確かに! 2つの原子核から3つの原子核、原子量1と原子量11から原子量4。核融合もしくは核融合反応で検索してみると「より重い」とか「質量数の大きな」とかの言葉を含む定義が多いので、違和感はあります。
まぁ、ホウ素11が先に分裂してから p が融合するわけではない。水素とホウ素が核融合したのちに安定なアルファ粒子に崩壊するのは間違いないでしょうから、これらの定義でも良いのかも(自信なし)。
ベリリウム8とヘリウム4が核融合してできるホイル状態の炭素12を経由して通常の炭素12ができるように、特殊な状態の炭素12を考えていいのだろうか。それならば明快ですが。(原子核のガス的状態、ホイル状態)。
検索結果より:
Wikipedia(ja) 「軽い核種同士が融合してより重い核種になる核反応を言う。」
Wikipedia(en)「Nuclear fusion is a reaction in which two or more atomic nuclei are combined to form one or more different atomic nuclei and subatomic particles (neutrons or protons).」
核融合科学研究所「軽い原子かくどうしがくっついて、より重い原子かくに変わることをいいます。」
以下、コトバンク:
日本大百科全書(ニッポニカ) 「軽い原子核の衝突によって、より重い原子核をつくる原子核反応のことを核融合反応、あるいは単に核融合という。」
百科事典マイペディア「原子核融合とも。軽い数個の原子核が一つになって別種の原子核を作ること。」
知恵蔵「2つの軽い原子核が合体して、より重い原子核を作る反応。」
化学辞典 第2版「二つ以上の原子核が核反応を起こして融合し,反応前よりも質量数の大きな原子核を生成する現象.」
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「原子核融合ともいう。2つの軽い原子核が結合してより重い原子核を形成する現象。」
デジタル大辞泉「水素などの軽い原子核どうしが高温・高圧・高密度のプラズマ状態で融合し、ヘリウムなどのより重い原子核になる現象。」
精選版 日本国語大辞典「水素、重水素、トリチウムなど軽い原子核相互が、多量のエネルギーを放出して融合し、重い原子核を作ること。」
世界大百科事典 第2版「二つ以上の原子核が衝突して核反応を起こし,衝突前よりも原子番号の大きい元素が生ずる現象。」