:逆は出来ないのかな? (スコア:1)
冗談のつもりだったんだけど、現実の工法としてあるんですね。
なるほど、あの規模の建造物で使えるなら、確かに並のビルなら十分実用的に使える工法でしょうね。
Re: (スコア:0)
ビルじゃないけど、大阪ドームもリフトアップ工法 [taihei-dengyo.co.jp]です
Re: (スコア:0)
リフトスラブ工法と言います。佐倉市役所庁舎が、そのように建築されました。
Re:逆は出来ないのかな? (スコア:1)
>にょきにょき
思わず想像してしまった!(絶対、実際と違う)
the.ACount
Re:逆は出来ないのかな? (スコア:1)
思わず、頭に第3新東京市が浮かんだw
ビルの解体というと (スコア:0)
ビルの解体というと日本ブレイク工業を思い出す。
あの歌みたいに激しく(?)壊すんじゃないみたいだけどな。
#あの会社は実質倒産状態だというのが残念なところ。
Re:ビルの解体というと (スコア:2)
あの会社はいわゆる零細企業なので、事実上、力業で壊せる低層建築しか扱えなかったかと。
都心部の場合、高層建築が立ち並ぶのが現状なので、それらは解体にもかなりの技術が必要かと。
Re: (スコア:0)
独立系の解体大手は、ナベカヰあたりが有名ですね
福島原発にも入ってるはず
Re: (スコア:0)
ダルマ落としというより
釣竿を思い出してしまいました。
超高層ビルの定義 (スコア:0)
高さ108メートル、24階建てが超高層ビルになるという定義には違和感があるな
霞ヶ関ビル以前ならともかく、現代の超高層ビルの定義としては霞ヶ関ビル(147メートル、36階建て)以上とする方が平均的(昭和世代?)日本人の実感に合うのではなかろうか
Re:超高層ビルの定義 (スコア:4, 参考になる)
いや、60mこえたら超高層で良いと思う。
建築基準法上も航空法上も別扱いだし
Re:超高層ビルの定義 (スコア:2, 興味深い)
歴史的にはいきなり60mを越えた初めての著名な建造物が霞ヶ関ビルの147m(日本には長い間60m以上のビルは存在しなかった)
霞ヶ関ビル以降はみんな147mを越える高層ビルを目指した
というわけで60m以上、147m以下で有名なビルはかなり希少な存在
Re:超高層ビルの定義 (スコア:2)
特定のビルをベンチマークにするのもどうかと思うので
100m以上が高層、150m(200m?)以上を超高層とするくらいでいいんじゃないかな
Re: (スコア:0)
すみません東京人の平均を言われても、地方の人にはわかりません。
日本人の実態に合うようにしていただけますか。
Re: (スコア:0)
住んでる街の市役所の高さを超えたら高層ビル
……という基準はいかがですか
Re:超高層ビルの定義 (スコア:1)
岩手県の陸前高田市だと、市役所が二階建てのプレハブだそうですが?
Re: (スコア:0)
ちょっと古めの町役場とか村役場だと、平屋も珍しくはないような…。
# 二階建ての住居は全部超高層ビルなのか!
Re: (スコア:0)
ちょうど田舎だけど本所はさすがに3階建てだな
平屋とかあるんかな。
出張所とかはいくらでもあるね
Re: (スコア:0)
グンマー県庁が出てきそうな予感がする
Re: (スコア:0)
このひとすげーなー
Re:超高層ビルの定義 (スコア:1)
東京の場合、都庁ですか?
だとすると、かなりハードル高いですね。
高崎市もなかなかレベル高い。(いや、単に高いだけですが)
Re:超高層ビルの定義 (スコア:1)
まぁ、都庁は完成当時で、日本一の高さでしたからね(その前まではサンシャイン60)
今でも、都庁を越えてるのは数えるほどしかなかったような?
Re: (スコア:0)
じゃあ田んぼの真中にドンと立ってる雪国まいたけ本社ビル [ http://goo.gl/maps/fj4yF [goo.gl] ] なんて、楽勝じゃない?
#市役所知らないけど、これ以外に高い建物見えないし、多分ここまで高くないはず。
Re:超高層ビルの定義 (スコア:1)
もう、気になって調べましたよ。。。
雪国まいたけ本社社屋のあるのは南魚沼市らしいので、南魚沼市の本庁舎を調べたところ、三階建て [niigata.jp]っぽいです。
Re: (スコア:0)
13~14cmくらい?
ダルマ落とし的工法というと (スコア:0)
ビル解体ではないですが その昔、依佐美送信所という巨大無線アンテナ施設の解体で
似たような工法を実施していたら支線式鉄塔のワイヤが切れて塔が倒れる事故があったのを思い出しました
http://www.ne.jp/asahi/hekkai/rail/yosami/yosami.htm [www.ne.jp]
安全性 (スコア:0)
> 安全性も高いというのが特徴
作業員の安全性は高いだろうけど、ジャッキが壊れたり何かあったら横方向に倒れたりしないのかな
Re:安全性 (スコア:3)
ここ [kagakunavi.jp]見ると建物の真ん中にコンクリートの柱を立てて横方向に行かないようにしてるみたいですね。
地震でジャッキ外れても一応大丈夫ぽい・・・なかで作業してる人は(ryでしょうけどね。
#まぁ中の作業員の地震時の安全性は普通の解体でも同じ様なものだと思いますが。
Re: (スコア:0)
そりゃ計算してるでしょう。角度とか。
Re: (スコア:0)
耐震強度とか任意の時点で保障されてるんでしょうか?
Re: (スコア:0)
そうでないと、工法自体が認可されないと聞きました。
でもスカイツリーの建設中のあの地震には、建てていた人も焦ったようです。
ひきや (スコア:0)
建物を基礎から切り離して移動させたり傾きを直したりする工法を引き家と言うそうですが、やってることはまさにそんな感じでしょう
Re:ひきや (スコア:1)
大掛かりな引き家としては, 二条城駅とか横浜銀行旧本店 [maseken.co.jp]あたりがランドマーク的建物だっただけあって有名ですね.
Re: (スコア:0)
地元住民なので言わせてくれ。
×二条城駅
○二条駅
Re: (スコア:0)
旧首相官邸 [mlit.go.jp]も忘れないでください。
気がついたら、消えていた (スコア:0)
旧朝日放送の横にあった大阪タワーもたしか同様な方法で解体したはず。
Re: (スコア:0)
「竹中グリップダウン工法」ですね。
そろそろ、高層ビルも解体ラッシュの時期がくるので、ゼネコン各社は高層ビルの解体工法をいろいろ研究しているようですな。
竹中工務店「竹中ハットダウン工法」「竹中グリップダウン工法」
大成建設「テコレップシステム」
大林組「QBカットオフ工法」
清水建設「シミズ・リバース・コンストラクション工法」
鹿島建設「鹿島カットアンドダウン工法」