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okkyの日記: 狼と香辛料が面白いわけ 4

日記 by okky

VIIIを読み終わりましたよ、狼と香辛料。いや、これは本当に面白かった。

で、何がそんなに面白かったのか、つらつらと考えて見るに…一言で言うとラノベのフリをしているが、ラノベじゃない所ではなかろうか、と。

  1. 単純化してはいるものの、商売などの交渉シーンは実際にありそうなパターンをちゃんと出している。詐欺のパターンはもっと出している。騙されたときにどう考えるべきかも正しい。
  2. 裏まで読みながら話をするシーンも、ちゃんと周辺情報まで考えて作られている。賢狼ホロのトラッピーな台詞も、「周りが馬鹿」なのではなくちゃんと「ホロが賢い」状態を作っている。
  3. 出てくる料理とかのかなりのものが、本当に中世ヨーロッパで食べられていたものである。その多くは、日本では簡単に見つけるのが難しかったりするのに、味に関する表現が正しかったりして
    「お前、どこで食ってきた?」
    と聞きたくなる。ヤギの乳のバターとか、鯡の干物とか…
  4. 羊皮紙の使い方や封蝋の使い方など、意外と正しい。
    おかしかったのは、8巻にあった、親書を封じるのに、丸めて、封蝋して、馬の尻尾の毛で括る、というシーンぐらい。正しくは馬の毛で括って、その結び目ごと封蝋する。結び目を解こうとすると封蝋が壊れてしまうからこそ、開くべき人以外開いていない、という証になる。

というわけで、このシリーズは意外とまともな勉強になります。バリお勧め。

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