ボーイング、ミサイル撃墜用レーザー搭載機を関係者に公開

rakugaki 曰く、

Technobahnによると、ボーイングは弾道ミサイルを撃墜するためのレーザー（エアボーン・レーザー）を搭載した747-400F機の披露パーティーを10月27日に開催した。

B747-400F（B747-400の貨物型）機にロッキード・マーチン社が製造を行ったレーザー管制システム、ノースロップ・グラマン社が製造を行った高出力化学レーザー（Wikipediaなどによるとフッ化重水素レーザーらしい）を搭載し、理論上加速中のあらゆる種類の弾道ミサイルを迎撃することが可能とボーイング社では説明している。
システムとしては、半導体レーザーを目標に対して照射することにより大気の揺らぎの影響を計測し、目標へのガイドを修正しながら破壊能力を持つ高出力の化学レーザーを目標に照射する、というものらしい。 機体の先頭部分に上下左右180度に回転可能な直径1.8mの反射鏡が設置されており、機体後部に設置されたレーザー発振器からの出力をここで反射させて目標にレーザーを照射する仕組みのようだ。
これから2007年中にも科学レーザーの燃料タンク及びレーザー本体を搭載し、飛行実験を行うとのこと。