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ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ
核エネルギーの実情 (スコア:3, 興味深い)
核分裂炉に比べると,放射性廃棄物は格段に少ないですが,それでも出ることは確かです.特にこれから実験しようとしているD-T反応(重水素とトリチウム)では,T自体も放射能となります.D-D反応(重水素同士)だと軽減されるのですが,プラズマ状態生成がD-Tより難しそうですから,まずは簡単な方からというわけです.
ただ,事故に関しては,分裂炉級の悲惨な事故は原理上起こりえないと思います.もし炉が爆発すると(するわけないのですが),高温状態が維持されないために,プラズマ状態は即消滅してしまい,自動的に反応は停止します.ここが分裂炉との大きな相違点で,分裂路中の燃料は,一度熱中性子を吸収すると,反応を停止させようとしても燃料自体はしばらく(数年スパンで)発熱を続け,その間は結構な放射線量を持ってます.
しかし,また話がずれますし,話題にするのもどうかと思うのですが,化石燃料がこれまでに出してきて犠牲者と,原子力関連で出した犠牲者はどちら多いのでしょうか.炭坑や油田での死者数は半端な数ではありません.
また,原爆や水爆などの戦争ツールを考えても,これらを構成する下位技術(輸送車,輸送船,輸送飛行機,爆撃機など)を動かす化石燃料の功罪と,原水爆の功罪はどちらが大きいでしょうか? 正味の殺傷数はいかに?
つまり「道具は使い様」であって,この本質は包丁だって変わりません.例え戦争が発祥だろうと,それは本質的に人が動物である限り,自然なこととも言えるのでしょう.つまりは,核エネルギー技術も,人の自然な進化形態の一部だと認識するようなものの見方も必要です.
うーん,「常温核融合」とは話がそれてきてしまいましたが,核エネルギー技術の発展なしには,人類の宇宙脱出は無理ですからね.地球上で野垂れ死ぬことなく,発展を続けるためのキーテクノロジーだと思います.
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