sodiumの日記: 日記
ここはこのコメントより、その親コメントのほうを先にプラスモデレートすべきだと思うのは私だけではあるまい。もっとちゃんとモデレートしようよぉ。
いや、プラスモデレートがうれしくない、ってわけじゃないですが。
そうそう「笑うな」は傑作です。まだ読んでないという幸せな人は是非、今から読んでみましょう。
☆ 著作権と同人誌
パロディ同人誌って、マンガを描くための訓練としてはそれなりに有効だと思われますがどうです?パロディが一切許されないような世界だったら「究極超人あ~る」とか「機動警察パトレイバー」なんかは存在しなかったかもしれませんよ?
そもそも「キャラ」なんてものは著作権では保護の対象外だと思ってます。著作権というのはあくまでも「表現」の保護を目的としたモノで、表現の対象を保護してる訳じゃないかと。
星新一氏が「タイムマシン物を2番目に書いた人は凄い。そのおかげでタイムマシン物というジャンルができた。」というようなことを言ってましたけど、H.G.ウェルズが「タイムマシンという設定」に対して著作権(のようなもの)を主張したら、このジャンルは潰れてしまっていたでしょう。これは「文化の発展」とは正反対の方向じゃないですか?
単なるデッドコピーが著作者の権利の侵害であるというのに反対はしませんが、そうじゃなくて、それなりの創作性をもったものまで過剰に規制してしまっては、その創作物が持っている発展の可能性を潰すことになると思ってます。
アレクサンドル・デュマの『三銃士』には、クールチル「王室附銃士第一中隊長ダルタニヤン氏の回想録」という種本があるんだそうですね。だけど、おそらく種本より「三銃士」のほうが面白かったんでしょうね。種本よりも有名になってしまいました。こういう発展の仕方もありますよね。キャラだって、つまんない話に出てるよりも、面白い話にでてるほうが数倍幸せだと思います。
まあ、つまんない同人誌は掃いて捨てるほどあるわけですが、スタージョンの法則にあるように「どんなものでもその90%はクズ」なんですよ。90%のクズを生産して、その中で磨かれて始めて10%の名作が生まれてくるんだと思います。
私は、いいかげんに「ネズミーランド」の「黒ネズミ」なんて表現をしなきゃいけないような(雰囲気のある)世界はうんざりしてます。そこまでして保護しないとヘンになっちゃうようなキャラなんですかねぇ?
...ってな主張も「オタク学入門」とかのパクリみたいなのがたくさん入ってますけどね(^^;;;
あとひとつ、「短歌」の世界の「本歌取り」って、なんとなく今のパロディ同人誌の世界に通ずる物があるように思いますが、どうです?
ひとりのキャラの生涯を、いろんな人がいろんな話を書いてつくっていく、なんてオープンソースみたいで面白いと思いません?
以上自分の日記からの転載でした。