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プライバシ

ゲイツ曰く、スノーデンは英雄ではない。ウォズ曰く、スノーデンは英雄だ 41

ストーリー by headless
heroes-and-villains 部門より
エドワード・スノーデン氏が英雄か反逆者かという問いに対し、ビル・ゲイツ氏は英雄とは呼べないと答えたそうだ。これに対し、スティーブ・ウォズニアック氏はスノーデン氏を英雄だと考えているようだ(Rolling Stoneの記事The Economic Timesの記事本家/.)。

ゲイツ氏はRolling Stone誌のインタビューに対し、スノーデン氏の行動は違法であることから、彼を英雄と呼ぶことはできないと述べている。また、政府の監視プログラムについては議論が必要だが、実際に使用する技術の詳細が明らかになってしまうと効力が失われるとし、プライバシーよりも犯罪の阻止を優先すべきだとの考えを示したという。

一方、ウォズニアック氏はドイツ・ハノーバーで開催されたCebit 2014で「彼は私から見れば英雄だが、反逆者だと考える人もいるだろうし、そのように考える理由も理解できる。私はスノーデン氏が私と同じく、自由に対する権利をアメリカが持っていると考えていると信じている。彼はこの原則のために勇気をもって彼の人生を捧げたのだ」と述べたとのことだ。
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  • by Anonymous Coward on 2014年03月16日 16時07分 (#2564124)

    彼は守られるべきだし、我々は彼のような人物を守るすべを持っていなければいけません。
    http://gigazine.net/news/20140313-ama-tim-berners-lee/ [gigazine.net]

  • by Anonymous Coward on 2014年03月17日 9時06分 (#2564382)

    You mentioned Mark Zuckerberg. When you look at what he's done, do you see some of yourself in him?
    Oh, sure. We're both Harvard dropouts, we both had strong, stubborn views of what software could do. I give him more credit for shaping the user interface of his product. He's more of a product manager than I was. I'm more of a coder, down in the bowels and the architecture, than he is. But, you know, that's not that major of a difference. I start with architecture, and Mark starts with products, and Steve Jobs started with aesthetics.

    Read more: http://www.rollingstone.com/culture/news/bill-gates-the-rolling-stone-... [rollingstone.com]
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    「ザッカーバーグ氏のやり方を見て、自分に似たところがあると思うか?」という質問には「もちろん。2人ともハーバード中退だし、ソフトウェアの可能性についての強固な視点を持っている。彼の方がユーザーインタフェースの形成がうまいし、私よりプロダクトマネージャー向きだ。でも、それは大きな違いじゃない。私はアーキテクチャから入り、マーク(ザッカーバーグ)は製品から入り、スティーブ・ジョブズは美学から入るんだ」と答えた。
    http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1403/14/news114.html [itmedia.co.jp]

  •  個人的には、

     英雄的行為の実施と言う狭義の観点からは、
    Edward Joseph Snowden was a hero.
    (ほぼ単独犯なのがステキ属性)

     あめちゃんから見て国家的安全保障上の反逆者か?
    Edward Joseph Snowden is .a traitor.
    (だからもっと上層部や権力者を取り込んで大規模に…)

     つまり、
    「英雄であり、かつ、反逆者(走召糸色木亥火暴)」

     どっかの小説にあるように、
    「その評価は未来の歴史家達の判断にゆだねる(眠ム…)」
    ですかね。

    --
    "castigat ridendo mores" "Saxum volutum non obducitur musco"
    • かなり何となくですが、英雄ってなんだろという感じなので何となく下に。書いてから何となく下につける所探したので議論にはなってないけど。
      あと歴史だけではなく可能性についても考えないと評価は難しい気がしてます。
      漫画だけどココヘクマティアルがヨルムン発動に70万人だかを殺すのは確実な未来なら必要な犠牲でも疑えば大量殺人というような。
      (それをする立場かどうかという問題はまた別として)

