「電子書籍が紙の本を殺す」というのは言い過ぎ? 101
ストーリー by hylom
CDが出てもレコードは生き残ってるしね 部門より
CDが出てもレコードは生き残ってるしね 部門より
taraiok 曰く、
これまで電子書籍は紙の本に取って代わるという論調が支配的であった。しかし、予想とは反対に電子書籍の売上成長率は急激に減っているようだ(Nicholas Carr's blog、PewInternet、Dead Tree Edition、本家/.)。
PewInternetの調査によれば、過去12か月の調査で16歳以上のアメリカ人の23%は電子書籍を購入したことがあるという。一方、印刷された本を読んでいる16歳以上のアメリカ人は72%から67%に低下した。電子書籍市場は成長しているのだが、見方を変えると過半数をはまだ紙の本に依存しているということになる。米国の出版業界の分析サイトでも、電子書籍の売上高がここ数年の爆発的なレベルから劇的に鈍化しているという。
作家のニコラス·カー氏は「Will Gutenberg laugh last?(最後に笑うのはグーテンベルクか?)」と題して、なぜ電子書籍は期待外れの結果になっているのかについていくつかの理由を挙げている。
氏が挙げているのは、電子書籍に向いているフィクションのようなジャンルとノンフィクションや文芸小説などのように向いていないジャンルがあるのではないか、ということや、電子書籍のようなハイテク機器に興味のあるユーザーはすでに電子書籍に移行済みで、ほかのユーザーは電子書籍に全く関心を持っていない可能性がある、電子書籍は期待されているほど価格が安くはないことなどだ。
氏は電子書籍は最終的には印刷された本を補完する存在に落ち着くのではないかとしている。
電子かどうかではなく書籍という情報単位全体が廃れていくのでは (スコア:4, 興味深い)
文字情報を配布する為のパッケージング単位だった書籍という概念が
WWWのハイパーテキストの登場で全体的に縮小しているのだと感じます。
全てなくなるとは思いませんが、辞書や説明書きのようなものは検索性で不利なため書籍という単位の配布はほぼ淘汰されました。
雑誌もウェブサイトに変わってしまいました。
娯楽の小説類についても表現方法や作成コストで文章が最適という事もあるでしょうけど
マンガやアニメーション、映画のほうが大衆の心をつかみやすいよりリッチなコンテンツなのだと思います。
物語的なものを伝える単位として書籍という形を取っていた物の、ある程度の割合は技術の発展でよりリッチなコンテンツへと移り変わっていくのだと思います。
ある種の情報を殆ど文字だけの構成でパッケージングして販売するという行為自体の縮小のように思えます。
言いすぎでしょう (スコア:1)
電子書籍が現状みたいな電子書籍のメリットを全く生かせてない限りはね。
好きな本を本棚にずらっと並べる幸せとかはとりあえず置いておくとして、
現状の電子書籍ってどこでも読めることとかさばらないこと以外なんかメリットあるの?
個人的な不満
・DRMのせいで自分でアーカイブできない(一番深刻。一度読むだけならレンタルや図書館で十分)
・一元管理(ほぼ)不可能(この出版社はこっちのストアにあるけどあの出版社は別のストアにしかない。読む本が非常に限られてれば問題ないかも?)
・使い勝手が悪い(紙の本の「だいたいこのへんに書いてあったはず」が使えない。検索機能はいいんだけどね)
・安くない(実店舗分とか印刷分のコストは全部儲けなの?)
Re:言いすぎでしょう (スコア:2, すばらしい洞察)
後、電子書籍を展開している企業の信頼性もあるね。
DRMがかかっているので、倒産したり事業撤退された日には二度と読めなくなる可能性も。
楽天が自社展開していたサービスを新サービス開始時に切り捨てたわけだが移行は行われなかった。(手元の端末に残ってる分は見れるよとのこと)
これで楽天koboはプラットフォームとしての信頼はゼロ。 検討から外さざる得ない。
紙のメリットは出版社が潰れようが手元の本が紛失しなければ長く手元における信頼性もある。
中古として安価に手に入れる道もある。(これは出版社にとってはデメリット?)
