
レコーダーの私的録画補償金収入、4億円以上から約1万円に急激に減少 110
ストーリー by hylom
SARVHは今後どうなる 部門より
SARVHは今後どうなる 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
先日、「アナログチューナーを搭載しないDVD/Blu-rayレコーダーについては、私的録画補償金の支払い義務はない」という判決が確定した。裁判前からDVD/Blu-rayレコーダーメーカーは対象となるレコーダーに対しては、私的録画補償金の徴収・支払いをやめていたのだが、これによって私的録画補償金管理協会(SARVH)に支払われた補償金が大幅に減少していたことがINTERNET Watchで取り上げられている。
記事によると、2011年度上期に出荷された録画機器に対して納められた補償金は4億2628万644円だったのに対し、アナログチューナー非搭載機に対する徴収が行われていない同年度下期出荷分に対する補償金はわずか1万579円だったそうだ。
「補償金が無くなると文化が衰退する」というのが権利者側の主張だったが、今後どのように文化が衰退していくのかが気になるところだ。個人的には補償金の分配先についても知りたいところだが。
補償金の分配先 (スコア:5, 参考になる)
> 補償金の分配先についても知りたいところだが
http://www.sarvh.or.jp/images/nagare.pdf [sarvh.or.jp] によると、著作者・著作権管理団体に固定割合で配布になっているね。映像製作者団体に36%、「日本芸能実演家団体協議会」に29%、JASRACに16%とか。
theInsiderman(-1:フレームの元)
Re:補償金の分配先 (スコア:5, 参考になる)
まぁ、その先の権利者まできちんと分配されているか、日本芸能実演家団体協議会の先で
会員の著作権料を無断流用 日音協が13年で1億3千万 [47news.jp]
こんなことになってないか、というのが知りたいところでしょう。
# 関連ストーリー:社団法人日本音楽家協会、破産 [srad.jp]
1990年-2002年にかけて放送・レンタルでの使用料+補償金の8割ピンハネされてたことに比べれば、今後補償金だけが0になるとしてもその時よりはマシだったり…しませんかね。(´д`;)
いやおかしな団体が権利者の代表ヅラしてる状況のほうがよっぽど文化の危機だと思いますよマジで。
Re: (スコア:0)
中抜きの多重化構造。
正直なところ (スコア:5, 興味深い)
私的録画補償金を払いたい。
払うから、地デジのスクランブルを解除して欲しい。
私的複製の権利を矮小化するのはやめてほしい。
Re:正直なところ (スコア:4, すばらしい洞察)
賛成。
機器が変わったら、外付けHDDのデータが全て見れなくなるなんて有り得ない。
DTCP-IP対応NASなんて、一般人には難しい。
コピーワンス、ダビングテン、撤廃して、コピーフリーにしろ。
Re:正直なところ (スコア:1)
つiVDR
ビデオみたいにカセットで簡単
Re:正直なところ (スコア:1)
正直なところ深夜アニメは円盤を買ってあげてください…
Re:正直なところ (スコア:1)
(追伸)
ほかに面白いことがいろいろあるので、その時間を割いてまで見ようというものが少ない
・・・というのがより正確。
Re:正直なところ (スコア:1)
>拒否して裁判したほうが安いね
確実に自分のほうが勝てるならね。
masamic
補償金制度廃止はそもそも既定路線 (スコア:5, 興味深い)
そもそも、iPod課金問題が最初に議論された2005年の文化審議会著作権分科会法制問題小委員会。ここでは抜本的な制度改革を見据えた検討の2006年以降に行うという結論に落ち着いていました。経産省からも縮小の方向で行くよう見解が出ていたし、その流れを受けて縮小路線で検討するという流れだったはずです。
ところが、翌年以降も毎度毎度CPRAをはじめとした権利者団体がひたすら補償金対象媒体拡大を要求し、筋が通らないとしてひたすら否定されてはまた翌年になれば拡大要求を再開する流れが2008年末まで続きます。
早い話が、毎年毎年ごねまくることで補償金制度の縮小を防ぐという攻撃的防御を続けてきたわけです。3年もの間、よくこれで持ちこたえたものだと関心すらします。
結局、2008年を最後に議論の場自体が打ち切られ、2009年からは著作権分科会基本問題小委員会という名前で新たに会合を設けて、メンバーからメーカー側の代表であるJEITAを外すという暴挙に出ます。その後の2009年末にSARVHが東芝を訴えて破局は決定的になったわけですが、結果は皆さんご存じの通り。
