これは、CNETの記事にも「Berners-Lee氏はこれまでにもHTMLだけでなくセマンティック言語を使うようウェブ開発者に提唱してきたが」とあり、そこに対する Google の立場からの反論なわけです。 「一般エンドユーザの目に触れないメタデータを恣意的に付ける(そしてそれを信頼する)ことによるリスク」に加え、「HTMLも(満足に)使い切れないwebマスターに、より抽象度の高いセマンティック言語を(正しく)使えるわけがない」という現実があるから、「webマスターたちが作りたい(作れる)ものを作れば、メタデータ類を生成してあげる」のが Google のアプローチであり、現実解としてそうするしかないと思うんだけど、Timの意見はどう? とNorvig氏は言ってるのだと思われます。
なんかさあ (スコア:1)
ひとつ気になったのは
>人の目がより行き届かないセマンティックウェブだと、かえって偽装が簡単になる心配がある
なんでも自動化して人の手を加えないのがGoogle流じゃなかったのか?
#実際には人為的な操作を加えてるくせに、Google Mapの店舗情報の間違いを指摘したら「全部自動でやってて修正できません」と答えられたのがちょっと気にくわないAC
Re:なんかさあ (スコア:5, すばらしい洞察)
>なんでも自動化して人の手を加えないのがGoogle流じゃなかったのか?
それは明らかに誤解かと。
これは、CNETの記事にも「Berners-Lee氏はこれまでにもHTMLだけでなくセマンティック言語を使うようウェブ開発者に提唱してきたが」とあり、そこに対する Google の立場からの反論なわけです。
「一般エンドユーザの目に触れないメタデータを恣意的に付ける(そしてそれを信頼する)ことによるリスク」に加え、「HTMLも(満足に)使い切れないwebマスターに、より抽象度の高いセマンティック言語を(正しく)使えるわけがない」という現実があるから、「webマスターたちが作りたい(作れる)ものを作れば、メタデータ類を生成してあげる」のが Google のアプローチであり、現実解としてそうするしかないと思うんだけど、Timの意見はどう? とNorvig氏は言ってるのだと思われます。
つまり、無数のwebマスターが「がんばって」メタデータを作成して「楽に自動的に」セマンティックwebするか、無数のwebマスターは「楽に」やりたいことだけやって「がんばって自動的に」Googleするか、の戦い。
「なんでも自動化」というのは世界中未来永劫存在しないので、どこかで誰かががんばらないといけないんだけど、セマンティックwebは「とにかくデータ作成の時にがんばっておけば、明るい未来が待ってる(かも)。みんな、がんばれ~」、Web2.0は「blogとかソーシャルブックマークとかでほどほどにがんばっておくだけでも、このくらい楽しいことができますよ」、Googleは「俺ががんばるから、みんなは好きにしてて」、ということなのだろうなと思ってます。
Re:なんかさあ (スコア:0)
テキトーな理解で書いてたから、ちゃんとしたレスもらえてよかったよ。
#元AC