敢えて今のサービスにおいてメリットを挙げると一部の電子書籍は別として、家等が火災で失われたとしても書籍と違って、同サービスを利用出来る端末を購入すれば、再び同じ電子書籍を無料で入手出来ること。(自炊はクラウドサービスに預けておく手もある)
Re:言いすぎでしょう (スコア:2, すばらしい洞察)
海外はどうか知らないけど・・・
コンテンツホルダー(出版社側)がそれを望んでいるから
というのが一番強いからという気がする。
電子書籍になっても読みたい漫画や小説が電子化されていないことの方が多いし。
人気作品では最新版は電子化されていないし。
「形だけ電子化してけど、結局おまえらは紙の本を買ってね?」
と出版側が言っているようにしか感じられない物が多い。
DRM とか使い勝手とか関係ない。
iBooks も Kindle も関係ない。
ようするに紙と比べて「圧倒的にコンテンツが少ない」のだ。
値段は結構関係あるかな。
紙の売り上げを保ったまま(紙の売り上げに影響を与えないように)
というセンスでコンテンツを補完的にしか提供してないからね。
コンテンツが少ない、コンテンツのリリースが遅いのもそれが理由。
コンテンツホルダーは紙を保護している。あくまで電子はおまけのスタンス。
これは iBooks とか Kindle の問題ではなくてコンテンツホルダーの問題。
結局出版は紙が大切。
ってことだね。
音楽業界でしてやられたことを反省して、出版側はしっかり防衛しているって気がする。
それでも音楽業界でさえまだCDの売り上げの方が普通にネット配信よりかなり比率は高い。
音楽と比べて意味があるかはわからないけど (スコア:2)
それでも音楽業界でさえまだCDの売り上げの方が普通にネット配信よりかなり比率は高い。
ホントかなあと思い数値を出してみました.
2012年は第4四半期のデータがまだなので,
2011年での比較です.
配信販売:
367,285(千件) 71,961(百万円)
物理メディア生産実績:
318,427(千件)403,271(百万円)
日本レコード協会の各種統計より.
件数は配信の方が物理メディアに迫りつつありますね.
金額は物理メディアの圧倒的優勢のようです.
内訳をみると, シングルは配信で購入して,
アルバムや音楽ビデオを物理メディアで購入している傾向があるようです.
電子書籍も短編がよく売れる傾向が出てくるのかも?
# 全集系は揃えて眺める以外の目的なら,
# それこそ電子書籍の方が楽だよなあ…
# そう考えるとまた事情が違うんだろうなあ…
Re:言いすぎでしょう (スコア:2, 興味深い)
何より最悪なのは「読み辛い」事。
だからガジェッターみたいなのとかは飛びつくが、その中でも常に本を読む様な人は使わなくなる。
残るのは元々余り読まない人々だから、そりゃ減るだろ。
本の保存?そりゃ大変て言えば大変だけど、沢山読む人間からすればずっとやって来た事ですから、
電子書籍擁護の人が言う様に、毎回購入する時に悩み苦しむもんじゃない。大掃除の時なんかに「どうしよっか?」て程度。
好きな本を持ち運ぶ?いや、出先で本が無くなったり切れたらその場で買う。キオスクでもコンビニでも新刊が有る。
>電子書籍に向いているフィクションのようなジャンルとノンフィクションや文芸小説などのように向いていないジャンルがあるのではないか
カタログとか辞書(良く忘れられるが、電子辞書は立派な電子書籍で普及している)には良いし、忘れた頃に必要になるマニュアル類には良いだろう。
けど、年がら年中購入している物に対しての利点ってのは、驚くほどに無い。というかとっかえひっかえしたが無かった。
フィクションとかノンフィクションなんて内容の区切りでは無く、継続して読むか読まないか、って所だと思う。
良く電子書籍の利点としてあげられる「蔵書を持ち運べる」って奴。
基本的に人間は並列して文章は読まない。
って事は、これは「読まない物を持ち運ぶ事により、読みたくなった時に直ぐ読める」て事。