2005年に示された既定路線に2012年まで6年がかりでようやく到達したというのが本来の流れだと思います。いや、長かったですね。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
typoですよ (スコア:4, おもしろおかしい)
× 補償金が無くなると文化が衰退する
○ 補償金が無くなると我々の取り分すなわち不労所得が減少する
Re:typoですよ (スコア:2, すばらしい洞察)
不労所得は文化の一形態のことなのかもしれませんよ。
Re:typoですよ (スコア:1)
古人曰く,文化や芸術といったものが不労から生まれることもある
Re:typoですよ (スコア:1)
いわゆる権利者団体ってのは、クリエイターとしては上がりを迎えた、今はもう生み出してない人達が仕切る組織ですからねぇ。
そりゃ貧困に喘ぐ(まだ売れてない)若手達に「若い内は苦労は買ってでもするもんだ。俺達の若い頃は云々」と言って搾取しながら、
如何に不労所得を増やすかを考えるのは至って自然な事ですよ。
Re:typoですよ (スコア:1)
え、クリエイターの成れの果てがそうなるのか。
てっきり、プロモーターとか元々何も生み出していない使役者側の人達がそうなってたんだと思ってた。
Re: (スコア:0)
でも、一般的知名度や方々にコネのある「上がり」クリエイターってのは重要な存在ですよ。
色んな意見を通すってのは、若者には大変なことです。
# この件に関わらず、分断して世代で対立構造に見ず、上手く役割分担しましょうよ
Re:typoですよ (スコア:3)
>でも、一般的知名度や方々にコネのある「上がり」クリエイターってのは重要な存在ですよ。
著作権を死後120年にまで延ばして欲しがってたり、
自分が考えた言葉をパクるなという珍妙な主張をしている
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2004/09/21/4702.html [impress.co.jp]
松本零士氏とかですか?
まあ、重要ではあるでしょうが害にしかなっていませんね。
Re:typoですよ (スコア:2)
Re:typoですよ (スコア:1)
> でも、一般的知名度や方々にコネのある「上がり」クリエイターってのは重要な存在ですよ。
> 色んな意見を通すってのは、若者には大変なことです。
で、上がりの元クリエイター達は若い現役クリエイターの意見を通すために尽力してくれるの?
今までの経緯を見てりゃ分かるでしょ? 自分達の取り分を増やす事に必死だよ。
そして、そんな老害が掃いて捨てるほどいる。
若手は「作品を発表する機会」に飢えてて、
そーゆーのを握ってるレコード会社やテレビ局の偉い人達に頭が上がらない。
だから一方的に搾取される。
そこで上がりの元クリエイター達は何をしてやってるの?
レコード会社やテレビ局の偉い人に混じって搾取の片棒を担いでるよね。
年寄りが真っ向から若手を殺しに掛かっているのに、何を寝惚けた事を…
クリエイターに限った事じゃない。
現場は必死で使える若手を育てようとしてるのに、
上の連中は絞るだけ絞るもんだから、食って行けなくなって若手がどんどん挫けていく。
まさか、「年寄りを教育して上手く使え」等とは言わんよな。
既に多くを得た年寄り達は、変わる必要が無いんだよ。
若者に迎合したり、社会の変化に適応しなくても、自分が死ぬまでの貯えは確保してるの。
だから、若者の言う事なんて聴く必要が無い。
むしろ、そんなの聴いて現役優遇したら、彼らの立場が脅かされてしまう。
どうしても年寄りに話を聞かせたかったら、せいぜい肩でも揉んでおべっか言うしかねぇな。
Re: (スコア:0)
欲ボケジジイ共の取り分が多すぎるって言ってんだよ
Re: (スコア:0)
昔は社団法人を作るには、その所管官庁の認可を受けなければなりませんでした。
これはまぁ、その官庁の天下りポストを受け入れることとほぼイコールで。
政治家への賄賂額や、官僚の天下りポスト数が足りなかったりすると、たとえば大学認可が却下されてしまったりする訳です。
今回はその法人の米びつが干上がってしまったわけですし、これからどうするんでしょうね。。
Re:typoですよ (スコア:2)
それなりの役人(笑)は殺人でもしない限り永久に職が保証される
ってのを何とかしないと。
誰かが、もうあきらめさせようよ。
アクシズでも落として。
Re:typoですよ (スコア:1)
>ギリシャみたいになるまでどうしようもないか
ギリシャみたいになってもどうしようもない
12年中に公務員削減するとEUとIMFに約束 [nikkei.com]しましたが議論がまとまらず [reuters.com]、公務員は絶賛 [naver.jp] スト中 [nikkei.com]で首相は〆切り延ばして [reuters.com]とか言ってます