      個人的には「市民の味方」って程度の認識が一番いいと思ってる。
      英雄といわれると国家レベルか寝物語に使うもので、仰々しい勲章やら称号は後の状況で同じだけの非難になりかねない。
      ステーデンの漏洩は、国防と国民監視の2つの要素がせめぎあっているが、漏洩した後には国民監視では使用しにくい状況だろうし
      他国との情報戦で問題が出る可能性、或いはその時のスケープゴートにされる可能性の方が現状では高いと思う。
      そうなった時には手の平を返して反逆者や売国奴にされる。英雄かどうかではなく英雄にしない方が当人の将来に良い。

      そもそも国の立場で考えるというのは難しく、それが政府なのか軍なのか国民なのか、何の為になったのか良く分からなくなる。
      ステーデンの件は将来は分からないが、現時点で自国内の盗聴からそれに協力する企業があることまで明るみに出ていることで
      歯止めをかけている点では国民の生活や自由の尊重に対してある程度の貢献を既にしていると思える所が有る。
      若しかしたら既に企業に対して暗い司法取引をしているかもしれない。応じた企業は情報を出さないだろうから分からないが。
      現時点では見えない部分や、想定される最悪の事態を考えようとしない人が多いと思うだけに、功績が実績としては見えない所が多い。
      問題が起きれば手の平を返すような人が多いだろうに、英雄なんて言うとそれこそ反動が酷い事になる。
      英雄だというならキッチリ守るなり協力する事も表明すべき。王侯貴族はジャンヌダルクを作って平気で捨てたがこれも
      金と発言力が強い人間が自分のスタンスを表す為に利用してるだけで、後で問題がおこれば切って捨てるだけになりそう。

      余り想像力が豊かでない人も含めて自覚させて英雄視させたいなら、とりあえず事件起しちゃいなよ、と思っちゃう時はある。
      簡単な話で「ある企業Aに勤めていたがNSAが脱税をしているというメールを突きつけて、何々しろよという要求をされた。
      どこから漏洩したのか不思議だったが、若しかしたら盗聴したものを利用したのかもしれない」って怪文書投げまくって
      上手く火がつけば米国民やらその他の人も、それが有りうる可能性として考えるか人によっては有ったものとして批判しだす。
      ネットは盗聴されてるから物理でやりな、といっても実際に事件でなくてもどっきり企画でもこれは出来るけど。
      適当な会社で誰かに「うちの会社でこういうことがあったらしい」といって騙したドッキリをTVで流してみるとか。
      面白企画でもそれを見て、本気で可能性として考える奴は増える。

      国民は国民でスノーデンの身柄を国が不当に拘禁迫害しないようにするべきだと思う。特に知らない間に殺されるとかはさせないべき。
      未だにこの盗聴の成果や情報の扱いの指標があるのか分からないが、内部でもそういうのが無いからこそスノーデンは危険視したのかも。
      孫子の一節に、諜報を扱うものは特がなければならないという節があった気がするが、情報の扱いに何に使う使わない、破棄はどうする
      といった情報を部下に(形だけでも)しっかり教育みたいな形で伝えて、国のために使っている事を信じさせる事すらしないくらい
      ザッパに黙ってろという指示だったりすれば、部下が国民を盗聴しているのかと疑うことを食い止められたんじゃないかと思うが
      今の所は判断付かない以上、政府がおかしい事を告発した人を国民は保護かつ監視した方がいい気がする。
      時限の特別法を議会で延長だか恒久だかにして、それを根拠に合法としてるけど、政府内で進みすぎててそこまでやってていいのかと
      先に聞いて納得しているわけでも、まぁ先に言えることでもないが、それだけに政府は国民を指導し、国民は政府を監視する。
      民主主義国家では片方だけが主だの従だのという関係ではないと思う。

      #NSA系の話題は何か今後の国家間の方向性とネットの分断に凄く影響しそうなので色々考えてたら長くなった。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      英雄とテロリストも、両立すると思っている。

  • by Anonymous Coward on 2014年03月16日 16時26分 (#2564129)

    ブッシュ政権時のCIA工作員身元漏えい事件の頃あたりからずっとたるみっぱなしだわな。それでロシアや中国に対抗していけるの?