それは即ち「困った時にマニュアルが直ぐに出せる」というのと一緒で、「読む利点」では無い事に注意。
普及の為を考慮するなら、文芸よりは圧倒的に時事ネタだろう。
その点、Flipboardとか電子書籍として見ると良く考えられていると思う。
同様の横断的な雑誌ツールなんか電子書籍端末用に作れば悪くないだろう。
国内ならShufoo!のチラシを即座に表示できるだけでも、受け入れられると思うよ。
言いすぎですよね (スコア:1)
洋書のハードカバー版は大きくて鞄に入れて運ぶにはかさばるし重いものが多いから、電子書籍リーダーにデータとして収まってくれたらかなり楽になれると思う。専門書も頑丈で重いけど一般向けの読み物でもズシッとくるものが多いから、本を“読む”のが好きな人は電子書籍に行くんじゃないかな。
日本では出版各社の思惑で電子書籍が出遅れている間に自炊ブームが起こった。
グーテンベルクは自炊ブームに「デジタル時代の手写本」を見て、笑うどころか複雑な気分になるかも。
Re: (スコア:0)
そもそも洋書のハードカバー版やぶ厚い専門書を 持ち運ぶ 人がどれほどいるというのか
そんなものは一部職業の限られた人ぐらいで、ほとんどの人は家あるいは職場にあれば十分
>電子書籍に向いているフィクションのようなジャンル
タレコミ内にあるように普通の人が外で読む可能性があるのはこういった文庫本ぐらい
メリットはニッチなところにわずかしかないにも関わらずデメリットだけがでかすぎるんだよ
Re:言いすぎですよね (スコア:3, 参考になる)
ウチの会社でも電子書籍アプリをやってますけど、自己啓発本とエロマンガが中心ですね。
売り上げランキングでもこの二ジャンルが好調だったはず。
自己啓発本は基本読み捨てなのである日突然読めなくなっても不満が少ないというのと
エロマンガは女の人でも気兼ねなく買えるというのがポイントらしいです。
ユーザーとしては使って見て意外と良かったのは電子雑誌です。
Fujisan経由でSoftware Designを定期購読してますけど、紙版より安いですし、捨てる手間もないですし
バックナンバーも読めるので「使えそうな記事だけ保存すべきか〜」みたいなことを考えなくて良くなったのが大きいです。
こんな感じで、電子書籍の利点というのはやってみないと実感できないことも多いので
めげずにずーっと続けるというのが普及への道ではないかと思います。
読むのに適したスマホとかタブレットもだんだん出回ってきてることですしね。
マスコミが言ってるみたいに「電子書籍元年」とか言ってスパッと切り替わるというのも100パーセントなくて
当分の間は電子版と紙版の併売という時代が続くのでしょう。
Re: (スコア:0)
雑誌は向いてると思います。
紙をそのまま電子データにするだけでなく、
軽い動画をつけたり、
3Dで動かせて色んな角度から見れる写真にしたり、
できることはたくさんあると思います。
手間がかかるからやらないのかな。
Re:言いすぎですよね (スコア:1)
Newsweekが紙版終了したって話も出てますね。
http://it.srad.jp/story/12/10/22/0524221/ [srad.jp]
>軽い動画をつけたり、
>3Dで動かせて色んな角度から見れる写真にしたり、
>できることはたくさんあると思います。
それはまた別問題。
#それはもはや雑誌の電子化というより、別の新商品だな。
Re:言いすぎですよね (スコア:1)
科学雑誌「Newton」の電子版が、そうした試みをやっているようです。
iPad で、無料でダウンロードできる創刊号(2012年)を読んだだけの印象ですが。
私は読みづらいと感じて、有料の購読に至りませんでした。
他の人は読みやすいかもしれません。
普通に有ったでしょ? (スコア:1)
例えば、電脳倶楽部なんて貧弱な有限会社が出版していて、一定の売り上げがありましたよ。
ここなら購読していた人も多いかな?
