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ネットワーク

情報が伝わらない人は必ず存在する 66

ストーリー by hylom
人間の限界か 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

ネットワーク理論研究者が、インターネットを通じた情報伝達のシミュレーションにより、どのように情報が伝わっていくかを調べたそうだ。その結果、どのような場合でも「情報が伝わらない個人やクラスタ(集団)が存在する」ことが発見できたという(本家/.The Physics arXiv Blog)。

シミュレーションでは、感染病の拡散と同様のモデルを使用したそうなのだが、感染病の拡散では病原菌を保持している人に接触した人は全て病気に感染するいっぽう、情報の拡散では接触した相手全員に情報を伝えるのが困難である。その結果、情報が伝達されない人や集団が現れる模様だ。研究ではこれを「dark corner」と呼んでいる。どのようにすればdark cornerに情報を伝えられるのか、またどうやってこのdark cornerが形成されるかなどは今後興味深い研究テーマとなりそうである。

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  • by hogeman (4385) on 2013年10月30日 13時00分 (#2486764) 日記

    オフィスでなぜか自分しか残業してなくて、
    翌日聞いたら他の全員宴会行ってたとかあるよな

    # やや悲しいのでAC

    • で、なぜか情報を得ていない俺が悪いってなってる。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2013年10月30日 14時58分 (#2486843)

      喫煙室会議で既知の情報が、非喫煙者に伝達されておらず、後で祭りが発生するとかね。

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    • そう、人はそれを「ぼっち」と呼ぶ。

      アレ?おかしいな。目から汗がててきたよ、ママン。

      親コメント
    • >> 感染病の拡散では病原菌を保持している人に接触した人は全て病気に感染する
      宴会の案内は、computer virusでばら撒けば、全員に伝わるってことかな

      # 保菌者に接触したら全て感染って…モデルが粗いんでないかぃ?
      親コメント
      • by Anonymous Coward

        防疫に役立てるためのシミュレーションとかなら、接触したら感染で妥当だと思います。
        一方、情報の拡散は伝染病と逆に全員に伝えることがゴールなので、接触しても伝わらないケースを想定するのが妥当。
        そんなところじゃないでしょうか。

        • by Anonymous Coward

          それぞれそうするのはいいけど、両者を比較するときはそれじゃだめ。
          「違いが出ました」→「モデルが違うから当然でしょ?」

          • by Anonymous Coward

            比較については同意ですが、「モデルが粗いんでないかぃ?」へのコメントなので。

      • by Anonymous Coward

        「すれちがい通信」でどうなるのかも見てみたいところ

    • 昔、シックスセンスって映画あったよね。

    • by Anonymous Coward

      オフィスでなぜか自分しか残業してなくて、
      後で聞いたら他の全員俺の送別会名目の宴会行ってたことならあるよ。

      # その日が最終勤務日だったうえに41時過ぎまで働かされた。

      • by Anonymous Coward
        41時って。。なにそれこわい
    • by Anonymous Coward

      職場の宴会なんて行きたいの?

      私の上司は、チームの全員がその手の宴会をサボるので
      非常に具合が悪いってこぼしてます。
      最初から誘われないならそれが一番。

  • by Anonymous Coward on 2013年10月30日 13時28分 (#2486782)

    1995年3月の地下鉄サリン以来毎日テレビ新聞ではオウム報道が溢れていた。

    でも、半年後くらいにやったアンケート(新聞社のかな?)でオウム事件を知らない人が5パーセントくらいいた。

    • by Anonymous Coward

      その5%には、半年間で事件を忘れた人も含まれるのでは?

