ビデオゲームに関する8つの”神話”が暴かれる
タレコミ by ConquestArrow
ConquestArrow 曰く、
米国のPBSのTV番組、「The Video Game Revolution」のサイトに、「Reality Bytes: Eight Myths About Video Games Debunked(リアリティーバイト:ビデオゲームに関する8つの神話が暴かれる)」というエッセイが公開(日本語訳)されている。
このエッセイによると、
- ビデオゲームの登場により、若者に暴力行動がひろまった。
- 暴力的なゲームで遊ぶことと若者の攻撃性のあいだに関連を見いだした科学的な証拠がある。
- 子供はビデオゲームの主要な消費者である。
- コンピュータゲームをプレイする女の子はほとんどいない。
- ゲームは兵士が人殺しをする訓練に使われているのだから、それらをプレイする子供にもおなじ影響をあたえるはずだ。
- ビデオゲームは意味のある表現の形式ではない。
- ビデオゲームで遊ぶと社会的に孤立する。
- ビデオゲームで遊ぶと感情が抑圧される。
といった認識は実際の調査結果とは大きく異なっており、神話や都市伝説の類であるという。
奇しくも先日フジテレビ系列で「少年犯罪のデータから、本当にゲーム規制の必要性が見えるのか検証しました。(注:現在リンク切れ→ダイジェストの紹介記事@deblog)」という報道と、NHKで「TVゲーム長いほど暴力肯定(注:現在リンク切れ)」という対照的な報道がなされたばかりであり、日本のマスメディアには"神話である"という認識が行き渡ってはいないようだ。
これまでも個々の"神話"に対する反論は行なわれてきたが、このようにまとめて根拠を示して否定している点が興味深い。根拠となっているデータは米国のものもあるが、日本でも同様のことが言えるのではないだろうか。