サル痘の治療薬については実際に患者が居るので認可されている。過去の種痘による疫学的検討も記録されているので有効性は確認されている。
シドフォビルはサイトメガロウイルスの治療などに海外で使用されている抗ウイルス薬であり、動物実験でサル痘への有効性が確認されている。シドフォビルの誘導体であるBrincidofovir(CMX001)も同様に動物実験での有効性が確認されており、シドフォビルと比較し有害事象が少ないとの報告もあるが、国内では現在流通していない。
Tecovirimat(ST-246)も動物実験でオルソポックスウイルス感染症に有効であることが示され、またヒトに対しての安全性も確認されている。米国では天然痘に対する承認が得られており、サル痘に対してはInvestigational New Drug (IND)としての使用が可能である。欧州で天然痘、サル痘に対しての承認が得られている。国内ではBrincidofovir同様現在流通していない。
高度弱毒細胞培養痘そうワクチン LC16m8 はサル痘ウイルス感染霊長類モデルを用いたサル痘発症予防効果が確認され,実際に人に接種したときに誘導される免疫が痘瘡ウイルスに対する中和抗体を誘導するといった成績が発表されています
患者の存在しない病気のワクチンというとMERSワクチンが立ち上がって居れば、株の違いという軽微な変更で、COVID19ワクチンが速やかに量産できた「筈」