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サイエンス

匂いのホワイトノイズ 41

ストーリー by headless
嗅覚 部門より
イスラエル・ワイツマン科学研究所の科学者らが、新しい匂い「olfactory white(嗅覚の白)」を発見した(論文アブストラクトLive Scienceの記事本家/.)。

白い光が多数の異なる色の光が混ざったものであり、ホワイトノイズが多数の異なる周波数の音が混ざったものであるように、嗅覚の白は多数の異なる香りを混ぜ合わせたものだ。科学者らは臭気を持つ多くの物質を同じ強度になるように混ぜ合わせることで、嗅覚の白を作り出した。複数の香料を混ぜて作られる香水などの場合、匂いをかいで香りの成分を識別できるが、嗅覚の白では香りの成分を識別できず、まったく新しい匂いとして認識されるという。匂いから受ける印象も人によって違いが大きく、調香師に匂いを説明してもらったところ、良い匂いから嫌な匂い、食べられるものの匂いから毒性のあるものの匂いまで印象が分かれたとのことだ。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2012年11月25日 18時01分 (#2278481)

    視覚、聴覚、嗅覚と来たら次は
    味覚: 砂糖と塩と酢とカフェインと唐辛子をまぜてぇ・・・
    触覚: 氷で冷やしつつ熱湯をかけて撫でながら針でつついて女王様にムチで・・・

    • by Anonymous Coward on 2012年11月25日 22時54分 (#2278569)

      闇鍋を食ったら頭が真っ白に

      親コメント
    • 本家記事の「and what they discovered is that our brains treat smells as a single unit,
      not as a mixture of compounds to break down, analyze and put back together again.」
      を考えると、味覚にそのまま応用するのは難しそうですね。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2012年11月25日 23時53分 (#2278586)

      今でもあるかは知りませんが、以前、ソニー・エクスプローラー・サイエンスに「ホット コールド コイル」なる展示がありました。
      https://msc.sony.jp/member/mail/mysony/feature/20080717_1/ [msc.sony.jp]

      ネタばらしですが、「温かい」+「冷たい」=「痛い」でした。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      二次元: 日頃ツンとしているのに時々デレっとなって…

    • by Anonymous Coward

      あるんじゃないですかねぇ
      学生さんがドリンクバーでよくやってるあれですよ
      見た目は白とは程遠い液体になってたりしますけど

      # 一人だけ美味しい、周りはありえねぇって状況もありようです

    • by Anonymous Coward

      絵の具を混ぜたら灰色(黒)になる

    • by Anonymous Coward

      第六感: え~と、なにを混ぜればいいんだ。

      • by Anonymous Coward

        (ファミチキください)

        • by Anonymous Coward

          (チーズナゲットください)

          # 近所のファミマで1日で無くなったが・・・まぁ、あのにおいでは当然か。
          # チェダーチーズのにおいが店内に立ち込めて、チェダーが好きな自分でも
          # 少し不快だった。

        • by Anonymous Coward

          こいつ直接脳内に・・・!

    • by Anonymous Coward

      西洋では、4味(甘い、しょっぱい、すっぱい、にがい)+痛覚が辛味だと考えていると聞いた事がある

      それにたいして、中華は5味(4味+辛い)だ。ちなみに、五味子という五味全てが揃った果物があるらしい。

      そして、和食だと6味という話が・・・

      # 七味はなんだ?

  • タイトルよりも (スコア:3, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2012年11月25日 19時38分 (#2278500)

    釣られて表示される広告類が興味深い
    ・口臭が臭いっていわれないんです
    ・もしかして私臭うかも
    ・プロが選ぶ消臭剤スプレー
    ・周波数分析ソフトウエア
    ははは

    • by minet (45149) on 2012年11月26日 8時14分 (#2278641) 日記

      釣られて出てくる広告は笑えますよね。
      合わせ技でじわじわ可笑しい。
      広告オフにしている人は勿体ない。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        あらためて広告ONでリロードしてみたけど、IntelC++とオブラートのような何かと「口臭が臭いっていわれないんです」が出てきて2/3が外れだったんですがー!

        # オブラートはちょっとカスって・・・ないよなぁ・・・
        # コメ欄に引き摺られた?

  • by Anonymous Coward on 2012年11月25日 22時01分 (#2278551)

    > 科学者らは臭気を持つ多くの物質を同じ強度になるように混ぜ合わせることで、嗅覚の白を作り出した。
    > 複数の香料を混ぜて作られる香水などの場合、匂いをかいで香りの成分を識別できるが、
    > 嗅覚の白では香りの成分を識別できず、まったく新しい匂いとして認識されるという。

    「混色」と似たような現象が起きるということでしょうかね。しかも錯覚が起きるっぽいし。
    けっこう「コロンブスの卵」的に「やられたー」と思ってる人も多いかも。

    • by Anonymous Coward

      混色との類推で言うと、嗅覚の白じゃなく「黒」だよね。

      # まあ聴覚の「ホワイトノイズ」も無音じゃないけどさ。

      • by Anonymous Coward

        >白い光が多数の異なる色の光が混ざったものであり
        白が正しい。

  • by Anonymous Coward on 2012年11月25日 18時07分 (#2278483)

    だろ?