      • 記憶というのは、忘れるかどうかというより、頭の中で反復されて(思い出したり、再び考えたり、他の人と話たりして)リフレッシュされ、定着していくものだと思う。リフレッシュによって記憶が整理され、ある意味(自分の頭の中で)言説化され、位置づけが定まっていく。定着した段階では、事実そのものの記憶というよりは、その「解釈」や「位置づけ」が自分なりに言説化されて「記憶」になっている。リフレッシュされないと、忘却になるだろうし、歪んだ解釈が定着して、捏造された記憶になる事もあるだろう。後者は本物の記憶と区別がつかない(本人には)。

        #今年の10大ニュース(まだ2か月残っているが)、すでに思い出せない...  後で考えてみよう。

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    • by Anonymous Coward

      それは驚きですね。

      元号が変わったときとか、消費税が導入されたり税率が変わったときとかは、どうだったのでしょうか。
      ほかにも、大震災や原発事故があったのを知らない人とか、いるのかな。

      • by Anonymous Coward on 2013年10月30日 16時06分 (#2486889)

        なんとなくだけど、東日本大震災 [wikipedia.org]に関連する記事で、過去の地震との比較などのときに、関東大震災 [wikipedia.org]や阪神・淡路大震災 [wikipedia.org]の話は出てくるんだけど、新潟県中越地震 [wikipedia.org]の話はあんまり出てこなくて、忘れられてるのかなーという気はした。
        まあ、被害で言えば前2つに比べて小さいけど、直近の大地震っていうとこっちじゃね?と思ったりもするんだが。

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        • by Anonymous Coward on 2013年10月30日 17時38分 (#2486967)

          新潟中越沖のときの原発トラブルで、責任をとって社長を辞めたのが勝俣。辞めたと言っても会長へスライドしただけ。
          なんで会長になったかというと、トラブルの経験を活かすことができるから、とのこと。
          で、福島が起きた。

          その経験はどこに活かされたかと問うマスコミはなかったけどね。

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        • by Anonymous Coward

          そうそう。
          時々震災の起きた日が近づくと「この日を忘れずずっと語り継ぎましょう」みたいな人がいて、
          それ自体は別に文句ないんだけど、
          ネットとかで全国の人に黙祷を強要するような人がたまに居て嫌い。

          そういう人は阪神・淡路(1995年)と東日本(2011年)には言及しても
          新潟(2004年 M6.8 震度7)とか北海道南西沖(1993年 M7.8 震度6)とかは意識してないんだよな。
          (マグニチュードと震度は参考のために書いてみただけで、規模や被害を示すものではありません)

      • by Anonymous Coward

        オウムも震災も原発事故も所詮ローカルニュースでしょ。

    • by Anonymous Coward

      非常に興味があるのですがどこの新聞の調査でしょうか。

      # おそらく君の捏造だろうと思うけど。

  • > 情報が伝わらない人は必ず存在する

    情報が伝わっているのに「 情報が伝わらない人」にされちゃっている人もいますよね。

    情報が伝わっているのに「 情報が伝わらないフリ」をする人もいますよね。

  • by Anonymous Coward on 2013年10月30日 13時33分 (#2486786)

    例えば、地デジに移行した時あれだけテレビなどで告知してもやっぱり伝わらなかったという、
    通知側の努力がまったく届かない層というのは一定数いるもので、そういうのにまじめに相手にしても
    無駄にコストがかかるだけなので無視したほうがいいと思う。

    • by Anonymous Coward on 2013年10月30日 14時10分 (#2486807)

      24光年先のアルファケンタウリに宇宙高速道路工事の告知が

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        αはいつの間にそんなに離れたの?

      • by Anonymous Coward

        50年間掲示してあったので、光速で往復しても
        ぎりぎりですね。

    • 面白いのは、情報の接触があるにも関わらず伝達されない、不思議な一部の事ですよね。
      行政の「そんなのほっとけ判断」とかいった運用面の応用も、この研究の先にある話です。
      ひょっとしたら情報の発射側や伝達ネットワークの技術で回避できるかもわからんわけです。

      上にチラホラ散見される「そんな馬鹿ほっとけよ」という事が言える人は、件の"Dark Corner"に含まれない"フツーのその他大勢"だから、どうでもいいんです。
      特別優秀であるとか特別に情報感知能力が高いとかじゃなくて、大半を占める凡百の一般層です。
      上から目線で居丈高に振る舞っても空しいですし、別に研究対象にもなりません。

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      • by Anonymous Coward on 2013年10月30日 18時16分 (#2487010)