他には、ディスクステーションとか。
あと、単に読み捨てもそうだけど逐次変更が入る内容なんかも向いている。
例えば「地図」とか。
広義で言えばGoogleMapも「電子書籍」だよ。
てかさ、日本のギャルゲーも電子書籍って言えば電子書籍だよね。
iBookなんかで売っているインタラクティブな絵本と実体はそう変わらん。
そう思うと、わざわざ向いていないコンテンツを売ろうとして無駄に苦労している様にも見える。
そりゃ「書籍」として見れば文芸作品は高品質な物が山ほどあるので出したいのは判らんでもない。
けどもそういうのを好む層に受け入れられるだけ今のビューアの出来はまだまだ良く無い。
流行りでiPadを買ったウチの親父曰く、「拡大する位なら老眼鏡掛けた方が楽」。
Re:言いすぎですよね (スコア:1)
デジタル版はほぼWEB化(ITmediaとかASCIIとかImpress Watchとか…)しちゃってるからでは?
残ってる紙雑誌がアーカイブ誌(サイト記事の印刷版)的な位置づけが多いきがする
そうなると、「紙に印刷されてること」が重要だったりするのでは?
〜〜 姫 〜〜
Re:言いすぎですよね (スコア:2)
>一部職業の限られた人ぐらいで、ほとんどの人は家あるいは職場にあれば十分
たとえばプログラマーだと、職場と家の両方に欲しいんですよ。
書き込みも同じになってるとなお可。
今までは泣く泣く諦めてましたが、Kindleの登場により、家と職場と移動中の
全てで同じ書籍を共有することができるようになりました。
Re:言いすぎですよね (スコア:1)
職場の本棚が満杯になったので古いトラ技を捨てました。
職場の本棚って手狭な会社が多いと思っていたのだけど違うかな?
Re: (スコア:0)
毎朝新聞送ってくれればそれでいいよ。
Re: (スコア:0)
読捨新聞ではダメですか。
Re:言いすぎでしょう (スコア:1)
DNPがストアアプリを管理するアプリを出してたような。それで一元管理できますぜ。泥縄感というか本末転倒感が凄いけど。
◆IZUMI162i6 [mailto]
電子書籍のメリット (スコア:1)
将棋雑誌の電子書籍版を購入していますが、
タッチで局面が動かせるので、脳内将棋盤が形成できていないレベルの私には大変重宝しています。
例えば、「以下▲6五角△7四角▲4三角成△4二金▲6一馬△同玉▲7五金で乱戦になりやすい。」
とか言われても脳内で再現が難しい。
動きを見ればすぐわかるけれど、文章で説明する場合符号を多用するようなジャンルでは、
電子書籍がとてもいいんじゃないかと思っています。
Re:言いすぎでしょう (スコア:1)
DRMフリーでフォーマットが豊富、もともと紙より安くなっている上にしょっちゅうセールをやっているので。
安いのでついつい買って読むのが追い付かず積読になってしまうのが私の現状ですが、オライリー・ジャパンにもぜひ同等のサービスをお願いしたいです。
Re: (スコア:0)
> (紙の本の「だいたいこのへんに書いてあったはず」が使えない
スライダーでページ選べる機能が付いてれば充分だと思うけど、
そういうことではない?
Re:言いすぎでしょう (スコア:1)
多分速度的に遅すぎるんじゃないかと. 紙の本だと見開き2ページを綺麗に表示するのに1秒未満. 連続ページを早送りするのに数ページ〜10ページ/秒ぐらいで出来ちゃうので.
電子書籍だと
などがネックになるので, かなり工夫をこらさないと紙の速度に追いつかないのでは.
Re:言いすぎでしょう (スコア:1)
一口に電子書籍リーダーと言っても様々です。
その問題はあくまでKindle Paperwhiteのような電子ペーパーべーすの電子書籍リーダーの話で、
Kindle Fire HDや、iOS/Android/PC用のKindleアプリの制限ではありません。
Re:言いすぎでしょう (スコア:1)
紙だってパラパラ早送りすると読めないってば。
デバイスの限界が来る前に、人間の目の限界がやってくる。
Re: (スコア:0)
