長征-3Aロケットの1段目が民家を直撃
タレコミ by tada
tada 曰く、
中国が24日、長征-3Aロケットにより月探査衛星「嫦娥1号」を打ち上げた。ロケットは正常に飛行し打ち上げは成功したが、役割を終え分離されたロケットの1段目が、中国国内の民家を直撃した。落下予測域の住民を避難させていたため死傷者は出ていないが、中国政府は被害を受けた農民に賠償金2万元を支払った(産経MSN、壊れた民家の写真、落下物の写真)。 中国の海岸線は韓国、日本、台湾などの陸地や島に囲まれているため、日本やアメリカのように海岸近くから発射してロケットの1段目落下点を海に設定することが難しい。このため中国ではロケット発射場を全て内陸の奥地とし、1段目を中国国内の農村部に落下させている(過去の例)。 めざましい発展を続ける中国では農村部の負担が大きいと言われいるが、その例に漏れない中国の宇宙開発は今後どう対処していくのだろうか。