akiraaniの日記: キーボードで思い出した話:三国志ゲーマーが格ゲーで無双する 4
まだ20世紀だったころに知人から聞いた話なので、真偽は定かではないが、投票のキーボードのスレッドでテンキーの話題が出てきて思いだしたエピソードがある。
それは、三国志好きのゲーマーに格ゲーをやらせたらめちゃ強かった、というエピソードである。
なんでそんなことが起きたのかとというと、ポイントはテンキーである。
当時のパソコン版三国志は、コマンド選択がボタン式ではなく、全て数字入力だった。
何番のコマンドを何番の国に対して何番の武将に実行させる、みたいな選択は、全て数字で入力してリターンキーで決定、という操作を行うのである。
それを何十とある州に対して逐一入力する必要があるため、めちゃめちゃテンキーを酷使するのである。
故に、当時の三国志ゲーマーというのはテンキーでの数字入力がめちゃくちゃ速かった。
そして、プレイした格ゲーというのはPC98版のヴァリアブル・ジオであり、ゲームパッドを使わずキーボードでプレイしていた。というか、当時そんな機器はほぼ普及してなかった。
キーボードで動かす場合、レバーではなくカーソルキーやテンキーで操作する。テンキー入力なら得意だというので、試しにもっとも難易度の高いコマンド入力の必殺技を持つ久保田 潤を使わせてみたところ、とても手が付けられなかった、らしい。
久保田 潤は、ザンギエフリスペクトのいわゆる投げキャラである。必殺技である久保田バスターは、近い間合いでないと技が発動せず、コマンド難易度もゲーム中最も高いが、その代わり発動すると絶大な威力を誇る。
近づかないと発動しないが、近い間合いで長いコマンドを入力しているとその間に殴られてしまう。なので、起き上がりやら相手の攻撃をジャンプでかわして着地際に出すといのが当時の使い方だった。
今でこそキャンセルだのコンボだので鬼難易度のコマンド目押しをバリバリ使いこなすのが当たり前だが、なにぶん格ゲーブーム初期の話なので、当時は高難易度コマンドを即座に出すようなプレイヤーはほとんど居なかった。
故に、バランス調整もその当時の一般的なプレイヤーにあわせて行われており、コンボなどの要素もあまりなく、高難易度のコマンドは単純にダメージがあほほどでかかった。
が、件の三国志ゲーマーは、コマンド入力をほぼノータイムで終わらせることが出来たため、立ち久保田バスター、歩き久保田バスター、喰らい久保田バスターを自由自在にくりだしたらしい。
結果、格ゲーは素人なのに、多少のやりこみでは手が付けられないレベルで強かったそうな。なにしろ、打撃間合いで一瞬でも隙を見せたら久保田バスターで割り込んできて体力半分近く持って行かれるのである。そりゃあ強いわ……。
88ですが (スコア:1)
私もテンキー移動で育ったクチです。
Xanaduなんかはゲームパッドでは無理でした。
当時は4:人差し指 8:中指 6:薬指で、2を中指で押すか親指で押すかという論争があったような。
私は親指で押す派でした。
おかげで今時のゲームのWASDキーで移動する方式に慣れる事が出来なかったりします。
シュミレーションゲーム (スコア:1)
突っ込み待ち?
Re: (スコア:0)
趣味の世界につっこんじゃイケないのかと思ってました。
キー/ボタンによる方向入力 (スコア:0)
テンキーを方向入力に使うゲームで育ちました(三国志もそれなりにはやってた)。
慣れの度合いにもよるのでしょうが、格闘ゲームのコマンドはレバーや十字キーより
テンキーの方が速く正確だという実感がありました。
周囲に私と同等以上のキーボード使いが数人いたので優位を得るには至りませんでしたが。
最近でも、方向入力をボタンで行うレバーレスコントローラ(hitBOX等)があって
世界レベルの格闘ゲーマーも使っているそうな。