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技術的検討した結果、現状使われていないんでしょ
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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー
永久磁石の代わりに、電磁石じゃだめなの? (スコア:1)
TO
Re: (スコア:2, 興味深い)
モータの大型化、複雑化を招き、ハイブリッド自動車には不適切です。
現在ハイブリッド自動車に使われているモータは、永久磁石型同期電動機で、構造的には、従来の直流直巻電動機からブラシを取り去ったものです。
これに電磁石を使用する場合(電磁石型同期電動機といいます)、ロータに電力を供給するためにブラシとコイルが必要になり、構造が複雑化するだけでなく、効率の低下、そして消耗部品であるブラシ保守など悪いことづくめで、現実的な選択肢ではありません。
#電磁石を用いるのであれば、誘導電動機が有利なのですが、同期電動機と比べてモータが大型化するうえ、モータの特性が自動車には不向き(低速時にトルク、効率が低下します)なので厳しいでしょう。
Re:永久磁石の代わりに、電磁石じゃだめなの? (スコア:0)
どの位低速トルクが不足するのか。(変速機使って回転数上げても実用にならない程?)
##定性的な欠点を一言で論って終わりではなく、影響度合いを定量化して
##許容範囲に入るなら採否を図るというのも、技術的検討ではないかと思い。
Re:永久磁石の代わりに、電磁石じゃだめなの? (スコア:2, 参考になる)
まず、エンジン(これはガソリン、ディーゼルのどちらもが該当します)は、高効率を発揮できる領域が狭く、特にアイドル時および低速時走行時などの軽負荷時に効率が著しく低下します。
ハイブリッド自動車は、この低負荷時にエンジンを使用せず、モータによる駆動を行なうとともに、ブレーキ時に基本的に熱に変換していた運動エネルギーをモータにより発電しバッテリに蓄えることにより燃費の向上を図っています。
すなわち、ハイブリッド自動車のモータは基本的に「低速時の走行」のみを担当していることになります。
以上から、ハイブリッド自動車に求められるモータの特性は、「低負荷時(要するに停止から起動までの領域)に最大性能が出せるモータ」ということになります。
誘導電動機は、最大トルクが発揮できるのは回転数がある程度上昇した点(より正確にはすべりが一定の値まで減少した点)にあり、最も重要な「起動時のトルク」は不足するうえ、モータに大電流が流れ、効率も著しく低下する欠点があります。このため(インバータの性能向上もあり、以前よりはまともになっている)、「エンジンの補完」として使うのには非常に使いにくいモータなのです。
一方、現在用いられている、永久磁石型同期電動機の特性は、直流電動機と同じく「起動時に最大トルク出る」という特性を持っており、「エンジンの役割補完する」という、ハイブリッド車の目的にこの上なく合致したモータといえます。
#言い換えれば、電気自動車の場合は、全速度域を担当する誘導電動機の選択も十分に考えられるということです。
Re: (スコア:0)
技術的検討した結果、現状使われていないんでしょ
もともと前提が変わったらどうなるかって話でしょ (スコア:0, フレームのもと)