「液体鏡を使った巨大望遠鏡」記事へのコメント

表面張力はいいとして

[Anonymous Coward]

傾けたりしたら、液体の重さが下にかかって、表面張力程度では形状を保てないんじゃないかと
思うのだが、
傾けないで運用するのかな？

表面張力を使ったところで、重力はなくなるわけではないので、液体と自重を支える
強度（か、あるいはひずみを補正する仕組み）がメッシュには必要だとも思うのだが、
これは固体の鏡を支えるのより、液体に浸されたメッシュを支える方が、簡単なのだろうか？

そりゃ表面の滑らかさは、物理の法則が面倒見てくれますけどね。

邪眼は月輪に飛ばない

[SteppingWind (2654)]

どうも多くの液体反射望遠鏡と同様, 遠心放物面を使った物らしいですね. 今回の物は真空中とか低温でも使えるような工夫が施されていて, そのネタが表面張力に関係しているらしいとか.

だとすると, 決定的な弱点として主鏡は天頂方向に固定されていて, 緯度方向の視野が極めて限られる(数度～10度前後ぐらい?)ってことでしょう. こうなると使用目的としては銀河中心のピンポイント観測とか, 逆に目標を特定しない深宇宙サーベイになっちゃうのではないでしょうか? その点, 同じ次世代100m級天体望遠鏡でもOWL [eso.org]の様な汎用性を持ったものとは毛色が違いそうです. 言ってみれば赤外線版のアレシボ300m鏡 [naic.edu]みたいなものかと.

Re:邪眼は月輪に飛ばない

[oltio (3848)]

望遠鏡じゃなくて、月の方を回せばいいんじゃないかな。

Re:邪眼は月輪に飛ばない

[imaic (31975)]

経度方向も流れていくので長時間露出できないことになるんじゃないか？

Re:邪眼は月輪に飛ばない

[imaic (31975)]

今回のは遠心力＋重力で放物面を作る従来の方法ではなく、メッシュを使うのがポイントなんじゃない？
重力も回転させる機構も要らないのではないかと。

Re:邪眼は月輪に飛ばない

[Anonymous Coward]

そこで輸送のしやすさが生きてくるわけです。

Re:邪眼は月輪に飛ばない

[Anonymous Coward]

南極への輸送が大変そうですね・・・

Re:邪眼は月輪に飛ばない

[little( (31297)]

月の海は、「海」とはいっても液体で満たされているわけじゃないので、南極であろうと輸送の手間は変わらないと思いますよ。