Re:typoですよ (スコア:2)
逆というか何というか。無職とかホームレスにはならないだろ?たぶん。
その辞めた人々(早い話が官僚として「負け組」となった人)の再就職先の受け皿となっている(というか素直に辞めてもらう見返りに省庁側が手配する)のがいわゆる「天下り先ポスト」で、
で、そのポストが無駄な特殊法人だったりして社会の非効率化に寄与している。たぶん。コクイチの経歴を持つ寄生虫だ。
だから退職金多めに払って社会に野放しにすればいい。
と思うが。
ここで言ってる文化って (スコア:1)
要はテレビ番組の品質ってことでしょう。
いまさら、ねえ。
補償金があっても広告費の激減を埋めるには全然足りなかった、というべきではあるけど、知ったこっちゃない。
やっぱり言いたい (スコア:1)
SARVHは衰退しました
Re: (スコア:0)
あぶく銭とそれに依存する組織は衰退しました
にんげんさん、そんなの支払って面白いですか?
Re: (スコア:0)
「私はどこまでも腐っていける。」は、名台詞だよなぁ。
収支を報告してみろよ。無理だと思うが (スコア:1)
#「天使の分け前」のつもりか?
Re:収支を報告してみろよ。無理だと思うが (スコア:4, すばらしい洞察)
SARVHの収支自体はちゃんと報告されているよ。決算報告書も公開されている。
http://www.sarvh.or.jp/dis/ea_navi.html [sarvh.or.jp]
権利団体に分配されたお金がどうなってるかは当然ながら不明だが。
theInsiderman(-1:フレームの元)
既定路線かも (スコア:1)
地デジ開始時に地デジレコーダーも対象であると明文化させるのを怠った/出来なかった故の既定路線な気も
なあなあで済ませようとしたツケだな
本当に下がったのは何か (スコア:1)
SARVHの収入よりACたちの溜飲のほうが下げ幅が大きそうだと
コメントを見回して思った。
てことは (スコア:0)
支払われなくなった4億のぶん、レコーダーの価格は安くなってるのかな?
Re:てことは (スコア:1)
昔に比べるとけっこう安くなってる気がする。
型遅れ狙うと更に安いし。
Re: (スコア:0)
SARVHからB-CASに支払先が変わっただけだったりして
私的録画されていない? (スコア:0)
権利者側の願い通りですね。おめでとうございます。
ぜひ補償金無しの世界を目指していただきたい。
Re:私的録画されていない? (スコア:1)
テレビの方も早くなくなってほしいですね。
さて (スコア:0)
次はどんな言い掛かりつけてくるのかなー?
とっくにレコーダー類廃棄してるんでどーでもいい話だがw
Re: (スコア:0)
やっぱり団体維持のために新たな金ヅル探そうとしてるんでしょうかねぇ。
維持困難って事で解体するなり他団体の傘下に下るなりするなら潔いとは思うんですが。
Re:さて (スコア:2)
割と最近(11/8)でも、
【オランダ】パソコン、スマートフォン、タブレット等が新たに補償金の対象に [culturefirst.jp]
こういうニュースを嬉しげに掲示する人たちであるのは知っておいていいでしょうね。:)
欧州では以前からPCに補償金をかけている国もいくつかある(イギリス知的財産庁によるこちらのレポート [ipo.gov.uk]のp.13によれば、2009年時点でドイツ、フランス、チェコ、イタリア)ようなので、全くの絵空事でも無いようです。
Re:さて (スコア:1)
思い出と鼻歌も課金対象になるのか
スマホとタブレットは虎視眈々と狙ってるんだろうなぁ。
ガラパゴス端末にはワンセグチューナーや動画音楽再生機能搭載を義務付けておいて、課金するとか。
とりあえずは、 (スコア:0)
ざまぁ
と言ってみるテスト。
重複徴収って (スコア:0)
レコーダーから徴収して
記録メディアから徴収して
コピー禁止でも徴収して
利権じゃん
MP3に乗らなかったのは、日本のAVメーカーの最大の判断ミス (スコア:0)
日本のAVメーカーがMP3に乗らなかったお陰で、黎明期の市場はiRiverとCreative ZENが、現在はiPodと中華製品が市場を全部美味しく頂きました。
またガラケーも初期はMP3対応せずAACのみにしたお陰で、iPhoneとAndroidが美味しく市場を頂きました。
現在はもう、SONYのWalkmanは負け組ですし、PanasonicのD-snapは既に市場撤退していますね。
これもお客様の声をさっぱり聞くつもりのない、日本のAVメーカーのお陰です。
ニホンの皆さん、アリガトネー
Re:MP3に乗らなかったのは、日本のAVメーカーの最大の判断ミス (スコア:1)
乗らなかったのではなく、乗れなかったのでは?
