okkyの日記: 面接で私が気にしているポイント -10- まとめ 4
というわけでまとめ。
採用面接に置いてあなたがやらなくてはいけないことは自分の売り込みである。
そして孫子も「まず勝って、後に戦え」と言っているように、準備こそが大事である。なぜか就職活動に置いて準備を全然しない人が大勢いるが、これは愚の骨頂。
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まずは、自分の経歴を把握しなおす。
そしてやりたい仕事を選び、それに合わせて自分というキャラクターを微調整する。
そのキャラクターがその仕事をする事が、採用する側の会社にとってメリットがあることを説明するためのシナリオを作る。シナリオはあなたの過去の経験がいかにその仕事に役立つかについて物語っている必要がある。で、そのシナリオに基づいて、経歴書提出・面接と進むわけだ。当然経歴書は言ってみれば「予告編」。予告編の段階で相手の興味を引けるように強調ポイントとそれ以外についてメリハリ…情報量の多寡…を付けるべきだろう。
あとはそのキャラクターをいかに演じるかだ。演じる上であなたをサポートしてくれるものは小道具と大道具がある。どちらも採用面接以外でも役に立つものなので、扱い方をきちんと身につける事が望ましい。小道具としては衣装や身なり・ノートとメモ・ペンがある。大道具としてはパワーシートがあげられる。
以上のことから判るように、これは一種の演技だ。シナリオから道具立てまで全部自分で用意しなくてはいけない、演劇だと思えばよい。
演劇・演技においてもっとも重要なのは 一貫性 だ。右手と左手、口から出てくるセリフと態度、やっていることと持っているもの、これらそれぞれが発するメッセージに一貫性が必要だ。これらのメッセージに矛盾点があると、人間は本能的に疑う。
現実には完璧なる一貫性を持っている人間のほうが少ないので、完璧すぎる一貫性も問題なのだが、素人である我々が演技をしてもどうせ完璧なる一貫性は保持できない。なのでそっちは気にしなくていい。
一貫性を持たせるという事は、相手の前でどのような道具をどのように使うか、についてもそれに対応する性格付けがキャラクターに付与されていなくてはいけない。特に道具に対する扱いが普段と違うというなら、その分配慮が必要だ。ここで述べた注意事項を守るのが「普段通り」であるほうが楽なのは間違いない。
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私が気にしている…意識しているポイントは以上。
なお、これらの知識を応用した結果として諸君らにいかなる被害が及ぼうとも、当局は一切関知しないからそのつもりで。
では、成功を祈る。
10もあるのか (スコア:3, おもしろおかしい)
プリントアウトして、面接会場で横に置いてチェックに使うとして、読んでいる間に面接時間が終わってしまいそうだな。
#茶々入れごめん。我慢が出来なかったもので。
いや、大作、ご苦労様。
10に絞ったと読むのがいいのでは? (スコア:2, すばらしい洞察)
雨降りの日の用心まではしても、カエル、ヘビ、ナメクジの三すくみまで準備する余裕はなかったから大いに活用できるはず!
面接会場に持ち歩くなら再編集して紙1枚にするくらいの手数をかけたほうが有効だと思う。個人的に始業前の面接は盲点だった。
Re:10に絞ったと読むのがいいのでは? (スコア:1)
うむ。その戦略は3000年も昔に孫子が否定している。
「是の故に百戦百勝は善の善なる者に非ざるなり」
相手が繰り出してくる手に対応して勝ちをもぎ取るなんてのは、仮に全戦全勝だったとしても不確実性が残るやり方だから、駄目。
そういう「相手がミスをしない限りこちらからも積極的な攻撃が出来ない」状態はラインハルトも「わが征くは星の大海」の中で
『なんと無様な陣形だ』
と述懐しているように、駄目駄目なのだ。
面接会場に持ち込む段階で手遅れだ。
履歴書はもう提出した後だろう?
面接会場についてから背広を注文するわけにも行くまい?
面接会場に着く前に、ノートやペンは揃ってなくちゃいけまい。
パワーシートの話なら別に覚えてられるだろう?
そんなの面接会場で読んだって、もう手遅れじゃないか。
それよりも、面接会場に着いたら自分の履歴書を読み直したほうがよいと思うぞ。
現職よりも前の、「自分の履歴」を覚えている人は実はほとんどいないからな。
# 私はノートに書いている。
fjの教祖様
Re:10もあるのか (スコア:1)
それは完膚なきまでに手遅れなので、プリントアウトを取ったらとっとと面接会場を後にして、自宅でじっくり読むことをお勧めします。
fjの教祖様