masakunの日記： OS/2Kernel 14.203 (ただし ArcaOS 5.x 専用)

ArcaOS Kernel 14.203 SMP released(2021年7月発表)

Arca Noaeは、ArcaOS用に更新されたSMPカーネルバージョン14.203が利用可能になったことをお知らせします。便宜上、パッケージには、以前にリリースされたArcaOS用のW4カーネルバージョン14.201も含まれています。

このリリースには、次の変更が含まれています。

      * ビジー状態のシステムでダブルトラップを引き起こす可能性がある欠陥の修正

このリリースは、ArcaOSユーザーのみを対象としたアップデートです。このパッケージには、新しいSMPカーネルバージョン14.203と以前にリリースされたW4カーネルバージョン14.201の両方が含まれています。インストーラーはシステムをチェックして、インストールされているカーネルを確認し、適切な更新を自動的に適用します。このようにして、この1つのパッケージを使用して、使用しているカーネルを知らなくても、ArcaOSシステムを自動的に更新できます。

警告：ACPI.PSDバージョン3.23.14以下を使用している場合は、このカーネルをインストールしないでください。 ACPI.PSDバージョン3.23.14以下ではこのカーネルを認識せずシステムが起動しない場合があります。 ACPI.PSDバージョン3.23.14以下がインストールされている場合は、先に最新のACPIドライバーパッケージ（現在はv3.23.16）に更新します。そうすればこのカーネルをインストールできます。インストーラーはこれをチェックし、互換性のないPSDが実行されている場合は警告を表示します。

ArcaOSをお持ちの場合、このドライバーパッケージは、ArcaOS製品のサポートおよびメンテナンスサブスクリプションの一部として、ArcaNoaeWebサイトからダウンロードできます。アカウントにログインし、ArcaOS注文の詳細ページを参照してソフトウェアにアクセスしてください。

まだOS/2やeComStationシステムを実行していて、まだArcaOSに移行していない場合は、これが今すぐ移行する大きな理由になる可能性があります。このアップデートはOS/2またはeComStationで使用したりライセンスを取得することができません。

【5/31追記】The Complete OS/2 Software Encyclopediaによると、IBMによるリリースは2017年8月13日。クライアント/サーバー（UNI / SMP、シングル/マルチコアプロセッサシステム）で区別しない最後の OS/2 カーネル。WarpServer e-Business と Warp4 コンビニエンスパッケージ(ACP/MCP)向けにパスポートアドバンテージ経由でフリーウェアとしてリリースされたが、カーネルの必要最低条件として Warp4.0 FixPaks13 以上にも適用可能だった。この場合 ACPI.PSD はインストールしない(ACPIが提供されたのは eComStation 2.0 以降)。なお現在は ArcaOS 向け Software Subscription で提供されているものしか入手できない。