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zenkakueisuujiの日記: プライムナンバーズ

日記 by zenkakueisuuji

プライムナンバーズという本を見つけた。
帯によれば野崎昭弘氏推薦となっている。であれば買わねばなるまい。
レジに持って行くとオライリーの本は携帯クリーナーをくれるという。オライリーで数学関係の本?

通勤の車中で開いたが、結局1日で挫折した。
事典形式で内容が多岐にわたり、項目相互間の関連がなく各項目が短いので予備知識がないと理解は容易でない。
しかし、それ以上に問題なのは表現や表記がさらに内容をわかりにくくしていることだ。
たとえば「A は B です。」という書き方がされているが、文脈上どうも A という言葉の定義が B であるということらしい。
英語では「A is B.」と書くが、日本語なら「A とは B のことです。」とでも書くところだ。
また、「レブユニットRn は、Rn が素数ならば必ず素数になります。」というトートロジーもあった。
「レブユニットRn が素数ならばnは必ず素数になります。」ならば意味が通じてかつ正しいことと考えたが、それが著者の趣旨であるのかどうかは確証がない。
いずれも原書にはあたっていないので原書の問題なのか翻訳書の問題なのかは不明であるが、自分で調べようとまでは思わない。
とりあえず理解したのは、著者の言いたいことにたどり着くまでの労力が大変だということだ。

出版社のWebサイトに正誤表があった。既に70項目以上があり、中には数式の間違いも結構ある。しかし私がひっかかったものはなかった。
これは、まだまだあると推測するのが妥当だろう。

<追記>
と思ったら、正誤表の中に正:「R_n が素数ならば n が必ず素数になります」というものを発見。ページ番号も合うのだが、誤:「n 自身が素数ならば必ず素数になります」となっており、該当する表記が手持ちの第2刷にはないのでどう解釈したものか。

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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者

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