乗れる物なら喜んで乗ってたでしょう、恐らく。
ただ、後先考えずに乗ったら、国内の権利団体から袋だたきに遭う可能性が大だっただけで。
まぁ音楽Playerの場合、あわよくば囲い込みを狙ってたってのも一因ではあるけれど。
私的録音が認められてたとはいえ、フェアユースがうたわれていない日本では、出来ることに自ずと限界あるっしょ。
現に、囲い込みをあまり考えられないレコーダーの場合、あまりにもガチガチ過ぎて、商売にならないから、
ダビ10を認めさせるためにJEITAは努力した訳で。
メーカーだけのせいとするのは、ちょっとどうかと思うんだけど。
Re:それだけの問題でもない (スコア:1)
MDウォークマン買って、あんまりにも使いにくくてなげた。
チェックイン、チェックアウト、スリーアウトノックダウン、ものすんごく使いにくくてもっさりな音楽管理アプリ。
あれらのせいでiPodが天国に思えて結局乗り換えました、ありがとうSONY様。
Re:それだけの問題でもない (スコア:1)
そんなに使いにくかったですか?
あの時代CDからPC経由でさっくりとMDに転送できてありがたかったですが。
あとMDに転送するためにしか使わないので、もっさりもどうでもいいし
3回もチェックアウトしないから、そもそもチェックインも不要。
スリーノックダウンすることなんてないし、
仮にあったとしてもマスターCDがあれば削除して入れ直せばよろし。
一番便利だったのは、Atrac用のデータからmp3に変換できたことで
(はじめの頃のSonicStageは、曲データと管理データが別だったので
曲データを他の形式に変換できた)
さっくりiPodに移行できたことですね。
# 結局再圧縮が気に入らなくて、しばらく後に取り込み直しましたが
Re:それだけの問題でもない (スコア:1)
当時持ってたのがB5のノートパソコンで・・・ チャンドラ2だ、名前思い出した。
で、CDから取り込んでMP3にしてHDDに貯めて、それからSonicStage立ち上げてMDウォークマンに転送ってしてたけど。
専用ソフト以降にものすんごく時間が掛かってました。
曲目の編集なんかやるのもめんどくさくて時間がかかってた。
あれ?SonicStageで取り込んでたんだっけ。
それともMP3で取り込んだのをSonicStageで変換してたので時間がかってたんだっけ。
どっちだったか思い出せない、すまんです。
そんなこんなでカセットテープのノリで楽曲並びとか編集してMDへ転送したりしてたらスリーアウト食らったり。
>仮にあったとしてもマスターCDがあれば削除して入れ直せばよろし。
それはそうなんですが、何度かそういうのがあるとやっぱりめんどくさい。
後にiTunes入れてiPod使ってこの苦しみから開放されたけど、その間は結構時間が空いてた気がする。
SonicStageの使い勝手悪さがだいぶん印象深かったんだと思う > 当時の自分。
Re:それだけの問題でもない (スコア:1)
> あれ?SonicStageで取り込んでたんだっけ。
おそらくOpenMG Jukeboxかと。
Re:とばっちり (スコア:1)
まずは放送事業者に、政見放送の著作権者や著作隣接権者が誰で、どういう根拠でコピー制御を行っているのかを、確認してみるのが先ではないかと。
no signature