tsurukameのコメント: Re:永久保存版を作りたいのに (スコア 2, 参考になる) 240
このサービスが、この値段で法的な問題をクリアして続くことを切望してます。
個人的事情を書きますと、書籍と書類がダンボール換算で150箱位あり、家を占領しています。。
4年ほどまえから、少しずつSCANしてますが、4年で500冊程度しか進みません。計算すると、生きてる間に終了しません。
最近、定年で田舎の勤務を終えて少し都会の集合住宅に引っ越すことになりましたが、この本を早急に処理する必要があります。
ダンボールで送るだけで1冊100円でSCANしてくれれば、問題はかなり解決します。
ここで、気のついたことをいくつか
- とうぜん出版社は著作権を持っていません。著作権を持ってるのは著者ですが、著者と出版社の間では「版面権契約」をすることが多いようなので、著書の版面そのままで商売するには、出版社の了解も必要になるでしょう(大学の先生が授業で5000円で販売されている自著を学生に買わせる(普通500円程度しか手に入らない)代わりに、自著の海賊版(?)を出し、学生に3000円で買わせる(2000円ぐらい入る?)ことは出版社との契約で禁止される筈です)。
- でも個人が、個人目的で本をSCANするのはまったく問題ないと思います。その作業を便利屋に業務委託するのも問題ないと思います(便利屋にScannerを借りさせて作業させるのと同じですから)。問題は、「便利屋」が、そのような業をすることが許されるかですが、それを許す第三国ですれば問題ないでしょう。というか、下で見積るように、国内で作業したのでは最低賃金も出ないと思います。
- 放送はかなり特殊なメディアなので、メディアの変換や再発信に強い制限があり、あまり参考にはならないと思います。関西ローカルの「探偵ナイトスクープ」という番組で、過去の番組をDVD化するのに、過去の(素人)出演者にDVD化の了解を得ための連絡が取れず、番組で連絡をお願いしていたことがありました。
またラジオのIP再発信 radiko.jpでも、かなりグレーな部分が有るようで、「実験」ということで見切り発車してるようです。
最後に個人的な経験を書きます。Scannerには、だいぶ苦労しました。最初ScanSnapを買いましたが、どうしても二重送りを防げず(ノリの付きかたが一様でなく、2枚の紙が糊付けされたまま送られることがあります)、その確認と修復に時間を取られました。現在使用中の(親コメントの会社で紹介されてるのと同種の(PFUではない))富士通のfi-6130では、超音波による二重送り検知機構がありほぼ完全に検知でき、作業効率が数倍に上がりましたが、二重送りが検知された時に、手作業で糊を剥がす必要があり、ただセットすれば自動というわけにはいきません。
本の切断も、本ごとにノリしろが違いますので、A6だから背から○mmのところを切断と機械的にはできません(特にハードカバーは余裕が少なく背が湾曲してるので大変です)。この経験から考えると、平均して1冊の本のSCANに10分単位の手作業が必要になり、1冊100円では、アルバイトを雇うにしても、日本の最低賃金を賄えるとは思えません。