  • by Anonymous Coward on 2014年03月16日 16時34分 (#2564131)
    >私はスノーデン氏が私と同じく、自由に対する権利をアメリカが持っていると考えていると信じている。

    アメリカが、だと、自由というのは政府が決めるものです、というヤバい意見に見えるけど、誤植?
    • by CliffordSakaki (37720) on 2014年03月17日 13時23分 (#2564477)

      「アメリカ国民、あなたは自由ですか?」
      「もちろんです、アメリカ政府。自由でいることはアメリカ国民の義務です」

      とかいう会話がふと頭をよぎった。

      親コメント
    • by Anonymous Coward
      厳密な社会科学用語を使って言うわけではないけど。

      ここで言われるアメリカは、政府(Government)ではなく、国家(Nation)だと思う。
      で、欧米は革命を通じて国民国家を作ったという経験が基礎にあるのでNationとPublicが日常感覚として近いところにあるんじゃないかな? と思っている。

      「公」が「滅私奉公」の「公」じゃなくて、公園の「公」って感じ?
      • by Anonymous Coward

        「滅私奉公」の「公」も公園の「公」も同じ「公」ですよ。
        滅私に拒否反応持ってるだけだろ。
        公園だって個人が我儘を通してよい場所ではない。

        • by Anonymous Coward

          でも奉公という語の出自を考えると「公=鎌倉」なんだよなあ。
          もちろん当時は鎌倉≒公共の意味合いもあったのだろうけど、
          その後に主人・権威者へとどんどん矮小化して使われた経緯を考えると
          今それをPublicというのもかなりの後付け感が。

          #要らん話でした

          • by Anonymous Coward

            近代的な「公園」が西洋の市民運動による産物という意識がないと「滅私奉公」との対比を認識出来ないと思うよ。
            中学高校までの社会の授業ではそこまで踏み込まないだろうし。

        • by Anonymous Coward

          きもは「我儘」を誰が判断するかだろ。
          地域の住民なのか、国家機関なのか。

        • by Anonymous Coward

          奉公の公は政府

          公園の公は市民の集団

          • by Anonymous Coward

            公園は、公と敬称つくような偉い人の家の庭のこと。
            奉公は、公と敬称がつくような偉い人のために働くこと。
            公民館の公民も、公と敬称か付くような偉い人に囲われ守られている民草のこと。

    • by Anonymous Coward

      連邦政府と「自由の国アメリカという漠然とした概念」は別物、ってことじゃない?

      • by Anonymous Coward

        タテマエの上では国が国民を守らないとか国民に対し害になるならブチ倒してしまって良いってのがアメリカだからな。
        その為の国民の武装権利だし、その前提として国家と国民は一体で無いという認識が有る。
        タテマエはタテマエって言ってもNRAが力を持っている限りは看板から下ろす訳にも行かんだろうし。

    • by Anonymous Coward

      本家も "U.S. has a right to freedom" ですね。
      多分、「日本には基本的人権がある」みたいな、厳密ではない言い回しをしているだけだと思います。

      # 合衆国憲法の下でかつて奴隷制がひかれていたことを考えると、「自由というのは政府が決めるものです」というのもあながち間違いではないのかもしれませんが

  • by Anonymous Coward on 2014年03月16日 17時03分 (#2564140)

    ウォズは1950年生まれでゲイツは1955年生まれ。年齢の差は今となってはそれほど無いが
    ティーンエイジャーの時にベトナム戦争が拡大して最盛期(1968年)を迎えた世代と
    規模を縮小させて和平協定(1973年)を結んだ世代とでの価値観の違いか。

    • by Anonymous Coward on 2014年03月16日 18時53分 (#2564197)

      「アップルを創った怪物」(原題 iWoz, ウォズのインタビューをまとめた自伝)によると、
      彼は幼い頃、父親の薫陶により、米国政府を無条件に信用していた。
      しかし、学生時代に経験した、徴兵猶予を巡るトラブルで、以後、
      米国政府を全く信用できなくなったと回想している。

