京大の一件（警官の侵入）

matsu03 曰く、

京大構内に警官が侵入してトラブルになっているが、ちまたの糞サイトなんかでは、低学歴連中が京大は治外法権かと格差社会の怨嗟をぶちまけているが、おれもちょっと忘れていたが、以下の事情がある模様。
今回侵入したのは、京都府警の警官で過激派などを担当する警備二課の署員。それをビラを配っていた左翼サークル系の学生が見つけて（顔見知り？）、取り囲み騒ぎとなった。ここで一般人は、警官が大学構内に入るのに許可がいるのかと息巻いているが、実はいる。他の大学のことは知らないが、少なくとも東大京大については警察官が大学構内に入る際には事前通告が必要なのだ。たぶん法的なものではないが、慣習的にそうなっているらしい。以前東大本郷近くの本富士署で確認したときにも、たとえ大学構内から110番通報があっても、大学側に通知してからでないと入れないので、通常よりすこし遅れると言っていた。許可がなければ絶対に入れないわけではないだろうが、そういう慣習が今もあるらしい。だから、今回の京都府警の行動はそうした慣習を破ったものになる。政治サークルの学生だから、この慣習を知っていたのであるし、正規の大学関係者である副学長が警官を詰問しているのもそのせい。とはいえ、官憲側がこうした慣習を常に守っているかといったらそうではなく、今回はたまたま顔見知りだったからばれただけで、大学構内に公安関係者がうろうろしているのはわりとよくあることである。

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