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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall
中国ではよくあること (スコア:3, 興味深い)
http://abcnews.go.com/US/story?id=2975912&page=1 [go.com]
輸入土鍋:鉛・カドミウム漏れ 中国製、全国に2万個
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070525k0000m04016200... [mainichi-msn.co.jp]
モンゴルで中国産の即席ラーメンを食べた学生2名が死亡
http://news.naver.com/news/read.php?mode=LSS2D&office_id=081&a... [naver.com]
パナマの毒入りシロップ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070531-00000024-rcdc-cn [yahoo.co.jp]
輸入・輸出製品でぱっと思いつくだけでもこれだけ。
Re:中国ではよくあること (スコア:0)
日本も含め発展途上の時期は無知や成長優先、また急激な成長のため予測していなかった問題の発生や
隅々まで目が行き届かないなど問題が発生する要素はいくらでもあります
もちろん中国を擁護するつもりは無いですが、これから時間をかけて成熟していくのでしょう
今やっていることだって数十年や数百年後には"とんでもない"と言われるかもしれないわけです
同感ですが、時期がまずいかと。 (スコア:4, 興味深い)
えー、今まで読んだ書物の中で記憶にある食品問題の例だけでも。
・牛乳----------------加水、石灰水、塗料の混入での水増し
・小麦----------------石灰(!)、枯草での増量、価格の安い燕麦などでの増量
・ワイン-----------------鉛の添加(甘味付加の為)、加水
・コーヒー(粉)の偽装-------出がらしのコーヒー粉、木炭/焙煎した他の植物での増量
まだ色々ありますが、利益目的の食品偽装は遥か前から行われています。
例ではヨーロッパがメインですが勿論日本でも行われていました。
昔は醤油や日本酒など量り売りでしたから混入、水増しが常に疑われていました。
(だから町の酒屋さんは周囲から信用/人望が必要だったそうです)
問題は有害化学物質の混入です。
ワイン+鉛が有名ですが、近代では戦前のドイツで缶詰業者と科学者が保存料添加について論議になってます。
(当時のドイツでは缶詰が大きな産業ではなかったのもあり、保留つきの禁止となりました)
こうして欧米諸国は今まで化学物質の開発、利用、安全調査、規制などを時間をかけて行ってきました。
その為今は過去に発見(露呈)、禁止された「有害だけど利益の上がる方法」の情報が大量に有ります
ただ、先進諸国の企業がこれらの手法を利用するにはあまりにもリスクが大きすぎます。
(海外でも雪印事件ほど極端に非難されるかは分かりませんが…)
しかし中国では状況が違います。急激な成長をしていますが、中での競争は激烈です。
また急成長/高利益が可能な時期は短期間である為、その短期での利益を追求します。
この状況下では「有害だけど利益の上がる方法」を利用する誘惑はかなり強いのではないでしょうか?
急激な流通の変化で当局の規制も後手に回ってしまう状況ですし、賄賂等で発覚リスクを減らす手段もありますし。
従来ならば国内で流通して国内問題で済んだのでしょうが、中国が世界の工場になりつつある為
問題の製品/食品が大量に遠距離まで出回るようになったので影響に拍車がかかります。
しばらくは(10年間ほど?)色々と問題が出てくるでしょう。
私としても中国を擁護するつもりは全然無いですが、近い将来中国の企業淘汰が進んでいけば、
「信用」という価値を重視せざるを得なくなるのである程度問題は減少すると考えています。
(検査体制、法規制の整備なども並行するでしょうし)
#まぁ企業がグループ化とかで集中していく状態がいいのかは分かりませんが。
※以下思い出せる参考図書名です----------------
保存食品開発物語---スー シェパード (著), Sue Shephard (原著), 赤根 洋子 (翻訳)
中世のパン --------フランソワーズ・デポルト (著), 見崎恵子 (翻訳)
コーヒーの歴史 ----マーク ペンダーグラスト (著), Mark Pendergrast (原著), 樋口 幸子 (翻訳)
ヨーロッパの舌はどう変わったか―十九世紀食卓革命----南 直人 (著)