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宇宙

「2012年に地球は滅亡しません」NASAが異例の声明発表

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
11月21日から日本での公開が始まる映画「2012」は、マヤ文明が予言しているという世界の終末である2012年に様々な天変地異が起きるというストーリーである。この2012年に世界が終焉するという説がインターネット上で大きな盛り上がりをみせており、NASAがこの説への反論声明を発表するという事態にまでなっているそうだ(ITmediaAFPBB News本家/.記事
映画「2012」では「シュメール人が発見したという惑星『Nibiru』」という「謎の惑星X」が地球に衝突するという話をベースにストーリーが練られている。映画公開後からNASAの質問コラム「Ask an Astrobiologist」にはこの地球滅亡説について2500件を超える質問が寄せられたとのことで、この質問コラム本家NASAサイトに2012年地球滅亡説に反論するQ&A形式のページが開設されたそうだ。Q&Aではそれら惑星がストーリー上の架空のものであること(中には実在する惑星「Eris」がストーリーに登場するが、これは太陽系外のものである)、2012年がマヤ歴の終わりではなく現在の暦でいう大みそかのようなものであり次の日は新しい暦の始まりであること、また地磁気反転や惑星直列の地球への影響は小さいことなどを説明している。
質問コラムの回答者であるNASAのDavid Morrison氏には、この地球滅亡説を真に受けて自殺を考えているという青少年や一家心中を考えている母親などから質問が寄せられているそうで過剰反応という訳でもないようだ。中には「(地球滅亡が)とても怖いです。友だちはペットの犬だけです。犬が苦しまないように、いつ安楽死させてあげればいいでしょうか?」といった質問まであったそうだ。
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