        論文のモデルは「 情報の接触があるにも関わらず伝達されない」とは違うようです
        ある情報源の人が全員に伝えるのでなく、自分が接触した人の一部にしか伝えないということをしたとき
        ネットワーク全体の状態が安定するまで待ってみると伝わらない人が出るということのようです。
        情報が伝えられたのに伝わってないという状態は想定されていないです。

        論文読まないとわかりませんが、シミュレーションで使ったモデルで
        情報源が伝える人を選択する基準をどうきめたのかで、結果がだいぶ変わると思います。
        したがって普遍性があるかわらずこれで法則が明らかになった、というようなものでない気がしています。

        親コメント
    • by Anonymous Coward

      避難勧告も伝わらなかったで済まされる世の中だといいんだけど…

      • by Anonymous Coward

        なんで自分の命がかかってるときに他人の勧告なんか当てにするかなぁ。
        政府が余計なことするから、それがあって当然とか勘違いする人たちが出てきちゃうんだよな。

        • by Anonymous Coward
          あんたにとっては余計なことかも知らんが、政府にとっては余計じゃねぇよ。
          納税者死んだら困るだろ。仮にそいつが受益分納税してないとしても、受益以上に納税してる人に「政府は納税者死んでもいいと思ってる」って思われるマイナスを考えるとそうせざるをえない。
          • by Anonymous Coward

            そうやって自分自身をデカくしようとしていく政府ってのは困ったもんだね。

            • by Anonymous Coward on 2013年10月30日 16時52分 (#2486935)

              そうやって自分自身をデカくしようとしていく政府ってのは困ったもんだね。

              あなたの望む地ならありますよ。

              自分で自分の身を守るほかないという、無政府状態のソマリアが。

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        • by Anonymous Coward

          んなあほな。
          個人と政府じゃ情報収集能力も災害対応のノウハウもぜんぜん違うんだから、政府の勧告を当てにするのは合理的でしょう。
          全能感いっぱいの中学生じゃあるまいし、自分の能力の限界を理解すべきだと思います。

  • 情報の伝達にはノイズがつきもの。 感染病の拡散と同じだといわれても・・・
    • 都合のいい(都合の悪い)情報だけパスするフィルターを装備してる人もいますからね。

      震災の時の、デマに踊らされて何を言っても「嘘だ、関東は今後2万年死の荒野だ、政府は海外に脱出する費用を・・・」
      とかいう人を説得するのを諦めたように、伝えても伝わらない人はいらっしゃるからね・・・

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    • by Anonymous Coward

      感染病だって、伝搬中に変異しまっせ。

      「病原菌を保持している人に接触した人は全て病気に感染する」っていうのは、抗体持っててもとりあえず「感染」はするという意味なのかな?
      だとすると、情報の場合も、「情報の伝達」自体は行われて、相手が理解してない(発病してない)場合もあるってだけだから、同じことじゃね?

  • by Anonymous Coward on 2013年10月30日 14時14分 (#2486812)

    に憧れる。

    • by Anonymous Coward

      すでにそうなってるのに気付いてないだけだったりして。

      • by Anonymous Coward

        できれば自由自在が良いね。

  • by Anonymous Coward on 2013年10月30日 16時03分 (#2486888)

    暗黒来訪者ってなんじゃいなと思いながら読んでた。中二病っぽい。
    ただ、google翻訳だとどっちも「暗い隅」と訳されて余計なんだこれ。「もしかして:」機能なんだろうけど表示が出たり出なかったり。
    確かにぼっちは薄暗い隅っこにいるイメージだけどさ。

    • by digoh (17917) on 2013年10月30日 16時44分 (#2486926) 日記

      corner → comer
      の見た目の類似が関わってるんでしょうかね。

      文書に[corner]との記載
      →OCRで読み取り[comer]
      →google翻訳[来る人]
      →使用者による翻訳結果修正[来る人→隅]の報告
      →googleが「comerに[隅]としての意味を付与」

      とか。

      親コメント
typodupeerror

計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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