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日本とアメリカのタミフル処方方針の違い?とかあるのでしょうか
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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー
全く順序が逆 (スコア:0, 荒らし)
厚生労働省の許認可能力にも限界があるということだな。
やはり、うまい話には気を付けなくっちゃ。
Re:全く順序が逆 (スコア:0)
日本とアメリカのタミフル処方方針の違い?とかあるのでしょうか
#イメージだけどアメリカのFDAの方がいい仕事している
Re:全く順序が逆 (スコア:2, 興味深い)
ヽ( )`ω´( )ノ
Re:全く順序が逆 (スコア:5, すばらしい洞察)
そんなことはありません。 [nejm.org]
>それから世界のタミフル消費の半分を占めているのが日本らしいです。
風邪の症状で庶民が48時間以内に医者にかかれる国が他に存在しないからなんですけどね。
Re:全く順序が逆 (スコア:3, 興味深い)
もうひとつ、インフルエンザ脳症は怖い! と、日本のマスコミがめいいっぱいインフルエンザの危険性をあおっていた、というのがありますね。
新聞記事のデータベースで過去記事を「インフルエンザ」で検索してみるとわかりますし、覚えている人もいるでしょうが、2004年頃には「今日もまたインフルエンザ脳症で1人重症になった」とか「タミフルがあれば脳症の重症化が防げるかも」と今と正反対のことを一生懸命煽ってくれています。これも日本だけの現象。
当時は「脳症が怖いからタミフルを!」と目を剥いて、絶対にタミフル持って帰ってやるぞ、という親で外来が溢れていました。(むしろそういう風潮に医師の方が疑問を持っていました)
そもそも単なる抗ウイルス薬の一種であるタミフルが、こんなに有名であること自体が異常なんです。宣伝したのはマスコミです。
あれだけ宣伝しておいて、2006年になったら一転して「インフルエンザで死ぬことはない!」とか「日本の医師がバカだからタミフル出しすぎなんだ!」とかいうコメント掲載してるわけで、マスコミって本当に気楽だな、と心から思いました。
ほかにもタミフルの処方が日本で多い原因はあります。
・風邪ひいても休むという習慣がなく、せいぜい3日くらいで出勤しないと怠け者と思われる文化なので、タミフルによる病悩期間のわずか1日の短縮の意味合いが諸外国と比べて強い。
・世界のインフルエンザワクチンの9割はヨーロッパとアメリカで使用されていますが、日本は接種率が低い(言うまでもなく1990年代後半だっけ?にマスコミがワクチンの副作用を煽ったからです)
・医師の技術料金が諸外国より非常に低いので薬を出さずにアドバイスだけして返しても病院は利益にならない
Re:全く順序が逆 (スコア:0)
Re:全く順序が逆 (スコア:1, 興味深い)
タミフルは、特許の関係で製造所が限られている上に、消費期限が短い。
だから、もともとそんなに沢山は流通してない。
にも関らず、そんな貴重なタミフルの在庫を(世界中から買い集めてでも)十分にそろえるように散々煽ったのはマスコミ。
これ豆知識な。
Re:貴重なタミフル (スコア:5, 参考になる)
日本でタミフルがふんだんに使われるのは国の豊かさと医療保険制度のたまものです
英国のように「医療費は無料」でも「予約により診療は一週間後」だと、インフルエンザは 既に快復してしまっているので、タミフルは処方されません。日本は、風邪で医者にかかれる幸せな先進国なのです。
タミフルの生産量が少ないのは、現在の原料が植物(八角)で生産量が少ない為です。化学合成の手法は日本で確立されていますが、まだ実際の合成は始まっていません。
タミフルが貴重なのは、「H5N1」型という人間にはほとんど感染しない鳥インフルエンザ・ウイルスが「人間感染型」に変異して、世界的な規模での流行する事が懸念されているからです。致死率は現時点で7割弱です。
タミフルが本当に必用とされるのはそのような増殖力の高いウイルスに対抗する場合で、現在でも日本以外のほとんどの国では、タミフルはその様な流行に備えるための「国家備蓄薬」という位置づけで購入されています。WHOの勧告に基づいて、世界中の国が備蓄に務めているのです。
特許の関係もあって、タミフルの価格は高価です。でも、現在流行しているインフルエンザ・ウイルスより遙かに増殖能力が高い(つまり、急激に人間の細胞を破壊するのです)ウイルスの増殖を押さえ込めるタミフルの備蓄は、国民の人数分のワクチンが用意できない場合には、本当に生死を分ける可能性があるのです。
多数の鳥インフルエンザの感染死者が出ているインドネシアが、最新のウイルスをWHOに提供せずにいるのは、高価なタミフルやワクチンが開発途上の貧しい国家では入手できない可能性が高いからです。そういう貴重な薬品を、生命の危険がほとんどない成人が使用する日本は、世界からみて異常です。(健康保険制度のおかげですが)
現時点の情報を少々
・ワクチン:対応できるプレ・ワクチンの開発に成功。1000万人分を備蓄予定。
(人間感染型のウイルスはまだ出現していない。本当に有効なワクチンは流行後にしか作れない)
・抗体医薬:ダチョウの卵として大量の抗体を作り出せる可能性が出ている。
・インフルエンザ汎用ワクチン:開発途上。成功してくれるとありがたい。
医療情報は「命の情報」なので、バランスをとって報道しないと危ないのですよ。