体が覚えてる、ってのが使えないからでしょう。
電子書籍の場合は、書籍名やだいたいのページ数という少ない情報で覚えるしかないですが、
それぞれ違う実体を持つ書籍なら、五感をフル活用して覚えられますから。
# さすがに味覚で覚えるのは無理か?
「本」というフォーマットの汎用性 (スコア:1)
何処の誰が何処のなんて言う出版社から出していようとも、同じ棚にまとめられるし
専用端末も要らないし、バッテリーの心配も無いし
誰もが同じように読むことができるし(内容を理解できるかは別)
子供が多少乱暴に扱っても致命的に壊れることはないし
読みながら寝てしまってその上に乗り上げても致命的に壊れる心配はないし
売り手の都合で勝手に消される心配もないし
覚え書きを書き込む事も出来るし
電子書籍は収納性や検索製の高さは認めるけど、汎用性が低い
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
Re:「本」というフォーマットの汎用性 (スコア:2)
電子書籍を売っている業者が潰れた途端にっちもさっちも行かなくなる現状では二の足踏みますね
Re: (スコア:0)
DRM付きの資産は、遠からず虚無へと帰する不安がある
Re: (スコア:0)
不安?
音楽配信サービス「mora win」、3月29日でサービス終了 | スラッシュドット・ジャパン YRO [srad.jp]
現実から目をそらしちゃいけません。
栄枯盛衰?だと思いますけどね。 (スコア:1)
製本技術の発達によって、巻物が廃れたように
電子書籍で紙書籍が廃れるのは、必然だと思いますけどね・・・
#「廃れた」だけで有って、無くなったわけではない。
#カセットテープやレコードも一部用途ではありますが、紙書籍も今後そうなっていくでしょう。
#ただ、電子書籍はまだ黎明期で、今までの様に便利になった訳では無いのが残念。
Re:栄枯盛衰?だと思いますけどね。 (スコア:1)
口伝(言い伝え)は廃れていない。
廃れていないどころか、ものすごく長生き。
ただし、情報の劣化や変化が激しい。
紙が取って代わったのは石版。
紙が登場したことによって、情報量が増え、出版やコピーが増えた。
ただし、寿命は石版のほうが長い。
電子媒体は、紙に取って代わると思われたが、寿命が短すぎるのが難点。
カセットテープやフロッピーなどは、過去に使われたもののほとんどが死んでる(腐ってる)。
CD-RやBDも同様。
記録メディアは、最新のものほど寿命が短いのがわかる。
ただし、電子媒体と伝承は似ていて、コピーが容易でいくらでも増殖できること。
電子書籍の最大の欠点は、DRMを施された場合、コピーが困難になって消滅しやすいこと。
だから、長く手元に残したい本ってなると、紙の本を選ぶんじゃないかな。
例えば、子供が成長して大きくなった時に読ませたい本とか、子供や孫に引き継げる絵本とかは紙に印刷されたものがいい。
電子書籍が紙媒体に取って代わるには、DRMを緩和することと、紙の書籍よりも値段を下げること。
コストが段違いに低いんだから、日本の電子書籍のように紙の本と同じ価格ってのはボッタくり。
Re: (スコア:0)
> 電子書籍が紙媒体に取って代わるには、DRMを緩和することと、紙の書籍よりも値段を下げること。
同意。
もういい加減置く場所に困っているので、DRMがかかってない本はどんどん電子書籍で買っている(特殊なジャンルばかりだけどw)。でもDRMがかかってたら原則買わない。
それから値段。内容は一緒だしとか言って値段を下げるのに反対する人がいるけど、理解できない。在庫とか輸送とか紙とか「モノ」としてのコストが下がる分と同じくらい別のコストがかかるというのならわかるけど、電子書籍ってそんなに高くつく物なのか。
紙の本よりもずっと便利にするために制作コストがかかるとかならまだわかるけどそうでもないし。
Re: (スコア:0)
価格については、単純に販売規模の差じゃないかと。
電子書籍と紙の本だと、イニシャルコスト(原版のコストというべきか)は現状電子書籍の方が高い。