      以下、同書「政府や権力を信用してはならない」 P.99より引用

      『このときを境に、僕は、政府とは、隙あらば国民を出し抜こうとするものであり、
      駆け引きのゲームをするところだと見るようになった。
      これは、それまで僕が信じていた政府像とは正反対の姿だ。
      この経験から、僕は、政府や権力、警察にいたるまで、信用してはならないこと
      を学んだ。』

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      世界最大の企業を率いた人間と自由人のギークじゃ価値観が違いすぎて当然
      ゲイツもフラワーチルドレンの残党だったはずだから、世代間の差はそれほどではないと思う

  • 大体の人は、スノーデン氏の身の上ではNSAの件は、
    一揆打ちこわしテロリズムの類でなければ止められないと考えるのでは。
    遵法闘争が可能だったとは思えない。

    指示や命令だから何でもやっていいわけじゃないというのは、
    普遍的な道徳の問題だ。

  • by Anonymous Coward on 2014年03月16日 17時14分 (#2564144)

    > エドワード・スノーデン氏が英雄か反逆者かという問いに対し、

    こういうプロパガンダは許されるのか?

    • 意図としては善悪どっちだと思う? 程度ではないの?

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        善悪どちらかに決まるもんじゃないし、これじゃ踏絵じゃん。

        • そりゃそうだけど、記事を読んだところ、「どう思う?」より「善悪どっちにつく?」の方が格好作ってことだと受け取りましたけど。
          確かに誘導的とは言えますけど。踏み絵って程かね? 「どちらとも言えないね」って回答だってありでしょうし。

          親コメント
    • by Anonymous Coward

      自分に都合の悪いことはぜんぶ「ぷろぱがんだ(笑)」と決めつける考えは許されるのか?

    • by Anonymous Coward

      プロパガンダの意味知らないのに使っているとか
      アメリカ生まれのサイトだからなんだろうけど、アメポチが必死すぎてw

    • by Anonymous Coward

      英雄と反逆者の2つしかない、踏み絵を迫るあたりがプロパガンダだよね。
      日本だと尖閣ビデオのようなものだけど、ビデオ公開はよくやったと思う一方で、
      組織としては罰を与えるのが当然だと思うし。

  • > スノーデン氏の行動は違法であることから、彼を英雄と呼ぶことはできない

    このニュースは良く知らないが、スノーデン氏は何の違法行為をしたんだっけ。

    あと、元々アメリカ政府が違法行為をしてたのを告発したんだよね。
    すげえ英雄だろ

    • by Anonymous Coward

      アメリカの法律では、アメリカ政府がアメリカのために行う盗聴は合法。
      そして盗聴されていた国では、証拠がないので罪に問えない。
      外交的な懸念が出ただけ。

      スノーデンはただの目立ちたがりの人だったんじゃないの?
      結局、アメリカDIS要因が増えただけの話で特に何も変わってない。

  • by Anonymous Coward on 2014年03月16日 21時03分 (#2564254)

    一線を退いたとはいえ、未だにMSのイメージが強いビルゲイツにしてみれば、
    エンタープライズ部門が重要な収益である自社製品のイメージを下げるような発言は慎むだろう。

    ウォズはある意味ハッカーそのものの人生を送ってるわけで、責任ある立場でもない。
    スノーデンに親近感湧くのも当然。

  • by Anonymous Coward on 2014年03月17日 4時56分 (#2564350)

    寧ろ、より自由にするために監視は必要だよ。
    束縛や規律がなくなればなくなるほど、トラブルも犯罪も発生するので、チェック機構が必要になる。

    • by Anonymous Coward

      ベッドルームやトイレにまで監視カメラのある生活が自由とはとても言えないな。
      僕はプライベートな空間では監視からの自由が欲しいのでね。

  • by Anonymous Coward on 2014年03月17日 17時36分 (#2564663)

    ユーリイ・ガガーリンとか、ニール・アームストロングくらいしか思いつかん。

    おおよそ、名の知れている英雄って、何かしら法に触れる事してる印象なんだけど?
    革命がらみの英雄なんて、ほぼテロリストだし、
    政治が絡むと、真っ白ってのは無理じゃない?
    むしろ、違法だからこそ英雄って気が。

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