    • by Anonymous Coward

      だなぁ。”同じ強度”って臭いの強度をどうやって定義しているのか。

      • by Anonymous Coward on 2012年11月26日 9時40分 (#2278662)

        「臭気強度」とか「臭気指数」ってあるよ。

        ま、科学的指標としてはちょっと曖昧だけど、人間のセンシング能力には感心するよね。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          決して優秀でもないヒトの嗅覚ですらああですからね。
          今回の成果を応用すれば警察犬を混乱させるノイズ臭も作れたりするんでしょうか。

  • white noise は物理的に定義できるもの。
    でも、なんで white と名付けたのかね?

    • 全スペクトルにわたって同じパワーだったら少なくとも可視光ではかなり白く見えるからでしょ
      全スペクトルにわたって同じ振幅だったらこれをピンクノイズと呼ぶ。

      全スペクトルまざってます(しかし量の尺度がない)っていう今回のケースだと、ホワイトとは呼べない。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        >全スペクトルにわたって同じパワーだったら
        >全スペクトルにわたって同じ振幅だったら

        +位相スペクトルが一様分布

        • by Anonymous Coward

          じゃあ、是非、臭いのインパルスも。

        • by Anonymous Coward

          位相?それ必要ですか?
          全ての周波数成分が同じ強度で混ざっているので、位相という概念はとれないように思えるのだが。
          「White noise」といえば不規則なノイズの代表格なように、時間軸でみたらランダムなものに『位相』というのが判らない。

          • by Anonymous Coward

            インパルスをFFTしてみりゃいいよ。
            ホワイトノイズ:全周波数成分で同じ強さ、全周波数成分でバラバラな位相
            インパルス:全周波数成分で全く同じ強さ、全周波数成分で同じ(というかピーク一が重なる)位相
            になるはずだよ。
            FFTすりゃ無理にでも位相は出るからねぇ・・・

            ちなみに光は複数の光子の波形をバラで拾えちゃうので、次数が一個増えて、全周波数成分の全位相成分で同じ個数、とかいう出方をするから、光とノイズの時点で既に大きな隔たりがあったりするという罠。
            # 白色レーザーとか可能なんかな?水銀燈?

            • 白色雑音の定義は,期待値0で自己相関のみ値を持ち相互相関は全て0,のようです。
              ちなみに,それを満たす波形(過程)ならば,スペクトルは必ずフラットになるはずです。
              (ウィーナー・ヒンチンの定理から,自己相関関数のフーリエ変換 = パワースペクトラムなので。間違っていたらすいません。)

              そう考えると,全周波数成分で同じ強さ,位相ばらばらな波形も,
              インパルスも,チャープも,みんな白色雑音に含まれるのではないか,という気がします。

              # かといってインパルスを浴びたら白色に見えるかというとあんまりそんな気はしないような… 確認不可能ですが…
              親コメント
              • by Anonymous Coward

                > インパルスも,チャープも,

                インパルスやチャープは「雑音」じゃあないでしょ。
                「白色」の定義にはあってるかもしれないけど。

                とすれば、やっぱり位相が○○分布の乱数でないと
                白色「雑音」にはならないんじゃないかな。

              • 手元の本をいくつか見てみたのですが,例えば
                「wは○○と××を満たす白色雑音とする」
                みたいな出方しかしていないので
                「白色雑音の定義は○○と××を満たすこと」
                は突っ走った気がしてきました。すいません。

                #でも,いらない白色な信号だったら堂々と白色雑音といえてしまう気も少々
                親コメント
      • by Anonymous Coward

        >全スペクトルにわたって同じ振幅だったらこれをピンクノイズと呼ぶ。

        正しくはパワーが1/fに比例ですね

    • by Anonymous Coward

      比喩を理解できないACがいると聞いて2ちゃんねるから飛んできました

      • by Anonymous Coward

        科学論文に比喩を使ってドヤ顔しているACがいると聞いて後を追って来ました。
        文学賞にでも応募してろ。

    • by Anonymous Coward

      red noise とかblue noiseとか可視光の色由来のノイズ命名はいろいろあるけど?

      • by Anonymous Coward

        においのredとかblueって何?
        って話じゃね?

        #においって周波数みたいに一次元で表現できる?

  • by Anonymous Coward on 2012年11月25日 21時10分 (#2278529)

    ホワイトノイズを用いて感覚遮断的な効果をもたらすように、「ホワイトスメル」も新種の防臭剤として使えるのかもしれないですね・・・

  • by Anonymous Coward on 2012年11月29日 12時48分 (#2281124)

    > 調香師に匂いを説明してもらったところ、良い匂いから嫌な匂い、食べられるものの匂いから毒性のあるものの匂いまで印象が分かれたとのことだ。

    白くないじゃん

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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家

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