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577015 journal

emilytempleの日記: 追記

日記 by emilytemple
下の記事でいくつかクリアされていない問題点があるのでそれは後日。

・なぜ声楽曲であるグレゴリアンシャントを持ってきた話だけをして器楽曲に言及していないのか。これは片手落ちではないのか。
 →とりあえずグレゴリアンシャントによって形成された音の重なりの話と、この時代の定石「4度・5度平行移動」「完全協和音程のみの和音構造」が古典和声学で禁じ手とされたことの話からひとつの道筋ができるはず

・相対音感・絶対音感の話
 →調性感や平均律の話と旧旋法から短調・長調の構造への転換のあたりとかそういう話も(これはきちんと調べ直して)書くべきじゃないの>自分

・そのほかにも見落とし多いので(列挙に暇がない説・わたし毎度ながらツメが甘いな)そのあたりに関しても。

きちんとまとめて後日ドキュメント化しよう。と自分に言い聞かせてきっと放置してしまいそうな罠。
577016 journal

emilytempleの日記: 知らなかった

日記 by emilytemple
日記がつけられるようになっているとは。
覚書として利用しよう。

http://srad.jp/article.pl?sid=04/11/11/2252202&topic=52&mode=thread
いまさらのように掘り返してしかもひっそり日記で書く。

「言語のイントネーションが旋律ラインを決定する・形成する」というのは音楽学の世界では常識もいいとこで、このトピはそれが科学的に立証されたというだけの話ではないのだろうか。
第一「フランス語はオペラにむかない言語なのでオペラはイタリア語でやりましょうOK?」なんて話はフランス革命前のFA。モーツァルトの「魔笛」は「歌芝居(Singspiel)」であってオペラという定義ではなかった。イタリア語の母音の多さやイントネーションがオペラという様式の構造を形作る一角であったのはたしか。
それにプラスして西洋音楽の場合、旋律線、旋法、音階、調性等の構造形成がきわめて数学的かつ理論的だったことも非常に重要。音楽のもっともプリミティヴな形がリズム遊びであることを考えるとなんとなくわかっていただけるだろうか。西洋音楽は律動感や躍動感といった音楽のプリミティヴな要素を取り除いて周波数的調和を求めてグレゴリアンシャントのあたりの旋法・様式を作り上げたのだ。教会音楽主導ね。そもそも詠唱前提の教会音楽が言語のイントネーションと無縁であれるはずなどなく。

ちなみに平均律という概念が発明されて以来西洋音楽の調性感というのはたいへん自由になったわけですが、例えば同じ鍵盤の音でも、F Durのb音(下属音)とH Durのais音(導音)の区別がつかないひとは耳が悪いのでなくて頭が悪いです。調性感覚ゼロというか、ものすご耳はいいけれど記譜法をなにひとつ知らないとか。
厳密に定義するとbよりもaisのほうが高いそうですが、わたしは相対音感なので違いをまるで聞き分けられないのですが。同じ音がぽーんと聞こえてF Durのbといわれればファに聞こえ、H Durのaisだよといわれればシに聞こえる粗末な耳。むしろ調性判定で悩むことない幸せな耳なのかも知れませんが。

思いついたらそのうちまとめますねこの話題。
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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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