(おまけに紙→電子でも結構なコスト(電子書籍向けレイアウト、フォーマット対応、etc)がかかる)
その後の製造・流通・販売コストはおっしゃるとおり電子書籍だと小さくなるのだけど、
(少なくとも日本の場合)紙の本と比べて市場規模が小さすぎるので、イニシャルコストが製品に転嫁される割合が違ってくるのですな。
まぁ、市場を広げたいがために採算度外視で安くしてばらまくという手もあるとは思いますが、
Re: (スコア:0)
koboとか日本版kindleが出てからは一巻無料とか割引クーポンがばんばん出て来た。
ごく一部ではあるけれども、本の値段は楽天とアマゾンで結構崩れてきたんじゃないかな。
Re: (スコア:0)
>コストが段違いに低いんだから、日本の電子書籍のように紙の本と同じ価格ってのはボッタくり。
そうなるのは電子書籍がそれなりに売れてからだよ
日本では現状一般的な書籍の電子書籍版なんてたかが知れている売り上げだ
そうなると電子書籍化するだけでの設備投資と人件費で一冊当たりのコストは十分高いんだよ
ソフトに読み込ませればポンと電子書籍のデータが出来る・・・なんて事は一切無いんだな残念ながら
レイアウト崩れるわ改行変だわ、そういのちゃんと修正しないといけないわけで
EPUBを導入した楽天koboがどうして公約通りの冊数を用意出来なかったか、
そこの見通
Re: (スコア:0)
「紙」の当初も、おそらくは口伝をそのまま記述したものだったのでしょうけれども、紙による情報蓄積と伝達の利便の部分は当然ながら口伝とは異なるわけで、その後口伝では困難な「図」の使用や分割、貯蔵、また製本や印刷技術の発展で「別のモノ」となり、大量に作成して時間空間を問わず広く伝えるなど印刷製本された紙ならではの形で発展していったものですね。
電子書籍も「今のところ」は、紙の当初のように「紙の本をそのまま表示したもの」に検索機能をつける程度の「毛が生えた」程度にしか進歩していないのですが、そのうち「電子書籍ならでは」の形に徐
Re:栄枯盛衰?だと思いますけどね。 (スコア:1)
コンピュータがディスプレイを搭載した事によって、プリンタが出力装置の主役から置き換わったように
"より便利な"電子書籍の登場によって、紙書籍も今後は書籍の主役の座を明け渡すのが自然な流れだと思うだけです。
現状維持だけを良しとしている業界(文化)は、結局は支持層が少なくなり高尚な文化気取りとなってしまうのでは?と
感じているため、先のような書き方になってしまいましたが・・・・
紙書籍が現状維持ではなく、より新たな発展を目指しているのであれば、私の意見は完全に間違いですね。
Re:栄枯盛衰?だと思いますけどね。 (スコア:1)
「必然」は言い過ぎかも知れませんね(^^;
本が売れないのは(コピーされた違法)電子書籍のせい (スコア:1)
とゆー話にしたい人たちがいるのかも知れない。
産業の規模の問題 (スコア:1)
というほど極端な話は聞いたことがないのですが、
海外(米国)ではそんな感じなのでしょうか。
ただ、市場がある程度電子書籍寄りになると、
紙の書籍は産業として成立しなくなるおそれはあると思います。
斯界について詳しいわけではありませんが、
紙の場合、書店網や流通、印刷などがある程度の規模を持たないと、
出版の都合だけではやっていけないはずです。
まあ紙の流通はすべてAmazonに集約されるのかもしれませんが。
幸せになろうよ (スコア:0)
殆どの側面において既存の物(紙の本)より上位互換となり得る存在なら、殺す事も可能でしょうが
一時的な流行廃りに振り回されても、結局大衆は最も「合理的な選択」をするってのが世の常だと思います
現時点のテクノロジーで最善の選択って「紙の本と電子書籍の使い分け」でしょ、多くの大衆にとって
よく音楽CDの例を引き合いに出す人がいますけど、今のところ全然性質が違うって事ですね、本は
経済合理性を企業が優先して、何でもかんでも紙の本を駆逐すれば、そりゃ売り上げは大きく減るだろうね
だからそれはやらないし、電子書籍を宗教化している人以外は誰も望まない
