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で、今回の件に関して言えば、日本独自ってことにどういう意味があるんだ?
メリットって、日本人だけに対するメリットってなに?
"すべての人が低コストで安全に宇宙飛行をする"
(本がまだ届かないので上で挙げられていた数字を使わせて貰いますが) 旅費2億円というのは "すべての人" にとって "低コスト" であるという水準にはほど遠いと思うのですが。 そもそも使い捨てカプセル + 使い捨てロケットという方向性で "すべての人" にと
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家
日本独自 (スコア:0)
ある意味、それがいつも致命傷になるわけだけど。
Re:日本独自 (スコア:0)
で、今回の件に関して言えば、日本独自ってことにどういう意味があるんだ?
Re:日本独自 (スコア:2, すばらしい洞察)
#なぜかその言葉にこだわって批判される方が多いようですが。
これだって構想が独自なだけであり、もし実際に作ることになったら独自にこだわるわけでもないでしょう。もっとも安くあがる方法をとることになるんじゃないですか。オープン・アーキテクチュアにするというのはそういう意味でしょう。
自分たちで使いたいものが現実に存在していない以上、それを自分たちで作ろうというのは正しいhackな態度だと思います。
問題は、作る際に税金を使わざるを得ないことでしょう。
Re:日本独自 (スコア:0)
メリットって、日本人だけに対するメリットってなに?
Re:日本独自 (スコア:1)
宇宙に行きたい人のことです。他にどう読めますか?
> メリットって、日本人だけに対するメリットってなに?
そんな話、少しもしておりません。
私が言っているメリットというのは、"すべての人が低コストで安全に宇宙飛行をする"ということなんですが。
Re:日本独自 (スコア:0)
(本がまだ届かないので上で挙げられていた数字を使わせて貰いますが) 旅費2億円というのは "すべての人" にとって "低コスト" であるという水準にはほど遠いと思うのですが。 そもそも使い捨てカプセル + 使い捨てロケットという方向性で "すべての人" にと
Re:日本独自 (スコア:1)
"すべての人"とは1.3 我が国独自の有人飛行の意義 [nasda.go.jp]の特別な体力や訓練を必要としない宇宙機の開発の項にある通りの意味です。
半年ロシアで訓練を受けることのできる人はそうそういないでしょうが、世の中10日程度の休暇をとれない人ばかりじゃないでしょう。
確かに2億円という額は、"すべての人にとって低コスト"ではないでしょう。それでも、現状の2000万ドルに対しては1桁落ちる額です。もう1桁落ちれば、行きたい人のかなりにとっては手が届きそうな価格ですが、それは現状では無理でしょ
Re:日本独自 (スコア:1)
書かれていたので…以下、ちょっと本の内容を含みます。
>カプセルは再利用型にとって代わられると思います。
これ、必ずしもそういう事ではないようです。
というか、カプセル系と再利用輸送系は、互いに相反するものではなく
むしろ互いのベクトルで足りないところを補い合う(相補的な)ものだと
読んでて感じました。
どの道低軌道より上へ行く場合はカプセルタイプが最適ですし、
(RLVは実現できたとしても、行動半径が低軌道までしかない)
RLVから分離して脱出する緊急帰還機能として、カプセルタイプの
脱出船を装備するというアイデアが載っています。トラブルが起きな
ければ、そのカプセルでRLVでたどり着けない軌道まで行くことも
できる。RLVから見ても、万が一の安全の確保と行動範囲の拡大
を同時に手に入れる事になります。
また宇宙ステーションの緊急帰還船としても、頻繁に地上と往復す
る必要がない分、カプセル型を用いても不思議ではないでしょう。
(現にISSの緊急帰還船はソユーズが主ですし。)
遠い未来、仮に軌道エレベータみたいな超輸送技術が実現したと
しても、そのエレベータの端々からの出発・発着は軌道上の輸送
になりますから、カプセル系のシンプルなコンセプトが最も合うで
しょう。
結局、「再利用があるから、カプセルはさよなら」ってことにはならない
んです。
やはり日本は当面、ふじに代表されるカプセル系のコンセプトの発展
(というかまず社会的な整備or啓蒙?)に力をいれて欲しいと思います。
SSTO他はまだ先が長いですし、遠い将来でさえ、さまざまな方向で
つぶしがきくというのは非常に重要な事だと思いますので。
Re:日本独自 (スコア:1)
元コメントを書いていたときに念頭に置いていたのは、"モジュールごとの交換が可能で10回程度飛行できる再利用型カプセルと使い捨てロケットの組み合わせ"でした。この方式なら、使い捨てカプセル型の利点をほとんど生かしたまま、もっとコストを下げることが可能だろう、と思います。
現状の耐熱タイルであれば、再突入時のプロファイルをシャトルのようにかなりシビアに考えなければなりませんが、弾道再突入でも余裕がある材料が出てくれば、やはり向かう方向は再利用です。一足飛びに完全再利用を目指すのではなく、段階的に無理せず再利用型に移行できるパスがあれば、それに従っていくでしょう。
本にも書いてある通り、将来には再利用に向かうのは必至であり、使い捨てカプセルは、現在と未来をつなぐ階段の途中でしかありません。ただ、その階段は昇るのに30年以上かかりそうな道です。その間を空白のまま過ごすわけにはいかないでしょう。現状でペイできそうな構想を持っているのであれば、その道を昇り始めようというのが私の個人的な意見です。