maiaの日記: 蓄電システムの筆頭は重力、次点は空気 3
日記 by
maia
図1 蓄電池と従来型揚水発電以外の2041年時点の各種蓄電システムの導入量の予想
調査会社の米IDTechExの資料より。「Gravity」は、揚水発電システムの改良版や今回の新型重力蓄電システム。これが全体の60%を占めるとする。「Air」は空気をコンプレッサーで圧縮して“蓄電”する技術。
一つの予測ではあるが。
重力というか位置エネルギー利用の古典は揚水発電だが、適地が限られる。深い縦坑またはタワーを利用し、錘はコンクリート主体の重力蓄電システムは意外に有望視されている。
で、これを既存の高層ビルのエレベーターを利用したら、というアイデアがある(高層ビルが丸ごとバッテリーになる――エレベーターを利用した重力蓄電システムを発表)。錘は上のどこかの階にストックしておき、発電量が必要になったら順次降ろしていく。錘はロボット台車で自動的に動かす。
圧縮空気は盲点だった。そういえば自動車でも圧縮空気エンジンはアイデアとしてあった。
リチウム系は資源問題がネック。
水素は意外に軽視されてるが、元々水素は分子が小さすぎて扱いづらいのは事実。メタン化しちゃえばまだ楽になる。それ言えばアンモニアもある。メタネーションは石油化学製品向けになるかも。
何であれ、コスト、資源、適地といった要素次第で、中々予測は難しい。
追記:ビル単位くらいだと、冷暖房絡みで(太陽熱)蓄熱(蓄冷)システムの方が収まりがいいかも。熱による発電でもいいし。
重りは浮かべよう (スコア:1)
シリンダーに逆さまにしたお椀(重い)を置いて水で満たします
シリンダーの底にある電極に通電して水を電気分解し、水素はお椀の中に受けます
たまった水素の浮力でお椀が浮かびます
シリンダーの天辺まで浮かんだら弁を開いて水素を回収します
沈んでいくお椀の位置エネルギーを回収します
底までついたら(ry
自然放電が無いのが大切 (スコア:1)
貯蔵技術がしっかりできれば、水素化もありですね。
重力は地震対策が。 (スコア:0)
本邦だと地震が。
他にはワイヤーの強度や寿命とかメンテナンスの問題が有るので、バグだし頑張ってほしいですね。