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XerographyKMの日記: 昭和44年よりも後だったかな?

日記 by XerographyKM
(連載なのだが、忙しくてMacもSATAがトラブルだったし...)
 昭和43年に転職でゼロックスに来て、1年と少しの間は後に
富士ゼロックス2200となる複写機のプリプロトの開発に参加。
 44年の後半から1年?ばかりはQAなるセクションにいた。
今でいうとQCというほうが直感でわかる。原型機COCOに採用した
現像器はパドルホイールといって、要するに「メタルの羽根車」が
回転してトーナーとキャリアの混じった「現像剤」を撹拌し、帯電
させる。と、同時に回転で跳ね上げたトーナー/キャリアの一体と
なったものを静電気をチャージされたセレニュームのフォトレセプタ
に「流し」込む。セレニュームのアモルファスな蒸着面には光学イメージの露光で明るい部分は電荷が弱くなっており、シャドウ部分は
電荷が高めに残る。その電位に応じてキャリア粒子にまぶされたトーナーが転移する。ゼログラフィーにおける現像は、静電気潜像を樹脂材料であるトーナーで顕像化することです。アナログの場合もプリンターにおける反転現像も「電位差」を利用することでは同じ。フォトレセプタの上に静電気で付着したトーナーは転写媒体の紙をはさんで
対極の転写コロトロンで逆電位により、紙へ転移する。そのあとでヒーターにより融着し、ようやく「コピー」となる。材料の変化はあれど、プロセス自体はカールソンの発明のままです。
 昭和45年になって?開発/製造/販売の事業統合で「お前も来い」と東京の杉並から部門を移籍して岩槻にあった設計部へ。呼んだのはQAにいたときのI村部長。もとはゼネラルにいた人。出頭日を遅刻したが、記憶の間違いだったのを強引に「いえ、今日です!」と押し通したよ。謝ったって、良かったのだが「強情さ」も必要なときがあるさ。9月の初めに移籍/移動。内陸部でえらく、暑いところ。真冬には、えらく寒くて洗濯物が凍る。半年の間しか、いなかったけど大変なところでしたよ。今じゃ、街道にはラブホテルが林立してるけどね。当時の個人的状況は明日、書きます。
(GFに贈るオーディオの製作、やらなきゃ(^_^) )
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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者

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