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これまでの計画ではカプセル投下後、はやぶさの機体は太陽を回る「人工惑星」となるはずだった。状態がよければ、さらに別の天体を探査することも想定されていた。
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最初のバージョンは常に打ち捨てられる。
オーストラリアとの協議済み (スコア:5, 参考になる)
で、落下点であるオーストラリアへの説明が大変だったと聞いたのは去年の10月頃。
#ぜんぶ燃え尽きちゃうから大丈夫ですよーという証明が大変だったらしいです。
あと、朝日新聞の話、おかしいですよ。
「別の天体を調査」は完全に無理との否定は何度も聞いていたんだけど、対外発表でこんなことJAXAは言ってたのかなぁ。
#カプセルを放出したあとの熱設計をしていない・・・というかカプセルが出たあとの大穴では無理って言ってた。
jmz
別の天体を探査するの根拠は (スコア:0)
地球帰還後も地球近傍軌道の小惑星への接近は可能と伺いました。
しかし、姿勢制御系にトラブルを起こしたうえ、スラスターの
燃料漏れとキセノン推進剤を姿勢制御スラスター代わりに吹かざるを
得ない想定外の事になって、余力ある推進剤を地球帰還までに
消費する事になり、帰還後の探査は不可能という結論になったと思います。
余分に搭載した推進剤がなかったら今頃は帰還なんて話は無かったでしょう。
Re:別の天体を探査するの根拠は (スコア:3, 興味深い)
えーと、それは方便です。
機体設計上、各部ごとに目標質量があります。
設計の際、マージンをとって設計します。(宇宙機ですと、1.2とか)
で、最終的に各部を持ち寄って余分が出来た質量分、推進剤を積んだのです。
目的は冗長性のためで帰還後の運用のためではありません。
そもそも熱設計で無理というのは、構造上カプセルを放出したあとの熱収支がとれず、衛星として機能しないことです。
なので、いくら推進剤があっても運用できません。
Re:別の天体を探査するの根拠は (スコア:1)
いつも不思議に思うのですが、どういうマージンをとっているのでしょうか?
何か問題(例えば、地球に帰れないかもとか)が起こっても、数日すれば
なんとかなる(地球にたどり着ける)方法が見つかったりしてる気がするのですが、
なんで最初からぎりぎりじゃなかったんだろう?って思ったりする事が多々あります。
宇宙開発マンセーなんで、凄いなぁ、頑張ってるんだろうなぁと思うわけですが、
想定内(1.2未満)なのかもしれませんが、いつでもトラブルへの対応策が出てくると、
当初の計画って何だったんだろうと思ったり.
# 引き換えにしている何かを知らないだけなのかも。
Re:別の天体を探査するの根拠は (スコア:0)
ギリギリで一つでもミスすれば全滅では、ハイリスク過ぎます。
なにかを犠牲にして回避できる仕組みを仕込んでおくのが普通です。
冗長性を使って対応策を編み出すには引き換えにしているものが多いです。
一番は時間と費用です。
#あと、担当者の健康と髪の毛と恋人と将来・・・
当初の計画ならば、もう今年には地球に着いているはずでしょ?
時間をかけてでも帰ってくるプランは時間と引き換えに編み出したんです。
#運用費用も延長分かさむ予定です。
##本来なら運用打ち切りで新しい衛星を作った方が…いや、だめだめ(w