「本家インタビュー：サイバー法学者レッシグ教授」記事へのコメント

著作権の除去が社会の益であれば

[pee02674 (7296)]

市民も議会も目を向けるはずですよね。
著作物をPublicにするよう、圧力をかける制度が有ればいいと思う。
よって、著作権の維持コストを著作権者に要求しよう。
利益に応じた著作権更新手数料を払わなければ、著作権が消失するように。

金になる著作物は著作権者が保護し続けるだろうし、益にならない著作物は
圧力に流されてPublicになるだろう。それは社会資本として文化に蓄積される。

著作件の切れる期間を、短く設定すれば(無理だろうけど)、
「ぎょーかい」はとりあえず延長料を払わざるを得ない。
むしろ、著作物で飯喰ってるぎょーかいがこれだけ大きくなってるのに
そのメシの種である著作権が税の対象にもなってないのがおかしいのだ。
著作権維持したければ金払え！国庫も潤う。どうですか大蔵大臣殿。

Re:著作権の除去が社会の益であれば

[krias_zero (11723)]

問題は、ベルヌ条約ですね。
私も著作権の期間を短くする、もしくは登録によって権利が発生するようにする
という変更には賛成したいところですが、これは明らかにベルヌ条約違反に
なってしまいます。日本の政治家に新たな著作権同盟を作ろうということ
まで言えるのかどうか、甚だ疑問です。それくらいの能力を持って欲しいけれど。

ちなみに日本の法学者はこの手の話をほとんど行おうとしません。
立法論をするのは「逃げ」だととらえられがちだからのようです。
だいたいの場合、「それはベルヌ条約違反だ」の一言で切られます。

レッシグ教授は、「ベルヌ条約を改正すればよい」と言ったらしい [hosei.ac.jp]ですけど、
日本の法学者でここまで言い切れる人なんてほとんどいないでしょうね……。

#あ、上のリンク先、コモンズ読むときに参考にすると結構役に立ちます。
#白田先生が書いた「勝手につける『コモンズ』への解説」 [hosei.ac.jp]です

Re:著作権の除去が社会の益であれば

[Anonymous Coward]

このリンクはすごいですねー、すごく参考になりました、教えてくださってありがとう。

本文最初の太文字が 「なげーよ。」 なのは笑えた。

Re:著作権の除去が社会の益であれば

[Anonymous Coward]

＞どうですか大蔵大臣殿。

私は財務大臣ですが、何かお間違えでは。