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SELENE搭載カメラによって取得された映像は、原則として国内外の機関に速やかに公開されます。取得映像の取扱いの詳細は次の通りです。 1. 取得映像の自己利用 宇宙研、事業団及びカメラ提供機関(以下「三者」という。)は、自らの判断で、取得映像を自らの業務に使用する(以下「自己利用」という。)ことができます。 この場合、必要に応じて取得映像の第三者への開示、第三者による編集等を行うことができます。 但し、関連会社が主体となって取得映像を利用する場合は、自己利用ではなく第三者利用と見なします。
この件に関しては様々な話を聞いたが、ひとつ言えるのは実際に現場で働いている人は例外なくネットで公開できればと考えていたということだ。 では何が問題なのか。NHKは巨大な組織で、どこでどんな意志決定をしているのか定かでない部分がある。どうも著作権絡みの部分は、NHKの“奥の院”的なところで意志決定が行われているらしく、一介のフリーランスである私は、核心にまでアクセスすることができなかった。
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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家
SELENEカメラ取得映像の取扱いについて (スコア:4, 参考になる)
Re:SELENEカメラ取得映像の取扱いについて (スコア:3, 参考になる)
これを見る限りは、
・NHKの発案からスタート
・わざわざ公募もしたが結局NHKのみ
・関連費用はNHK持ち
・画像の取り扱いについては事前に協議済み、ネット公開については明文無し
ということのようですね。
問題は事前協議で「ネットで公開」に該当するものが見当たらないことですが、
強いていえば「報道目的以外の第三者利用」でしょうか?
これについては「似たような番組か放送日近辺でないこと」がわざわざ書いてあり、
今回の一件はそこに抵触しているようにも見えます。
ともあれ、今回の件で(NASAのように)ネット公開できなかったのは
JAXAの問題だと私には読めます。
やりたきゃ事前協議の段階でネット公開の文言だけでも明確に入れる余地はあったし、
横槍を入れられたくなきゃそもそも自腹でやればよかったわけだし。
費用負担割合で契約内容や発言力が変わるのは自明ですから。
放送利用を優遇することを餌にNHKに費用負担させてるようにしか見えん...
「デジタル放送普及推進」なNHKの立場を考えてみりゃ、
価値あるハイビジョンコンテンツの独占利用は渡りに船。
非難されるべきはそんな組織に権利を与えた方でしょ。
Re:SELENEカメラ取得映像の取扱いについて (スコア:4, 参考になる)
とあり、JAXAが業務として広報の中で使用する場合は1に該当すると思えます。
ネットで公開するということについて明言されていないという件ですが、広報や普及啓発の手段について限定されていません。
ですから「ネットでの公開は低解像度に限る」等と要求するのは、後から一方的に条件を加えるということではないでしょうか?
またこの募集概要が出されたのは2001年11月であり、このときはまだADSLすら一般的ではなかったことを考えると
ネットでの配信について明記しなかったことでJAXAを責めるのも酷だと思います。
ブロードバンドの普及率の推移はインターネット世帯浸透率と世帯普及率、ブロードバンド世帯普及率の推移 [impress.co.jp]のグラフが分かりやすいと思います。
単なる臆病者の Anonymous Cat です。略してACです。
Re:SELENEカメラ取得映像の取扱いについて (スコア:0)
なるほど。そういうことなら、NHKにお伺いなんか立てる必要ないですから、
HD動画が公開されていないことは単にJAXA自身のやる気の問題ということですね。
「次」の(金銭的 or 技術的な)協力に期待してNHKに気を使っているのであれば、
それもまたJAXAのスタンスに起因するものですから、JAXA自身の問題だとも思いますし。
なお、JAXAのネット公開映像がしょぼいのは、
既存のデジタルアーカイブズに基準合わせて運用してるだけの気もします。
編集含めたHD動画の運用ノウハウがないのか、
アクセスに耐えられるだけのリソースが準備できてないのかはわからんけど。
Re:SELENEカメラ取得映像の取扱いについて (スコア:0)
そして松浦氏はとんでもない勘違いをして、責任をNHKになすりつけているということですか。
出資者が誰なのか?(Re:SELENEカメラ取得映像の取扱いについて) (スコア:1, 参考になる)
タレこみにあった日経bpの記事と執筆された松浦氏がblogで記述した記事から落とした部分を総合すると、
・JAXAサイドや番組制作サイドではネットでも配信する気が強かったけど、NHKの偉い人たちの権利主張でネット配信ができないでいる。
・実際、やりとり的には不明だが、動画映像の著作権記述についてJAXAとNHKの共同の物になっている
因みに、運良くディスカバリーチャンネル・カナダ配信の720pの数分間のデモ映像を入手しましたが(/.edされてややこしいことになって完全にカナダ国内からしか入手出来なくなる状況を避けたいので、具体的な手法は書きませんが、P2PとかProxyとかミラーとか使わないで日本のISP経由で相手のサイトに直結した形での入手が可能です、現時点では)、その画像にも、右下に「NHK/JAXA」と言うロゴが付いています。
これらを総合すると、どういうやりとりでこうなったのかは不明ですが、
映像の権利保有の力関係的には
NHK>>JAXA>=ディスカバリーチャンネルカナダ
と言う形になっているようです。
HDTVカメラを搭載する時に公募したけど結局NHKしか名乗り挙げなかったとかの経緯を考えると、NHKが世間で言われている以上に「かぐや」の開発のための資金を負担したのではないか。と言う感触が強くします。
「かぐや」レベルの大がかりな探査システムになると下手な静止衛星よりも数段複雑だし、H2Aで一気に打ち上げて月周回軌道に持っていったから「かぐや」本体の推進系はそんなでもないでしょうけど、長期探査であることを考えるといつものISASの探査プロジェクトよりも数段高額な中身になってるのは目に見えている訳で、旧ISAS/JAXAへ国から割り当てられた予算だけでは開発や探査もままならなかったと思いますよ。
つまりは、大きなスポンサー付けないと打ち上げに漕ぎ着けるのも難しかった状況など、最大のスポンサーであるNHKの意向に逆らえない「大人の事情」が色々とあると推測するのが妥当に思うのですが。
松浦氏はミスリードを考えているのではなく、JAXAもNHKに掛け合ってなんとかHDTV映像のネットでの公開に持っていきたかったけど権利関係をクリアすることについてNHKが強く拒否したので出来なかったと言う点を強調したいんだと思いますよ。
Re:出資者が誰なのか?(Re:SELENEカメラ取得映像の取扱いについて) (スコア:0)
NHKが負担しているのはHDTVカメラ搭載にかかる費用だけです。
NHKが勝手にそれ以上の開発や探査にカネを出していたら、問題になりますよ。
ましてや「NHKが世間で言われている以上に……資金を負担した」などといった、
非公開のカネの流れがあれば、それこそ大問題です。
いろいろ憶測するのは構いませんが、常識でモノを考えて下さい。
Re:SELENEカメラ取得映像の取扱いについて (スコア:0)
視聴料金を強制徴収する時は散々出てくる「公益性」とやらは、こーゆー時全く出てきませんな。
Re:SELENEカメラ取得映像の取扱いについて (スコア:0)
> 視聴料金を強制徴収する時は散々出てくる「公益性」とやらは、こーゆー時全く出てきませんな。
あなたの言う通りだと思います。NHKはそういう組織だから、あなたも信用していないわけですよね。
そんなの分かりきったことなのに、なぜJAXAは権利を簡単に渡してしまったのでしょうか?