みんなにとって最もハッピーなバランスになる事を目指しましょうぜ
何かを殺す殺さないとか、そういうゼロサムで物事を見るのでは無くて
現状では、ハードウェア限定で、期限非限定の貸本業 (スコア:0)
まあ、期限を決めてない使用権しか与えず、データの移植もできない電子書籍なら、業績悪化は当然でしょう。
電子書籍だけに限らず、コンテンツ業ならどの分野にも言えることなんだけど。
Re: (スコア:0)
技術や内容ではなく、
運用が障害になってるってのがなんとも。
Re: (スコア:0)
電子書籍リーダーが専用のものから汎用のAndorid/iOSタブレットで出来る時点で、
すでに、運用問題で買わない人はかなり少数です。
問題はそこではない。
・コンテンツの量
・コンテンツ提供のスピード
・価格
そもそもこの三点がダメだから売れてない。
運用問題と言っているのは問題をはき違えている。
そもそも出版側に紙媒体より電子媒体を育てるつもりがないので売れるはずがない。
そしてコンテンツ自体もそもそも紙でも売れてないので。
そもそもとって代わるとは思えない (スコア:0)
紙の本の重さで床が抜けそうな人にとっては電子書籍は救世主でしょうし、
いろいろ便利な面もあり、それを重視する人は移行するでしょうが、
紙の本にとって代わるなんてことは、そもそも考えになかったです。
それに加えて、現状の電子書籍が期待はずれだというのもあるから、
もっとまともな電子書籍を作れば、もうちょっとはシェアを上げるんじゃないですかね。
それでも、紙の本にとって代わるということはないと思いますが。
Re: (スコア:0)
新聞や雑誌など、読み捨てるモノや回覧書類の閲覧みたいな事には向いてるような気はします。
新聞なんて、集金形態が変わるので何ヶ月契約なんてのも衰退して「日替わりで色んな新聞」読んだり。
印刷所や配送業、特に向学心溢れる新聞少年が割を食うんでしょうか・・・
林檎が拒否された (スコア:0)
だけでしょうね。
しかも実際に買って試した人たちの判定結果ですから。
Re:林檎が拒否された (スコア:1)
物理メディアが6割というのは、少し記憶が古かったかな。
これも少し古いけど
http://gigazine.net/news/20111216-music-industry-statistics/ [gigazine.net]
によると、2011 ではまだ物理メディアはほぼ48パーセント。
年間15パーセントくらい伸びているらしいのでが、2012 は65パーセントとくらいとみておくべきかと。それおみておおざっぱに割という言葉はそれほど間違いではない気もする。細かいことを言うと iTunes の市場ではなくて音楽コンテンツ市場のうちのデジタル音楽コンテンツの占める割合が 65~70パーセントくらい。iTunes 市場となるともっと小さい。
ともあれ、この数字は10年かけてここまで来た物。
これを最初の成長率だけ見て予想した数字と比較して大きく落ちていたからといって悲嘆することはないと思う。たれ込みの文章は当初予想の成長率と比較してのお話だし。殺すというのは言い過ぎかもしれないが、成長しないとは言ってない。
たれ込み文章にも、電子書籍市場は成長しているとあるし、それはたぶん事実だろと。どのくらいの成長率か分からないが。そしてそれが iTunes と立ち上がりと比較するのが正しいかどうかは分からないが。個人的にはそれほど悲観的な数字とは思えないが。普通に成長市場じゃないの?って思いますがね。
我々の大好きな?フィクションのようなジャンルでは彼も否定していないし。実際問題我々の消費するコンテンツの主な意味では将来的には紙市場を食ってもおかしくなさそう。
比較しても・・・ (スコア:0)
電子書籍ってどっちかというと貸本に近いような気がするんだけど・・・
購入して自分のものになる本と、サービス期間内に閲覧できる電子書籍って比較してもなぁ
本そのものの購入と閲覧サービスの権限の購入とを比較してもどうにもしっくりこないです
#そういう意味では電子書籍はもう少し安くてもって思った人が多かったのかも?